マカーのページ

オマエら、「関西ではマクドやん!?」とか下らんことぬかすな!!

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2006年4月21日

エピソード4:キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

嘘だ。MacBookProはまだ来ない。正直すまんかった。 orz

 

 

 

お詫びのしるしに、2代目iBookのシャア仕様をお届けする。

まさに、誰が見てもシャア、紅い彗星モデルである。ベタでスマンカッタ。

このiBookは、発売されてAppleストアで扱い始めたその日にAppleストアで購入(注文)した。衝動買いの典型だった。初代iBookは、モニタ性能が良くなく(TFTじゃない液晶、えーとなんつったけ?・・・忘れた)、ちょっとパフォーマンス的に購入に踏み切れなかった。が、このiBookには感動した。全身白+銀の上品な外観と、ポート類の無造作でありながら機能的な配置、全ての角が丸まったソフト感。自分の人生で、初見から注文まで1時間を切ったのは、後にも先にもこのマシンだけである。

購入して(実際にマシンが手元へ来て)3日目に、ボディの「裏塗装」に気づく。マシンの上下部分(写真で紅くなってる部分)は、樹脂の成形色ではなく、透明の裏からの着色であることに気づいた。だから、アノ光沢が出ていたわけだ。・・・ということは、透明裏の白塗装を落とせばどうなる?と疑問がわいた2時間後、マシンはこのようになっていた。

予想通り透明だった。このまま組み上げれば、史上初iBook透明モデルの完成だ。これはこれでアリだったのだが、正直、iBookのエレガントさが壊滅状態になっている(理科室の人体模型状態)。そこで裏から再塗装を考えた。「銀」?・・・アリだが、銀パソは珍しくないし。「黒」?・・・透明の裏から塗装なので、ピアノのようなつやのある漆黒になり、カッチョイイのじゃなかろうか。ほぼ決まりかけていたのだが、なんか気乗りしない。「青、白、赤」?・・・ヴィブ・ラ・フランス仕様である。実は、PowerBook530CSを持ってるのだが、ここ8年ほどバラバラになっている。「青、白、赤」に塗りかけでバラバラである。得意の「作成中に根性なくなって放置」である。作業上の理由から却下・・・モデラーで「透明の裏から3色塗り分け」の難しさを知らない者はいない。530みたいに8年間放置になったら大変だ(買って3日目だし)。さらに悩んだ結果、一番ありがちなヤツに決めた。シャア=紅い彗星モデルだ。大学時代にガンダムを初回ライブで夢中になった世代としては、お約束である。

カラーは、迷わずタミヤの「イタリアン・レッド」にした。モデラーやデザイナーでない人は知らないが、一言に「赤」と言っても、星の数ほどの赤がある。本来は調合してエアで吹くのだが、大学時代に愛用したピーコンは何処へ行ったのやら状態だったので、市販の塗料を使うしかない。「赤」とは、俺の中では「深紅」であるイタリアンレッド、別名フェラーリレッドしかない。それがタミヤのイタリアンレッドだ。写真では深みが感じられないが、実物は今でも感心するほど「深み」が出ている。透明ポリカーボネートの表面も、その深みに寄与している。最高の色だ。

ただ、問題が一つあった。ポリカーボネートは、通常の(プラモ用の)塗料が食い付かないのだ。ラジコンをやっている香具師らは知ってる。アノ、泥のようなポリカ専用塗料でないと、樹脂がしなったときに塗料が剥がれてしまう。かといって、ポリカ用のイタリアンレッドは、プラモ用のスプレーとは全然色味が違い、好きじゃない。20秒ほど迷って、「同じポリカでも厚みや剛性があるポリカだ。剥離しないだろう。」「剥離したらしたときだ。」「剥がれるだと!?おーし、剥がれろ!剥がれてみろ!コノヤロー!!」ということで、ポリカという素材の件は気づかなかったこととした。

さて、せっかく紅くして史上最強のiBookになったのに、何か物足りない。で、当時俺が大好きだったAppleのキャッチコピー「Think Different」をカッティングマシンで作成、貼ってみた。結構クールになったと満足した(友人は「寒くなった」と言った)。

もう一つついでで、裏にこの色にふさわしいオブジェクトをこれまたカッティングで作って貼った。

かくして、史上最強のiBookが完成した。以来俺は、このマシンを持って外回りの仕事をバリバリこなした。主にプレゼン用だった。行く先々で「珍しいマシンですね」と興味を持たれた。そのたびに俺は「Appleですから」と自慢した。不思議なことに、Appleをよく知らない人はみんな「Appleはこんなカッコイイノートを出してるんですか」と感心したモノだ。Appleユーザでも、これを限定品だと信じ込んだ人もいた。

今となっては、現役で使うにはスペック的に苦しい。が、他のマシンにない優秀な点がこのマシンにはある。それは、「専用ケーブル1本で、NTSC接続が可能」という点である。オーディオ端子に、専用ケーブル(1端がステレオ+のミニジャック、他端が画像1音声2の3本ピン)で、そのままビデオデッキやテレビの入力端子に接続できるのである。これでどれほどプレゼンの幅が広がったことか。今のiBookやPowerBookにも似たような機能があるが、ケーブルは画像用と音声用の2本が必要になる(iBookの場合は、それに加えてアダプタも必要になる)。大した増加ではないが、出先を回る人間にとっては死活問題だ。何故Appleはこの秀逸な機能を廃したのか、非常に残念である。

さて、MBPを購入して到着を待っている今では、このマシンの存在意義はもうない。かみさんはPowerBookG4-500、息子はMiniMacG4の1.25GHz使ってるから不要。今考えている計画では、何故か自室の隅に放置してあるカラクラに組み込む。あるいは、液晶とキーボードを除いた部分を平べったいケース・・・この場合当然「ピザボックス」に組み込むことである(6100シリーズ、知ってる?)。当然エンブレムは「PowerMacintosh6100/500AV」であるw

さて、MBPの到着予定は21日から25日の間。この5日間に待ちくたびれてしまわないように祈りたい。既に「ピーコン買い直す→MBP表面に念入りにプライマー処理をする→フラワーパワー塗装に挑戦→世界で1台だけのフラワーパワーMBP完成→出先で自慢しまくる→かつてのAppleの無念さを晴らす」という計画を立てている俺がいる。