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てっぽうのページ

てっぽうのことが載ってるよ。 サッカーとか液晶テレビとかの話題は他へ行ってくれよな。

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ドラグノフ狙撃銃 SVD

 

 

RS(Real Sword)製:電動

ロシア(ソ連)の銃に対するイメージは「堅牢」「虚飾を廃した合理主義」「大量生産」「安価」である。誰がなんと言おうが、これは譲れない!! それで、必然的に「精度はよくない」というイメージにたどりつく。物量の反対側にあるのが精度である以上、物量と精度が同居してもらったら困る。米国も独逸も英国も日本も困る。だから「ロシアの銃は、安価で大量配備が可能だが、精度に劣る」という結論に達する。・・・かといって、それが兵器として「有効ではない」とは「言っていない」。エイブラムスが優秀な戦車で、T55なんかでは歯が立たないのは当然なのだが、 いくらエイブラムスとは言え、たった1台で100台のT55を相手にしたら、勝負は目に見えているであろう。「百発百中の砲一門は、百発一中の砲百門に勝る」と、かの大先生(ここでは名を伏せる・・・尊敬している人なのでw)が曰ったが、たわけた言葉だw 戦場で必要となる冗長性を考慮すれば、結論は覆る(故障したら?という観点)。つか、百発一中の砲を百門しか用意できないのが悪いのである。どうせこんな砲は安いんだから、一千門か一万門用意すればいいのである。百発百中の砲は高いので、数そろえられないしw

ということで、旧ソ連と現在のロシアの兵器に対する考え方が(俺の脳内で)定まったところで、本題。ソ連はその思想(安い兵器を大量に)故に、「狙撃の分野では劣っている」、こう私は(脳内で)考えた次第であります。考えたというより(脳内で)イメージを持つに至った次第であります。然るに、ドラグノフなる見た目からしてみすぼらしい狙撃銃などは、「貧乏人の狙撃銃」、粗悪狙撃銃であるとの結論に(脳内で)達したわけであります。

ところが、国の制式兵器というワクにとらわれず、世界のどんな兵器でも使用できるはずの「社会福祉公社」が、なんと狙撃手のリコにドラグノフを使わせているではないか!! この段階で自分が世界最高と(脳内で)思っていたPSG-1ではなく、ドラグノフ!! 貧乏人のための涙無くしては語れない貧乏狙撃銃、ドラグノフ!! な、なぜ?

映画第9分隊(9 POTA)では、上記の俺の脳内イメージ通りの雰囲気だった。最前線近くの教練場で、埃にまみれて「ほい!」と渡されて使われる狙撃銃。精密機械扱いで、厳重に梱包保護された西側の狙撃銃のイメージとはほど遠い、まさに「安かろう悪かろう」狙撃銃のイメージ。

スコープも安物っぽいし、こんな狙撃銃で戦わされる東側の兵士って、哀れ。そう思ってた。だから俺が「ドラグノフ欲しい」と思ったのは、AKの延長としてとリコが使ってるという理由だけであり、「ドラグノフ最高!!」という気持ちで欲しかったのではない。その結果、今まで既存で存在していた「KM企画、AtoZ」製のドラグノフには食指が動かなかった。それほど思い入れのない銃なのに、エアコキにそんな高い金(スコープなし樹脂ストックでも相場8万円前後、スコープ有り木ストだと13万前後)払えるか!!という。ドラグノフはセミオートの狙撃銃。セカンドチャンスを間髪入れずモノにできる連発銃。何が悲しくてエアコキでなければならないのか。だから「エアコキ」「スコープ無し」「樹脂スト」の条件ならば、3万円。これなら手に入れようという気になる。それ以上なら、買おうと思わない。・・・だから今まで買わなかった(ゴメン、見栄張りましたw 「買えなかった」、コレが真実ですw)。

しかし、スコープなしだが木ストで全鉄製で電動、これで7万円台ならどう?これなら欲しい。スコープを1万円台に抑えれば、総額10万円未満で完璧版が手に入るじゃないか!! ということで、前々から気になってたRS製のドラちゃん、欲しくなってきたわけだ。

ところがどっこいピーヒャララ(懐かしすw)、RS製ドラちゃんって、扱っているショップがない。オクでも出てない。そしてやっと出会えたのがこちら。な、なんと、RS製ドラちゃんの「ウリ」は、「安さ」でもあった!!と。イノカツやらシステマやらのセレブ御用達ではなく、俺たち庶民の味方であった!!と。財源確認する心の余裕もないまま、注文しちゃいましたよw 

で、手に入れることが決まると、とたんに興味が出てきていろいろ調べたりするわけだ。すると驚いたのが「ドラグノフは低精度ではない」という記述が多いこと。今回のRS社のHPでも、次のように記述されている。

少々アヴァンギャルドな日本語だが、原文通り(つか画像だしw)なのでご勘弁願いたい。

で、「シングルショットよりセミオート小銃の方が精度が良いのは、史上でも珍しい」という一文(日本語補正有り)で、俺はSVDファンになった。

西側が先進技術というアプローチで、新素材とか投入して、カッチョイイ銃作っているが、ドラグノフはそれに負けてないぞ!と。1960年代に作られてから、根本的な改良はなしだけど、最新の西側の狙撃銃に負けてないぞ!と。 まぁ、ネット上の情報だから話半分としても、「社会福祉公社」がわざわざドラグノフを採用したのもうなずける。 でもね、科学技術の粋を凝らして作られている西側の最新狙撃銃が負けてしまったら、科学の全否定なんだよね。西側の科学技術至上主義に毒されている己の頭の一部は、なかなか説得に応じなかった。だから、「戦場という不安定要素の多い過酷な使用状況で正常に作動し、期待される働きができるという条件内では、ドラグノフは強い(ミッションの成功率が高い)」、そう考えることにした。つか、よく考えたら、俺実戦で命かけて使う実銃を選んでるわけでもないんだし、もともと東側の兵器、好きだしw、悩んで損した!といつものノリを取り戻し、事なきを得た(詳細不明)。

さて、本体の獲得には成功した(・・・と思う。金は振り込んだしw 本当に来るまでは不安だな、こりゃw)が、スコープ無しモデルなので、スコープを手配せねばならない。ドラグノフ用スコープは、俺の知る限り汎用ではなく、専用品のはずだ。どこで買えばいい?ホームセンターにはないだろうし、と一応自家ぼけしてみて思ったのだが、本当にホームセンターにあったら面白いだろうな。透明パックに入って、ペンチとかの売り場にちゃっかりと。「すみません、ドラグノフのスコープ、接眼レンズ小さい方は無いんですか?」「ああ、すみません、切らしてますね。来週には入ると思います。」とかw ごめんなさい、反省します。反省も終わったので、オクで探す。相場は2〜3万円台。高い。コレでは高い。コレでは「お金持ちのための」価格であって、「国民の」価格ではない。国民の価格は「高くて1万円台」、コレ常識。すると、1つだけあった。2万円出すと、5千円札を含めたおつりが来る奴が。残念なことに、接眼レンズが大きい方だった。やっぱ俺は接眼レンズが小さくて、なんか「安物」っぽい方が好きなんだが、安物っぽい方が高い。これだからロシアって奴は油断がならない。

銃本体が来るのはまだまだ先のようなので、銃より先に届いたスコープのレポでもして、逸る気持ちを落ち着かせるとしよう。・・・しかし、ゴツいスコープだ。レティクルの発光関連部分がマウントに組み込まれているのだが、いかにも「後から思いついてつけましたよ!フンッ!」のような雰囲気で、ロシアらしいと言えばロシアらしいのだが、ある意味英国の香りもする。まさに「宇宙戦艦の表面」的な佇まい。中央の金色のつまみ部分が電球部分。白いトグルスイッチが発光ON/OFFスイッチ。その反対側にある大きめの丸い蓋付き部分が電池ボックス部。AG13というボタン電池2個が入る。ちなみに、最初からセットされている2個以外に、予備に2個ついてきた。なかなかの親切販売だ。

レティクルは、なんか見慣れない精密そうな奴で、老眼入ってきた俺の目にはキツい。発光させて写真撮ったけど、俺の腕じゃ無理w この発光させた状態の写真だけは掲載やめようかと思ったけど、雰囲気知ってもらうために敢えて載せる。「気持ち悪い」「酔った」という苦情は勘弁して欲しい。

スコープ表面は、黒いラバーコートが全面に施されている。昔第一線で使ってた、最高にかっこよくて使いやすかったIBMのThinkPad600と同じような表面だ。くそぉIBM。何故レノボなんかにThinkPad譲っちゃったんだよう!Winマシンで唯一気に入ってたのに!!ちなみに、未だに俺はThinkPad600を使ってる。Advanced大戦略98専用マシンだ。このノートだけは、Appleよりも気に入っている。

さて、後は本体を待つばかり。運がよければ3月中、そうでなければ・・・。気長に待とう。

 

 
 
 
 

 

 

<平成21年4月25日追記:遂に来た!!>

遂に来た。今日は休日出勤でくたくたなので、詳細なレポは明日にする。まずは、写真でいろいろ観て欲しい。

結局、ショップで買うより安く手に入った(送料、かんたん決済手数料全て込みで7万7千円)わけで、Kanzaki氏に感謝。・・・ただね、ひとつ「勘弁してよぉ」があったのも事実だ。「Kanzakiさん、配達の人がこれ鉄砲だ!!とわかっちゃうような梱包は、勘弁して下さい」とw 表にドラグノフのイラストが載った箱に、プチプチ君一巻きしただけの梱包では、ドラグノフの絵が丸見えなんですよ。・・・こちら田舎なので、配達員さんは大抵地元の人なんですよね・・・多分「Kさん、また鉄砲買ったらしいわよ」「まぁ、いやだいやだ!!」「あの人、頭おかしいんじゃないの?」と、既に地元では噂が飛んでいることだろうw 受け取った家内は完全にブチ切れで、「もうあなたの荷物は全て受け取りを拒否する!!」と。・・・こんな些細なことから、地元での信用ががた落ちになったり、家庭内争議が勃発したりすることもあるわけなんですよ。まぁ、地元の信用は元々マイナスだし、家内の「荷物受け取り拒否宣言」も何十回目か分かりませんけどねw レアな海外製品を良心的価格で代行輸入して下さっているわけで、Kanzakiさんには大感謝なんですが、だからこそ「新聞紙を一巻きするだけ」程度のご配慮を頂ければ、なお評判はヨロシ!!と愚考し、苦言いたしました。

 

 
 
 

丁寧な造りのFサイト

2段階のガスレギュレータ(可動)
 
 

バッテリーの装着。
まず、ハンドガード前端のリリースレバーを回す。

ハンドガード前側の金具を前へ。
 

ハンドガードには前へのテンションがかかっているので、前へ移動させる。ハンドガードが外れる。

バッテリーは8セル(9.6V)も装着可能

合板曲げ加工のハンドガード

両端の金具は東側テイスト満載

 

 
 
 

 

 

<平成21年4月26日追記:分解>

バラした。分解マニュアルが付属しているので、試行錯誤は少なかった。

タイト。とにかくタイト。貧弱な坊やでは扱えない。ましてや、衰えた老人には荷が重すぎる。若かった頃なら数十分でできたであろう分解組み立てが、1時間かかってしまった。マグキャッチのバネの堅さは、「世界マグキャッチ力持ち選手権大会」で間違いなく優勝できる実力を誇る。最初は「固着してる」と思いこんだほどだ。

鉄。とにかく鉄。どこもかしこも磁石がくっつく。光合成、いやw、高剛性。肉厚の鉄の塊だから、「しなる」という現象が見られない。

雑。表面仕上げが雑。中国には紙ヤスリがないようだ。一度、全て完全にバラして、ガンブルーし直したい。

今日は一日中雨で、実射ができなかった。明日は休みが取れたから(ドラちゃん到着記念有給)、明日に期待。

 

 

でかいシリンダ
 
 

謎の樹脂の塊w

機械加工跡がそのままのワイルドなレシーバ
 

シリアル番号
 
 

クソ長いインナーバレル
 

見事な「合板板目」

2本のねじでストックは固定されている

トリガーガードは、前をピンに引っかけて後はセレクタレバーの軸で固定
 

ホップダイヤルは、左回しでON
 

2本のねじでアウターバレルは本体に固定される
 

メカボ固定ねじの位置
 

 

 

<平成21年4月27日追記:比較とか>

上で書いた「ドラちゃん到着記念有給」に対して、「まじめに働け!!」とお二方からご指導を頂いた。いえね、当然冗談ですがな。土曜日に休日出勤した代休ですって。うちの職場、結構勤務条件にはルーズなんだけど(残業手当など存在しない!!)、年に数回特定の休日出勤には律儀で、完璧に代休をくれる良い職場だ。今回たまたまドラちゃんご到着の日程と完全にシンクロして幸せ♪

さて、せっかく天から頂いた代休、有意義に過ごそうではないか。最初に撮影会。この日のために用意した各種現代狙撃銃とのツーショット。昔からスコープって結構好きで、いろんな銃(モデルガン)に付けて楽しんでたんだけど、エアガンだとスコープの性能を発揮できないと気づいてからは、一気に醒めていた。スコープ、高かったし。でも今は安いね。当然パチもんだけど、本体(銃)自体パチモンどころかおもちゃなんだから、スコープがパチモンでも問題なしと考える自分だ。立派なボディで高そうな感じなのに、オクをよく探すと、送料や送金料込みで五千円でおつりが来る時代。だから今回ドラグノフをかったついでに、FALやM14にスコープを付けてみた。するとどうだ、結構かっこいいじゃないですか。それまではサイド的扱いだった狙撃銃に、一気に興味がシフトした。M70Pre64、L96、M700等、この方面にはまだ未開拓な銃がたくさん。

ドラグノフ本体より前に買ったパチもんスコープだが、装着に一悶着あった。まず、取り付け方が分からない。スコープ側取り付け金具前方にはピンが突き出てるので、そのままスライドして装着はできない。そのためと思われる切り欠きが本体レール側にあるが、それを利用しても入っていかない。ふと気がつくと、スコープ下部にある電球ケースが本体上部機関部カバーに干渉してて、カバーに傷が付いてる。いや、この銃に傷って自分的には問題ないんだけど、カバーの補強リブに電球ケースが引っかかってスコープが前へ進まない。仕方なく、電球ケースを外してみた。すると、な、なんと、電球は出てこないで、電球(LED)から電極(?)ごと抜けてきたw つまり、電球が壊れた。ま、いっか、パチモンだしw そうしたら、やっとスコープが装着できた。

装着してみて気づいたんだが、この銃ってスコープはオフセットしてるんだね。銃の中心線上ではなく、明らかに左へオフセットしている。99式狙撃銃のようなノリだ。で、疑問なのだが、ドラグノフはこれで正しいのか?やっぱスコープ購入の金額けちったので、罰が当たったのか?・・・よく分からないので、いつも通り気がつかないことにした。

ふと気がついたんだが、以前買ったAK用マウントってどうなんだろう。AK用マウントとドラグノフ用マウントって、どうなんだろう。マルイのAK74-MNに装着してあったAK用マウントを外してきてドラグノフに付けてみた。するとどうだ、ぴったりだしw ドラグノフ用マウントより装着しやすかったしw しかも、AK用だと銃の中心線にスコープ来るしw 調子こいて、FAL用に買ったなんかでっかい高そうなでもむちゃくちゃ安かったスコープを付けてみた。するとどうだ、ドラグノフが西側の狙撃銃になったではないか!! ・・・ちがうしw ドラグノフはあくまでも東の銃だ。でっかくて高そうで立派そうでも、そんなスコープを付けてはいけない!! ということで、オフセットしてて電球壊れてる安物パチモンスコープに逆戻り。やっぱこっちの方がかっこいい。

もう一つ気づいたのが、着剣ラグ。狙撃銃であろうが何であろうが、着剣しないと気が済まないのがロシア人と日本人。短い機関短銃に、無駄に豪華な着剣装置付けて着剣可能にした国民がいたんだから、狙撃銃に着剣する国民があったもいいじゃないか!!と。ためしにLSのゴム刃銃剣を付けてみたら、ピッタシ。スコープ外して着剣して戦ったら、立派なバトルライフル。モシンナガンから一気にAK47(アサルトライフル)へ移行したソ連だが、こうした着剣してスコープ外したドラグノフを目の前にすると「ソ連にも立派なバトルライフル、あるんじゃんw」と安心してしまう。だから、今回ドラグノフと一緒に写真に納めたFALやM14という選択は、まさに的を射てるじゃないか!!・・・偶然ですw

前にも書いたが、マグキャッチが堅い。マグ外すときに、半端な力ではマグキャッチをリリースできない。左手の親指でマグキャッチ握ると、その力で左手の力を出しきり、マグを外せないこともある。また、マグを入れたときも堅い。文字通りマグを叩き込まないとキャッチに固定されない。ハンドガードキャッチも堅く、素手の指では痛くなる。これ、実銃クオリティ?

 
 

ドラグノフ用スコープ。左にオフセットしている。

AKマウントに、オクで格安で手に入れた、よく分からないでっかいスコープ装着。西側の銃のようになってしまった。ちなみに、マウント位置を調整して、スコープの左右オフセット無しで搭載している。

PSG-1と。ドラグノフのストック短い。

L1A1狙撃銃(自称)と。このよく分からないでっかいスコープは、こちらの方がよく似合う。
 

M14狙撃銃(自称)と。曲銃床だとストックは短くなるのか?

M14-EBRと。両方とも重い、重い。特別勤務手当を求めたくなるw

戦友AK74と。やはりAK系はストックが短いようだ。

クリンコフと。これだけ長短がはっきりしていると、気持ちがいい。
 
 

着剣ラグがあったので、もしやと思ったら・・・。さすが東側の銃!!
 
 

 

 

<平成21年4月27日追記:マニュアルとか実射とか>

マニュアルを掲載した。今使ってるスキャナ、キャノンの安物で5年以上前のやつ。その前に使ってたエプソン製がひどいやつで、色再現性が絶望的だった。それに比べてキヤノン製は色再現に満足。俺の環境では少なくともスキャナはキヤノン製の勝ち。で、そのスキャナなのだが、色再現は良くても遅い。2000dpiクラスの高級品でもないのに、やたら遅い。だから今回22ページ分をスキャニングするのに、6時間以上かかったw・・・昨晩中かかったわけだが、やっと公開できるw

このマニュアル、3カ国語・・・英語、中国語、日本語。日本語のページを見たわけだが、日本語が変。HP見たときから気づいていたが、でもやはり頭が痛くなる。RS社にはまともな日本語ができる人間、いないの?つい自然に赤ペン持って推敲しかけている自分がいたりするw 家の汚いとこを発見した高須君状態w

でも、マニュアルには誠意が感じられる。一部の国産メーカーで「誠意が全くない」「誠意どころか欺瞞満載」のメーカーは多々ある。10万円近くの金額取りながら、中途半端な不明珍銃を売っておいて購入者の質問に一切答えないでのうのうとしている某CAWとか、糞CAWとか。そんな国産最低メーカーに比べ、RSには誠意が感じられる。CAWってまだ存在するの?・・・日本人って寛容だなw

実射レポ。お外へ持ち出して撃ってみた。

  • ホップがシビア。緩めから順次ホップを強めていったら、突然弾詰まり。自分、弾詰まりは初めての経験。1クリックでは調整幅大きすぎるという感じ
  • 苦労してホップ適正にした。飛距離は結構ある。左右の散らばりは少ない方。が、上下の散らばりが大きい感じ。ターゲットペーパーでのテストはしなかったが、10m離れたところにある木の幹を狙った感じでは、マルイのM14(今までで最高性能・・・1本の糸のようにBB弾が飛ぶ)よりは精度は良くない。上下の散らばりが大きいことや、たまに弾詰まりすることから、精度の高い弾を選ぶようだ。
  • シリンダーが大きいようだが、それでもクソ長いインナーバレルに合う容量は確保されてないような気がした。

 

 
 
 
 
 
 

 

 

<2009年5月30日追記:動画>


1分30秒あたりで・・・  

 

 

<2009年8月2日追記:木ストのリフィニッシュ>

RSのドラグノフ、金属部分の仕上げは旧共産圏品質なのに、木部は西側高級猟銃なみの「ツヤツヤテカテカ」品質。これ、最悪。やはり木部は艶無しのオイル仕上げであってほしい。で、やってみた。

塗装を落とす。溶剤だけでは無理だったので、ペーパー使用。ハンドガード片側だけでも、結構な時間がかかった(2時間以上)。オイルステインを塗る。マホガニー。乾燥後、亜麻仁油を塗る。テカテカになるが、このまま放置して乾燥を待てば(半年程度w)、亜麻仁油が樹脂化してテカテカになる・・・いや、だめだ。だから、ある程度の時間が経ったら、オイルを拭き取る。最低限のオイルだけになり、最低限の艶になる。落ち着いた艶だ。ハンドガード片側だけで3日かかった(乾燥時間含む)。最終的に、もう片方のハンドガードと銃床を同じに仕上げたい。

追伸:バレル取り付け型のバイポッドを取り付けた。余計に重くなったw

 
 

完全に塗装を落とした

オイルステインを塗布

オイルで磨く(オイルステインが一部色落ちする)
 

亜麻仁油

オイルを塗っただけの状態。このまま放置すれば、亜麻仁油が樹脂化して、艶仕上げになる。今回は拭き取って、最低限の艶にする。
 

この方が落ち着いてて好き
 

 

 

<2009年8月16日追記:スコープの交換>

ドラグノフ本体よりも前に手に入れたスコープだが、色々とトラブルがあった。まず、「イルミネーション用の電球ホルダー(下部)が、ドラグノフ機関部上の本体カバーと干渉、電球ホルダーを外さないと、スコープが取り付けられなかった」こと。ふたつ目が「電球ホルダーを外したら、電球が壊れてしまった」こと。みっつ目が「標準状態でレティクルの水平部分が水平でなく、右に1〜2度傾いていること」、よっつ目が「完全な無印品だった」こと。いつつ目が「オフセットしていること」。一つ目と二つ目は我慢できる・・・夜間照明はお座敷派には無用だから。みっつつ目は我慢できない・・・スコープの意味ないじゃんw よっつ目は、当初は我慢できたが、いろんな資料観てたら次第に「ロシア語が刻印されていないスコープなんて!!」と、不満が急浮上。こうなったら、まともなというか、実物を手に入れるしかない!!と使命感に駆られてオクを探した。何でもかんでもオクだが、他の手段は面倒だから、これでいいのだ。すると、以前はあんなに出品があった実物スコープが、今は絶滅状態。どうやら、RSのどらちゃんを皮切りに、CAのドラちゃんやA&Kのドラちゃんが登場して、一気にドラちゃんの相場が急落、庶民化してしまい、結果、実物スコープの品不足という事態を招いているらしい。こちらの条件「2万円台」「接眼レンズ側が細身のやつ」という実物で手に入りそうなのは2点だった。両方ともベラルーシ製で、ひとつはタンピンで2千、いや、単品で2万8千円。もうひとつは、A&Kのエアコキドラちゃんの付属で、トータル約4万円。A&Kドラちゃんの単品相場が約1万5千円なので、後者の方がわずかに安い。しかも、RSのドラちゃん用に手に入れた無印スコープは不要になるので、このA&Kエアコキドラちゃんに付属させて売れば、2万円近くにはなるだろう・・・といろんな思惑が交差して、結局、A&Kエアコキドラちゃんセットの方を買った。詳しくは、A&Kエアコキドラちゃんのページを見て欲しい。

という波瀾万丈の人生を送った結果、ベラルーシ製実物スコープが手に入った。銀色。表面塗装は銀色。接眼レンズは細身で、レティクルはきちんと水平だし、結構良いぞ。欠点は四つ。一つ目が「レティクルが発光しない」、二つ目が「相変わらずオフセットしている」、三つ目が「取り付け部タイトすぎで、かなり摺り合わせないと、銃に組み付けられない」。四つ目が「マウントがドラグノフタイプではなくて、AKタイプ」。

一つ目は現在出品者に問い合わせ中。二つ目は「やっぱり、そういうものなの?」とあきらめ。三つ目は摺り合わせて解決。四つ目は「まぁ、気にならないからいぃや」。

なんか、細くて頼りなげなベラルーシ製。キリル文字と共に、最高に旧東側を感じる。最近、ホップがジャスト決まって、狙撃が楽しい最中だ。新しいスコープになって、もっと狙いやすくなった。お外へ持ち出して楽しみたい銃だ。

 
 


ベラルーシ製
マウントはAkタイプ

キリル文字がステキ

以前買ったスコープと。ベラルーシ製の方が華奢で安っぽい・・・だからリアル。
 

必要以上のごちゃごちゃ感と無骨さが好き。


やっぱりオフセットしてしまう。
 

 

 

 

<2009年11月22日追記:専用バイポッド>

専用バイポッドを装着した。「ドラグノフSVD専用」の一品。バレルではなく、機関部前端に装着する。バレルに余計な負担をかけないこの方式、狙撃銃では一般的。が、もともとガスチューブはあるわ、ハンドガードも位置決めはバレルだわ、ノーマル状態で散々バレルに負担をかけている。この上、バイポッドで負担が掛かっても、そんなに問題ない・・・?では何故わざわざバレルを避けてバイポッドをつける?

バレル先端ではなく、銃中途にバイポッドがついている感覚は、新鮮。伏せ撃ち姿勢を取ってみると、ちょっとの力加減で狙点を移動できる。超精密な動きは難しいが、狙点移動の素早さは魅力。狙撃銃と言うより、マークスマンライフルという位置づけを考えると、このバイポッドの位置は正解かも知れない。

このバイポッド、実に露西亜的な無骨さ。機能的ではあるが、機能に人間工学とか美的感覚とかが一切加味されていない。角を丸めてみたり、突起を減らしてみたり、凸凹を組み合わせてなめらかにしてみたり・・・こういった努力が一切感じられない。少しは色気を出してみろよ!と突っ込まずにはいられない。まぁ、そこが魅力なんだけどね。無骨さ満載の露西亜、無骨さを中途半端な感性で「洗練されている」と自己満足レベルで処理して悦に入っている英国、やっぱ好きだぞ。

 

 

格納状態、格好良くないしw





 




 


本体を左右からサンドイッチ・・・挟むことで固定

接地部分のすぐ横にあるのが、脚の長さ調整用ロックリリースボタン
 


この位置で位置決めして固定

鉄製で結構重い
 

格納状態のバイポッドが広がらないように固定するのは、金属クリップ