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てっぽうのページ

てっぽうのことが載ってるよ。 サッカーとか液晶テレビとかの話題は他へ行ってくれよな。

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八九式源文カービン

 

 

マルイ製:電動、自家製カスタム

八九式がマルイから出た頃、2chのスレの中で「源文カービン」というものが話題にあがった。こんなんだ↓

小林源文先生の劇画は私も大好きなのだが、残念ながら89式カービンの出る作品は見たことがなかった。なので私の中の「源文カービン」は上の写真のやつが元だ。で、この写真はどうやらコラらしいということになっていた。真実はどうなのか知らない。いや、真実などどうでもいい。大事なことは「↑のカービンがかっこよすぎる件について」ということだ。

既存銃の短縮化は、見た目以上に楽だ。基本的に「切って縮める」だけである。だから、八九式の折曲式銃床モデルが出たとき、「作るしかない」と決意した。

問題は短縮化に伴う「電源問題」である。このマルイ製の銃は、ウナギバッテリー(AKバッテリー)を使う。八九式のバッテリースペースはミニマムである。バレルの上に、長いウナギがやっと入るスペースしかない。これを切り縮めると、ウナギに7つあるセルのうち4つ分しかスペースがなくなる。 残り3個のスペースはどこにもない。固定銃床なら銃床に入れられるので問題はないのだが、固定銃床のカービン作っても仕方がない。

そこで、単4電池(ニッケル水素)を7つ入れられないか、切り詰めたあとの想定でハンドガードの中に入れてみた。OK。余裕ではいる。よし、電源問題は解決だ!!・・・というわけにもいかず(失敗したら悲惨)、実験をしてみた。顛末は12月29日付の日記で述べてある。結論だけ言うと、失敗。単4電池7個集めて7.2Vの電圧稼いでも、八九式のユニットはうんともすんとも言わなかった。そんなとき、R86A2という方が情報をくださった。バッテリー関係は、そんなに甘くないぞ!と。私の暴挙に対して、優しく教えてくださった。で、結論。7.2Vという「同じ電圧」でも、「だらだら長時間電気を出し惜しみして長持ちする単4ニッケル水素電池」と「大電流を短時間に大量に放出する専用バッテリー」は、同じように見えて別物、とわかった。教えてくださったリンクでも勉強したが、とにかく単4ニッケル水素では解決しないことがよくわかった。

R86A2さんは、「リチウムポリマー」バッテリーを薦めてくださったのだが、扱いがやたら面倒そう。充電や放電を間違えると、発火したり爆発する危険がある、と。研究して悩んだ結果、「切り詰めたハンドガード内に電源を保持する」という計画は捨てることにした。で、電源はスリング装着式にすることとした。安易な方法だが、このまま悩んでいたら年が明けてしまう。・・・電源問題はとりあえず解決した。ようやく「切った貼った:自作工作」の始まりである。

まず、フロント部をばらす。ねじを計8本外すだけで、フロント部は分解できる。いろいろ考えた結果、切り詰めた量は63mm+84mm=147mmである。前半の63mmは、フロントサイトを前へ移動させる量。後半の8.4mmは、ハンドガードを切り詰める量の総計が147mmである。下の写真は、左が加工前、右が切り詰め予想図である。

  

後端を切り詰めてバレル全長を短くするのが骨子だ。バレルにはフロントサイト固定用のねじと、銃身固定用のねじ穴を開けなければならない。↑

穴を開けるときには、穴位置がずれないように、細心の注意が必要である。着剣装置を利用して、穴あけのガイドとした。

で、先ほど、切り詰め自体は完成。

あとはハンドガードだけ。とりあえず正月休みには完成予定。

続く>>

 

<2007年12月31日追記>

ハンドガードを加工した。

   

   

接着部分は仮止めで、ガラス繊維で補強、プラリペアで造形する予定。と思ってプラリペアを久しぶりに出してみたら・・・溶剤が空。パウダーはまだ90%以上残っているのに、溶剤だけ蒸発してしまっていた。仕方なく通販で注文。2〜3日後に作業再開・・・のはずだったんだが、やっぱりちがう、これ。元になった写真(このページの一番上の写真)より全長が長い。ハンドガード下の鉄板ハンドガード部分(名前知らない)が露出している。元になった写真では、この鉄板部分は露出しない。よし!作り直しだ。今度は鉄板ハンドガードが見えなくなるように加工だ。短くなった89カービンだが、さらに約4cm短くなる。SG550に対するSG552のポジションか?あと3時間ほどで新年。除夜の鐘でも聞きながら(家からは実際に聞こえる)がんばる。ではみなさん、良いお年を!!

続く>>

 

<2008年1月1日追記>

あけおめノシ  ことよろノシ ゆいねーさんだよ〜〜! ノシ ノシ ノシ

というわけで、ゲンブンカービン完成した。ハンドガードの樹脂部分前端いっぱいまで切り詰めた。SigSG550に対するSG551ではなく、SG552の領域である。もはや「カービン」ではなく「SMG」である。「しまった。切りすぎたよぉ」と一瞬思った、正直なところ。が、構えてみて振り回してみたら、これがまたイイ!!んだよね。なんか手にした瞬間「で?どの経路で突入するわけ?」と本能的に思ってしまうという感じで。

通販で注文したプラリペアが、今日になっても「注文受領」のメールすら来ない。何という怠慢だ!・・・正月か、無理かw しかたなく、溶剤のないプラリペア、実質「樹脂の粉」と瞬着をコラボして使った。瞬着だけでは接着力が弱いし、瞬着だけを盛り上げて補強することはできない。が、多めに盛り上げた瞬着部分に溶剤のないプラリペア改め樹脂の粉を使用すると、強固なパテとなる。パテという領域ではなく、溶接一歩手前の領域だ(プラリペアは文字通りの溶接だが)。この部分では絶対に折れなくなる。試しに実験したら、接着した部分ではなく、接着していない部分で折れた。

今回の作業で一番の難点だったのが、鉄板ハンドガードの切り詰め部分。3D作業になるので、計測値だけではぴたりと来ない。結局、現物あわせのその場的工作となった。

電源部分は、とりあえずサンヨーのMPEFGビデオXactiのポーチを使った。なんかブラブラしてかっこ悪いが、しかたない。将来、本体に内蔵できて使える電源が見つかったら、そちらへ変更する予定。

今日、いちまるよん氏から、ゲンブンカービンについての励ましと資料をいただいた。


注:このイラストの著作権は「いちまるよん」氏にあります。
無断での流用、配布、掲載はご遠慮ください。

おお!すごい!いちまるよん氏はゲンブンカービンの研究者か?これは非常に参考になった。が、「ゲンブンカービンの元となった主作品はレイド・オン・トーキョー」と教えていただいた。レイド・オン・トーキョー。ん?レイド・オン・・・・。「!」ヲイヲイ、俺持ってるがなw てっきり俺が持っていない源文作品かと思いこんでいたしw

で、引っ張り出してきて確認。おお!確かにいちまるよん氏のイラストと同じだ!!特に感じたのが、フラッシュハイダーの形状。XM177のような太くて長い円筒形。この形状がかっこいい。どこかにないかなぁ。

さて、無事完成したゲンブンカービンだが、この調子で未完成お蔵入りのプロジェクトを、次々と完成させたいものである。特にマカロフは、手つかずでずっと気になっている。早急に何とかしたい。今回のこの勢いで突破できればいいのだが。

ちなみに小林源文先生の「レイド・オン・トーキョー」はいったん廃版になり、再販本は「トーキョー・ウォーズ」となっている。

 

<2008年1月3日追記:ブルーバックの写真群>

なんか純正のハイダーがかっこわるいので、XM177のハイダーをつけてみた。このハイダー、今は亡きLSのXM177プラモ(弾が出る方の奴)のもの。強度とか全然ないので、完全にお飾り用。

ハイダーは、こっちの方がかっこいいと思う。せっかく短くしたのに、ハイダーで全長が伸びてしまいちょっと残念だけど、やっぱこっちの方がいい。

短いタイプって、本当に取り回しがいいのか?と、ふと疑問に思った。自分、ゲームの経験があまりないので、よくわからない。正月休みの暇に任せて、実験してみた。

「実験1:乗車」

愛車B4の後部座席に乗ってみた。ああ、やっぱり普通の八九式持って乗ると、窮屈。ちょっと身動きすると、そこら中にぶつけるし。FNCでもそのままだとじゃま。でもストック折りたたむと、とたんにじゃまじゃなくなる。で、ゲンブンカービンのサイズだと、そのままでもいいし、ストック折り曲げると、おお!!天国だ!!FALのロング(G1)はじゃま通り過ぎて後部座席の隣に誰も乗れなくなるしw 着剣したモシンナガンに至っては・・・wwww

「実験2:突入」

裏の倉庫に突入し、一番奥まで行ってみる。積んだ段ボールの隙間を通るときでも、ゲンブンカービンのサイズだと、とりあえず銃を構えたまま前進が可能。AK74MNは、ストックをたたんでも意外に長い・・・前に長い。何度もハイダーをぶつけた。FALロングは天井狙いながらしか前進できないし、着剣モシンナガンは天井に銃剣当たって折れそうになった。

「実験3:休憩」

トイレ(和式大)へ入ってみた。ストックを折り曲げたゲンブンカービンだと、踏ん張りながらでも即応体制で構えていることが可能だった。着剣モシンナガンは、トイレに持ち込もうとしているところを母に見られ、母の目に浮かんだ蔑みと哀れみと後悔の色が悲しかった。

実験の結果、「短い銃は何かと便利である」「銃(特に着剣モシンナガン)を手にしたまま家の中をうろつく行為は親不孝である」と言うことがわかった。今夜は早く寝よう。

 

<2008年1月7日追記>

  1. 黒穴があった・・・らしい。この有名なイベント、田舎在住の俺は当然行ったことはないが、知ってはいる。
  2. 小林源文大先生のサイン会があった・・・らしい。これも小林先生のサイトで見て知っていた。
  3. そこへ、私のこのサイトへたびたび来てくださる(ご投稿もいただいている)常連のある方が行かれた。
  4. その方は、手に何か(写真)を持っていらっしゃった。
  5. その方の帰り、その写真にはなにやら手書き文字が記入されていた。
  6. その写真は、なぜか今、私のところへ旅をしている最中である。

「常連のある方」とはtanntann1さんである。「WZ63」で見事な写真 をご披露くださり、私にM249の「ノーマルストック」をくださったあのtanntann1さんである。

tanntann1さんがくださった写真はこれ↓この通り。

tanntann1さんは、このページのゲンブンカービンの写真をプリントアウトして持参され、小林先生ご本人に(!)お見せくださったわけだ!! 見事に小林先生ご本人の自筆(サイン)である(私の名前はぼかしでごめん)。この↑写真は黒がかぶって、小林先生のサインが見えにくいので、サイン部分だけ着色したのがこれ↓。

さて、もう一枚。これ↓には驚いた。

「こ、公認されてしまった〜〜〜〜〜あぁぁぁぁ!!」(爆

tanntann1さんはサイン会で、私の作ったつたないゲンブンカービンが、2ちゃんの住人らしき人たちからメールで「小林先生に失礼だ!」のように中傷されたことを、小林先生にお話ししてくださった。すると小林先生は快く「公認」をくださった、と。爆!核爆!!・・・

当然、事務所を通したりした正式な公認ではなく、小林先生がサイン会の席上で「しゃれとして」くださった「公認」だと言うことは理解しているので、「商品化の際には私に話を通せ!」のようなものだと勘違いなどしていない。みんなも勘違いしないで欲しい。あくまでも「大人のしゃれとしての公認」である。

それにしても、「黒穴」「小林先生のサイン会」「ゲンブンカービン」を瞬時に結びつけ、それを即実行に移されたtanntann1さんの企画力と決断力と行動力、サイン会で突然出されたゲンブンカービンの写真にサインだけでなく(しゃれの)公認をその場で与えてくださる小林先生の懐の深さ・・・。日本って、まだまだすごいよ!!俺なんて、まだまだだよぉ。

サインと(しゃれの)公認をくださった小林先生。それを実現してくださったtanntann1さん。ありがとうございました。心から御礼申し上げます。

追伸1:小林先生ごめんなさい。まだ黒騎士物語買ってません。さっきアマゾンで注文しました。その他、まだ持ってない本も、これから順次発注します。ごめんなさい。

追伸2:小林先生は上記の写真をごらんになり、この89式に付いている消炎器は先生のイラストの物より高性能だそうで、 「別にマルイの物そのままでも良いのではないか」との事だったそうでした。tanntann1さん談。

 

<2008年1月9日追記:イエローバックの写真群>

ハンドガードにある片側3つの放熱(?)穴を開通させた。中がよく見えるようになったので、BB弾チャージャー用パイプを使って、ガスパイプを再現してみた。

 

<2009年5月4日追記:ピンクバックの写真群>

PEQ型バッテリーケースを手に入れた。スリングにテープでミニバッテリーつけた状態だと、やっぱ扱いづらい。TOPのガスブロユニットは、どうやら出るかどうかも分からなくなってしまった。これさえあれば、バッテリーからも解放されると思っていたのに、仕方ない。PEQバッテリーケースは、あまりかっこよくないが、外部バッテリーケースとしては、やはりこれしかない。

今回、一番の課題は「サイクルの遅さ」だ。何の脈絡もなく話題が変わったが、これが本題。八九式小銃八九式騎兵銃銃は、きびきびした発射サイクルなのだが、このゲンブンカービンだけはサイクルがのろい。同じバッテリーで撃ち比べをしても、明らかにサイクルが遅い。八九式小銃と八九式騎兵銃が「ダダダダダダダ!!」だとすると、ゲンブンカービンは「ダン、ダン、ダン、ダン・・・」という感じ。八九式小銃と八九式騎兵銃が「MG42」だとすると、ゲンブンカービンは「M3グリースガン」という感じ。

仮説1)メカボックス内の抵抗が大きすぎる。
結論1)メカボ開けてみたが、何も異常はなし。

仮説2)モーターがへたっている。
結論2)八九式小銃と八九式騎兵銃のモーターと交換してみたが、変化無し。

仮説3)電路の抵抗が大きすぎる。
結論3)電路を可能な限り短くし、抵抗の小さいコードに換えたが変化無し。

仮説4)呪い。
結論4)神棚へ奉ってお祈りしたが、変化無し。

仮説5)すねている。
結論5)褒めちぎってみたが、変化無し。

暗礁に乗り上げ、途方に暮れる。が、何度も何度もバラしているうちに、あることに気がついた。完全に組み立てていない状態だと、一瞬、サイクルが速くなるときがあるのだ。でも、完全に組み立てると、サイクルは牛になる。どうも、この辺りが怪しい。

そして、遂にサイクルが「正常」になった!!何が原因か分からない(この時点では)が、完全に組み立てたのに、サイクルが速い!!正常だ!!「ま、原因分からなくても、サイクルが正常になったんだから、これでいいっしょ!!」といつものノリで、机の上をかたづけた。すると、小ねじが4本余ってる・・・どこのねじ?同じねじを4本使う場所・・・グリップだ!!グリップ裏側からボディ(メカボ)へ向かうねじだ。こりゃしまった!と、再度モーターを引っ張り出して、ねじ装着、再組み立て。サイクルが・・・元に戻ってる(遅くなってる)しw で、やっと原因が分かった。メカボ内部のギアに対して、モーターがオクへ入りすぎてるんだ!!

ためしにさっき装着したグリップねじ4本を外して、再組み立て、試射。おお!サイクルが速い。原因はこれだ。

対処:ねじを外したままにする。

モーターとボディ(メカボ)の間にスペーサーかませようとしたが、ちょうどいいものがなかった。多分必要なクリアランスはワッシャー1枚程度の薄いもの。そんなもの自作も面倒。で、一番の解決策が「グリップをメカボに固定するねじを、装着しない・・・一番楽な解決方法ですw 強度が心配だが、ゲームしないし、ま、大丈夫でしょう。

そう言えば、昔持ってたマルイ製MP5クルツも同じ症状だった。やはりサイクルが遅く、「ボフォースの40mm対空砲か、お前は!!」という代物だったので、嫌気がさしてオクで売ってしまった。しまった、あれ、直せたかも知れないのに。

マルイ様。製品のチェック(正常作動するかどうかのチェック)は、しっかりやって下さいませ。今回のゲンブンカービン、新品で買ったもの。改造にあたって、フロントセクションの加工のみだったので、リアセクションは一切分解もしていない。つまり、買ったままの状態で「スロー作動」だったわけで、マルイ様はまじめに検品してるんでしょうか、と疑問しきり。メカボのヴァージョン2系は、モーターの位置決めを、メカボとは別部品のグリップで決めているわけだ。こうしたトラブル、他にもあるんじゃなかろうかしっかりしてくれ、マルイ様!!

 

 

ずんぐりむっくり

思いっきりカット

折曲銃床
 

やっぱ短いw
 

銃身はオリジナルの約半分

カービンと言うよりSMG
 

XM177形式のフラッシュハイダーがほしい

八九式の機関部はかっちょいいと思うが、いかがか

M4より短い
 

なんかテロリストのかほり
 

UZIと大して変わらない長さ


XM177のハイダー



ちょっとかっこよくなった

何の脈絡もなく百式と