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てっぽうのページ

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FiveseveN

 

 

マルイ製:ガスブローバック・セミオート

本稿のレポート、写真は全て「れみりゃ」さんのご提供です。

デザインで好みが分かれるこの銃、別に嫌いでもなかったが買ってみてもいいかな?という程度で優先度が低く今まで買わないでいた。だがやはり気になってマルイのこの銃についてネットで調べてみるととてもよい評価で、買おうかなと迷っているところでCANAANを観てしまい、どうしても欲しくなった。しかしマルイのガスブロ製品は数年前にベレッタを買ったのが最後で、当時はWAやKSCと比べてしまいマルイのガスハンドガンは微妙かな〜というのが自分の中の評価でした。

そんな感じで過度な期待をせずにこの銃を買ったわけですが、撃ってみて自分の中でのそれまでのマルイの評価が一瞬で消え去りました。今まで撃ったガスハンドガンの中で一番強いリコイル!そしてスライドスピードも速い!更にマルイ製品らしく命中精度もいい!大きなマガジンのおかげで燃費もよく冷えにも強い!ほんとにいい事ばかりで非の打ち所がないスゴイ銃でした。特にリコイルは自分のWAのM1911A1よりも強かったのには驚きました。ちゃんと保持しないと銃口が跳ね上がる勢いで、その跳ね上がりでスライドストップが勝手に掛かることがあるくらいです。しかしあえて悪い点を上げるとすれば、グリップの前後長が長く手の小さい人には少し持ちにくいかもしれません。

それでは外観等はどうなのかというと、実銃についてあまり詳しくないので刻印の再現がどうなのかはよく分かりません、ただFNの刻印はマルイオリジナルのようです。 それと実物がポリマー製なので仕方ないですが、スライドのパーティングラインやバリがそのまま残っているのでこの銃を知らない人に見せたら仕上げが雑な安っぽいおもちゃのてっぽうだと思われるでしょう。なんといっても形がこれですし(;^_^A  操作はトリガーのすぐそばに設置されたセフティがホルスタから引き抜いたとき人差し指がそのまま来る位置にあり、更に解除した指がトリガーにかかるようになっていてこういった設計はさすがFNというところでしょう。グリップもこれだけ大きいマガジンにもかかわらず握りづらいことはなくしっかりとホールドすることができます(個人差はありますが・・・)。ただグリップのチェッカリングが素手だと少しとげとげしい感じがします。グローブなどをつけてるとちょうど良いです。

この先マルイはポリマーフレームオートのガスハンドガンをどんどん出すみたいなので是非この銃くらいかそれ以上の完成度で出してもらいたいです。特にPX4は頑張ってほしいです。ダイハードの影響で欲しかったのですが、ベレッタの商標使用権があるくせにWAからは出る気配がないのでwww

 

 

左側刻印
 

右側刻印

フレーム・プレート刻印

マルイ初のメタル・アウターバレル

スライドストップ

欠け防止の金属部品
 

マガジンサイズ比較 前後長
左 Five seveN
中央 M1911A1
右 SIG P228

同幅の比較

グリップ
FNもどき
   
 

 

 

<kのコメント>

考えてみるとFNって会社、大したもんだ。「Aという銃はBという銃と似ている」という事がよくあるが、「A」という「どこかの銃に似せた」側ではなく、「B」という「どこかの銃の元になった銃」の方・・・FNの銃はどれもこの「どこかの銃に真似される」側だ。FALもFNCもM240もM249もP90も、そしてこのFiveseveNも、全て「誰が見てもFNオリジナル」だ。ベルギーと言えばチョコとパトラッシュで有名だが、言語はオランダ語とフランス語とドイツ語が混在してて統一されていないし、正直小国だ。小国なのに、米英という2大大国にM240とかM249という軍の基幹になる機関銃供給してるし、FALなんか20世紀後半に世界中で使われてたし。べルギー、恐るべし。

さらに恐ろしいことに、どこの国でも避けて通る「新弾薬とその専用銃」を堂々と開発、しかも商業ベースに乗せてしまったしw・・・P90とFiveseveN。この組み合わせは非常に欧州的で、スマートでファッショナブルでかっこいい。ガンスリでも、両方とも出てきた。萌え萌えだった。

この、「一つ間違えたら某ブレンテンみたいに世間から無視され続けて消えてしまう」新弾薬ソリューション、FNは消え去るどころか有名にしてしまった。それだけ性能がよいらしい。正直このFiveseveNは、最初見た時に「絶対にほしくない!」というデザインだった。P90の方はまだ受け入れられたが、FiveseveNは生理的に受け付けなかった。が、知らぬうちに好きになり、マルシンのFiveseveNを買ってしまった。買ってしまって、気に入ってしまって、「俺が将来欧州で戦う時には、この銃しかない!」と訳の分からない決意までしてしまったことは記憶に新しい(?)。

今回、この「有名だが好き嫌いがはっきり分かれる」この銃を、あろうことか天下の東京マルイがモデルアップしてしまった。何をトチ狂ったのかマルイよ。いや逆か?マルイが出せば「マルイが出したんだから」、売れるに決まっている。そこら中のサバゲに登場し、メジャーになる。そうか、「好き嫌いが分かれる銃」でもマルイが出せば「イケてる銃」になるわけだ。

そんなこと考えてたんだが、れみりゃさんのレポ見て違うと気がついた。「マルイはこの銃を本気120%で出している!」と。「21世紀、これからはFiveseveNの銃ですよ!!」という東京マルイのメッセージだ。「いつまでも古い銃なんかにしがみついてないで、新しい銃にも目を向けなさい!」と。

しかしさすがマルイ、突くべきツボを心得ている。マガジンが巨大なのは、手が小さい日本人には嫌われるポイントだが、冷えには強くなる。向上したブローバックスピード・・・エネルギーに対抗するために「削れ防止加工済みスライドストップ」。細いが力強い「金属製アウターバレル」。やっぱりマルイは侮れない。

マルシンのFiveseveN持ってるが、このマルイ製も当然ほしくなってきた。両者持つ必要はないからマルシンのを売ることになるが、マルイ製が出てしまった今となっては、マルシン製大暴落だろうなw

れみりゃさん、いつもありがとうございます。マルイの底力を見せつけられた思いです。又よろしくお願いします。