RSのドラグノフ発売寸前って、ドラグノフ界はバブルだった。TM企画とかのエアコキが、中古でオクで7万円前後の相場・・・しかも樹脂スト。木ストモデルだと、エアコキなのに10万円をくだらなかった。しかも、圧倒的にタマ数が少なかった。で、RSのドラちゃん発売で、バブルはピークに。俺と同じ時期に仕入れた人たちの中には、「スコープなしモデルで」17万円！！という高額落札で一儲けしたヒトもいるようだ。
その後しばらくは、RSのドラちゃん品薄状況が続き、CAの電動ドラちゃん発売！！そして、A&Kのエアコキ発売！！
RSのドラちゃんが日本に入ってきてから4ヶ月。あれほど「高嶺の花」だったドラちゃんが、すっかり「庶民の銃」になった。今オクを観てみると、スコープ無しのRS製が中古で5〜6万円程度。CAの電動は新品が多いのか、7〜8万円のスタートだが、全然売れていない。A&Kのエアコキも、スコープ無しだと売れるのは1万5千円まで。半年経たないうちに、ドラちゃんのこの暴落ぶりは何だ！！
RSのを手に入れた俺には関係のないことなのだが、RSのドラちゃんと同時に仕入れた「怪しい出所のスコープ」が気に入らなくなり、「ちゃんとした」スコープを手に入れるべく、オクへ（もう、オクがないと俺の生活成立しないしｗ）。するとなんと言うことだろうか、「まともな欲しいスコープが出品されていない！！」。・・・そうか、ドラちゃんの庶民化に伴って、「ちゃんとした」スコープの需要が急上昇、市場になくなっていた！！クソゥ、97式や56式と同じで油断した！！
虚しくオクを彷徨っていたら、このA&Kエアコキのスコープ付きをみつけた。同時に、ベラルーシ製の「ちゃんとした」スコープもみつけた。両方とも同じスコープで、前者は4万前後（予想）、後者は2万9千円（即決）。差し引き、1万1千円・・・A&Kエアコキドラちゃんの値段である。ベラルーシ製のスコープ手に入れたら、今持っている「怪しい」無印スコープは手放すことになる。そうだ！！A&Kのエアコキに装着して売ればいいんだ。・・・ということで、買う予定のなかったA&Kエアコキドラちゃんが今手元にある。
エアコキで実売価格1万5千円というこの銃、いかにも安物の粗悪品のように思うかも知れないが、中々どうして、しっかりした造りだ。まず、金属製であること。鉄ではないが、亜鉛かアルミのダイキャスト製。必然的に、剛性高し。これだけ長い銃なのに、振り回しても「アンアンギシギシ」は皆無。造りも上等で、各部の造形はバッチリ。エッジも立っていて、たいしたものだ。重さは・・・驚くほど軽い。アルミ多用の成果か?昔は重い銃の方を喜んだが、寄る年波で体力もなくなり、重い銃はもう勘弁。軽いといっても、樹脂製のペラペラの軽さではなく、「全鉄製のRSドラちゃんと比べて」である。「銃を手にしている」と感じるほどの重さはある。
コッキングをしてみる。VSRやAPSのように「驚きの軽さ」ではなく、旧来のエアコッキング銃そのもので、引き終わり（ピストンがシアに引っかかる瞬間）に最大の力が必要なタイプ。空撃ちした感じでは、十分な威力があると思われる（すぐに出品する銃なので、実射はなし）。頬付けしてそのまま右手を伸ばせば、オペハンに自然に手が届き、それなりの連射も容易。
樹脂部分（ハンドガードとストック）もしっかり作ってあり、安っぽい樹脂の感じはしない。黒一色のこの銃、いかにも特殊部隊という感じがして、これはこれでかっこいいじゃないか。とは言え、俺だったら、ストーンペイントでもっと樹脂部分をざらつかせるとか、56-2式のように「いかにも旧東側の銃のようにチープな茶色で塗ってベークライトもどき」にするなど、アイディアは浮かぶ。イズマッシュ社の現用にしてもいいかも知れない。ストックは大幅改修が必要だが、所詮は樹脂、勝算はある。ハンドガードは、前端に横線がずらり・・・得意の樹脂積層表現だから、面倒だけどOK！！銃本体が安いので、惜しむことなくカスタマイズできそうだ。・・・段々売るのが惜しくなってきた。い、いやだめだ！！ここのところ衝動買い続きで、さすがに転売しないとヤヴァイ。クソッ。
もしこのエアコキドラちゃん、RSの前に発売されてたら、相場は3〜4万円でも十分に売れてただろうな。自分も速攻で買ったと思う。RS製が行き渡り、CA製も参加した今、エアコキで大量販売は難しいだろうね。半年前！！・・・半年前にこの銃が出てたら・・・。A&K社さん、残念だったね。
