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てっぽうのページ

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南部式小型自動拳銃

 

 

マルシン製:モデルガン

ポンタさんから頂いた。自分の認識では、この拳銃は「小型の十四年式」だった。実際、初めて手にしてみるとその通りであることが分かった。いや、正確には、「想像以上に小さいしw」と、驚嘆した。自分が思っていた「小ささ」は、十四年式の8割程度。実際手にしてみると、7割以下の感じ。「ベビー南部」とよく呼ばれているが、「ベビー」なんて可愛らしい名称・・・よく合うね! ベビーの意味が良く分かった。

自分が知らなかったのは、銃自体の小ささだけじゃなかった。弾自体も小さいんだね!!本当に知らなかった。十四年式は8mm、南部小型は7mm。「たった1mm」とばかにする人間は、この世界にはいないと思う。9mm弾と45口径(11.4mm)の1.4mmの違いは圧倒的。直径の1mm違いは大きい。実際、ダミーカートをならべてみると、一目瞭然。32口径と25口径の中間。微妙に小さい弾だ。これは軍制式採用ではなかったと記憶しているが、将校の私物用だとしても補給は必要。ライフルは6.5mmと7.7mm、拳銃弾が7mmと8mm。兵站部は大変だっただろうなw

九四式と並べてみると、九四式の方は上部(銃身や機関部)が大きく、グリップ部が小さい。だから、実際に構えてみると、大きい拳銃のように感じる。一方の南部小型は、上部がコンパクトでグリップは相対的にボリュームがあるので、実際に構えてみると、驚くほど小さく感じる。

しかし、日本人ってどうしてこんなに美しいものが創れるのだろうか。拳銃という人殺しの道具であるはずなのに、各部に漲るこの美しさは何だ!?英国人に対してだけでなく、同じ源流を持つイタリア人に対してでも誇れると思う(英国人、特にウェブリーのオートに対しては、世界中が誇れるがw)。やっぱ、昔の日本の銃は最高!!

 

 
 
 
 
 
 
 

右から45ACP、9mmパラベラム、8mm南部、7mm南部