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てっぽうのページ

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M2カービン

 

 

マルシン製:ガスブローバック・フルオート

平均弾速55m/s、平均エネルギー0.41J(2007.01.01計測、室温20度)

ガーランド発表の辺りからだった、マルシンが狂いだしたのは。元々、微妙にツボを外しつつ、絶妙なハンドルさばきで我が道を行く会社だったが、ガーランドの辺りから狂いだした。まず、確実に売れないであろう、少なくともブームにはならないだろう大戦期の銃だ。さらに、ブローバック、しかも総金属。ガスブロ第1弾が「玄人受けする=大衆受けしないマニアの中のマニアが好むガーランド」で、しっかりブローバックしてクリップも飛んだ。で、1年経ったらフルオート。総金属でフルオート。両方ともしっかりと木スト。価格は3万円台から5万円台(実売)。そんな価格帯、大ヒットにはならないぞ、普通。・・・一体マルシンに何が起きたのか!!

何が起きてもこちらには関係ない。関係あることは「ガーランド」「カービン」という米国旧式中の2大巨頭がモデルアップしたと言うことだけ。しかも金属、木スト、ブローバック!!だから好きさ!!マルシン!!

M1カービンとの出会いは、高校時代。MGCから樹脂製のモデルガンが発売された。ちょうどこの時期だった。細長いカートに紙火薬詰めて(CP以前の時代)、快調なセミオートブローバック。例によって、20発分の火薬のローディングに1時間、撃つのが2分、掃除に1時間。手頃な大きさで、好きな銃だった。すぐに飽きて銃身と銃床ぶった切って、段ボールで特性ホルスター作って「カービン早撃ち野郎!」とか言いながら、ファーストドローの練習した。つくづく馬鹿だ。

さて、今回マルシンがトチ狂って発売したM2カービンであるが、正直「M2」はイヤだった。俺のストライクは第二次世界大戦であって、朝鮮戦争ではない。ましてやフルオートなど不要。でも、カービンって、M1もM2も選択肢がないのな。まぁ、ガーランドはスローバックとは言え、十分に楽しいから、M2であっても楽しいかな?と思って買った。つか、木の曲銃床という段階で買ったと思うが。

今日来た。開けた。orz 「お前は小学生のクリスマスプレゼントか!?」と、文字通り口に出してツっこんだ。日本国民の義務として、ここはツっこむべきだろう。箱上部にはお持ち帰りハンドルまでついている。「よーし、今日はパパがM2カービンをおみやげに買っちゃうぞーー!?」と。

蘊蓄はいいから、箱開けて本体出してガス入れて撃った(室内なので空撃ち)。セレクタは前か後ろか、どっちがフルオートか分からなかったので、とりあえずトリガーを引く。タタタタタタッ. . .いきなりフルオート。しかもサイクルが速い。 これは楽しい!!快調にフルオートである。ストーブを入れているとは言え、今は12月。セレクタを後ろ側にしてセミオート。バシッ!バシッ!と鋭いブローバック。

夢中で3チャージほど楽しんだ。やはりお座敷派にとっては、電動よりガスブロの方が面白い。

とりあえず、レポートはここで中断して、遊んでくる。細部のレポートや分解はまた今度。とりあえず、動画でも見ててくれ。↓


M2カービン ブローバックの様子動画

ザクティだからMPEG4(1.2MB)↑。
見れない場合はAppleからQuickTimePlayerダウンロードして何とか汁。

 

<2006年12月22日追加>

後半に写真を追加した。分解は完全分解を目指したが、知能指数が極端に低下、組み立てられなくなる恐れがあるため、簡易分解に留めた。正月に挑戦する。

 

<2006年12月23日追加>

スリングをつけねば!!スリングのない軍用銃には我慢がならない。学生時代にM1カービン用のスリングを手に入れていたので、探す。が、ない。どこを探してもない。でも確かにあるはずだ。最近見かけた覚えがある。どこだ?

探すこと数時間、やっと見つけた。StenMarkIIIについていた。完全に忘れてた。

で、Stenから外して無事装着。ん?装着できない。フロントはスイベルにつけておkなんだけど、リアが。リアにスリングつけるためには、オイラーが必要だ。この実物スリング、オイラーとセットで買った。オイラーはどこだ?・・・結局、25年ほど前に買ったきり、オイラーは行方不明。これじゃスリングつけられないよぉ。オイラーだけ買う?・・・持ってる(だけど見つからない)のに買うのは癪だ。でも、オイラーがないとスリングがつけられない。オイラーだけ買う?・・・持って(ry  このループを数十回繰り返してようやく結論が出た。「作ろう。」

以下、オイラー製作記はこちら

 

<2006年12月30日追加:ブルーバックの写真>

オクで金属ヒートカバーを入手した。どこの製品かよく分からない一品だったが、M2カービンなら金属被筒でしょう。で、落札した。思ったより低額で落札できた。この銃の市場の薄さを垣間見た気がした。

サビが浮いているが、鉄である証拠である。Feである。裏はブルー処理だったので、多分過去のオーナーが表面を削り落として、鉄の地肌にしていたものと思われる。よくオクでは、表面を塗装してごまかし、「美品」と銘打って値をつり上げようとするヤツがいるが、今回の出品者は良心的だった。おかげで、「きちんとサビを落としてブルー仕上げ」という目標ができた。

さっそく装着。だめだ、つかない。取り付け部リア側の突起が実銃タイプのようだが、これではだめ。マルシン製はこの部分に機関部のネジが露出しているため、取り付け部を削らなければならない。で、削った。グラインダでゴリゴリと。しまった、削り過ぎた・・・。まぁ、いいか、装着できたし。と思う間もなく別のトラブル発見。取り付け部前側の長さが足りない。いや、被筒自体の全長が短い。5mmほどか。まぁ、いいか。幸い、マルシン製の被筒前部取り付け部分は、実銃とは違う部品割り。取り付け部と基部(バレル側)が分離タイプ。だから、とりあえず取り付けできた。

やっぱ、M2の場合は金属でしょう。熱抜き穴(軽め穴?)がメカメカしくて、ちょっとワルっぽくてカッコいい。

 

<2007年1月1日追加>

弾を入れて撃ってみた。動画はこちら↓(MPEG4、1.1MB)


弾発射してのブローバックの様子

 

<2007年5月1日追加:イエローバックの写真群>

M1ガーランド以降のマルシンのストック仕上げは、正直嫌いだ。オイルステインのチーク系(?)を塗りたくった感じで、なんか色が嫌いだ。ガーランドで散々苦労したが、この銃でも仕上げ直しをすることにした。

ペーパーで軽く表面を落とし、シンナーで残りの塗料を剥がす。オイルステインで色を決める。今回は、けやき(黄系)を下地とし、その上にマホガニー(赤系)にした。オイルステインは、完全に乾くと、亜麻仁油を木部まで通さなくなる。加えて、完全に乾燥させるまで数週間かかる。だから、最終仕上げを亜麻仁油のオイル仕上げにする場合は、オイルステインが生乾きの状態で亜麻仁油仕上げを行う(オイルステインの乾燥時間は36時間程度)。生乾きで亜麻仁油を塗って磨くと、亜麻仁油によってオイルステインが落ちてくる。余分な、分厚くなったオイルステインの層が落ち、最低限のオイルステイン量になる。

今回の仕上げは、オイルステインの磨きが足らないので、まだ光沢はほとんどない。さらに色が薄いので、映えない。又いずれ時間をかけて、オイル仕上げに励みたい。

 

<2009年1月6日追加>

YouTubeより。好き放題フルオートしてるしw

 

 

 

度肝を抜かれた箱

ハンドル付き

珍しい格納方法

バナナマガジンだ
 

マガジン後部バルブ付近

マガジン前部
わざわざ弾が見えるってのも. . .

マガジン底部
前側のバルブは中にチューブがあって少量チャージ用(気化室確保)、後ろ側のバルブはチューブ無しでリキッド満タン用

オペハンはガーランドと同じくパーカ色のアルミ製(?)
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フルオート

セミオート

なにやらゴチャゴチャした腹の中

実にカービンである
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赤矢印の部分に突起があり、マガジンフォロアがこれ以上下がらないようになっている。それでも根性で下げすぎると、バネが絡まって大変なことになる予感。

でかいバルブ

ダイキャスト製のマガジン。外皮はスチールプレスで、とてもイイ感じ

イイ感じ
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分解の第一歩はここから

実物と部品割りが違うような気が・・・

次はこのネジ
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パカッと

メカボ左側面

右側面

ガーランドの時と比べて、ストック内部の加工は丁寧
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ここにリコイルバッファらしきものが

外してみた。ゴムだ。

ここのねじ回すと、空撃ちが快調になる。動画はこのネジ締めて撮った。

なんか複雑なことが書いてあって良く分からんからオマエら読んで自分で理解してくれ

赤線の部分の言い回しと表記の不統一が素敵!
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不審者おじさんは健在である。2ちゃんねるで早く専用スレが立たないか待っているのだが。

分解図。スキャナ壊れているからデジカメ撮影で我慢してくれ。

   
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スチール製

裏はブルー処理が残ってる

マルシン純正との比較

後部取り付け部分
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加工前

加工後
削りすぎorz


すきま
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すきま

日本軍の騎銃と
時代がちょっと違うが気にしない

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兄者のガーランドと



いとこのトンプソンと
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これまた時代が違うが、G33/40と

お色直し

薄色


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下地の汚い木目が出てしまう

ガーランドと


ガーランドの方は、墨汁の薄黒仕上げの上にケヤキのオイルステイン、亜麻仁油は半年かけて5回処理
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カービンの方が色が薄くて明るいので光を反射してしまう



マズルは・・・今回関係ない




やっぱ色が濃い方が軍用銃らしい
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G33/40と比較



G33/40は、オイルステインと亜麻仁油を混合して使用し、長期乾燥させた特製艶仕上げ



高級銃と安物銃の比較のよう
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