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オマエら、「関西ではマクドやん!?」とか下らんことぬかすな!!

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2010年5月19日

エピソード38:キーボード

NECのPC-9801シリーズでWindows3.1使っていた頃、キーボードはパソコンの一部・・・交換不可なものだと思い込んでいた。だから、エプソンのPC98互換機のキーボードが「タッチがいい!」という評判を聞いたときに交換可能と知り、狂喜して中古を手にいれたものだ(実際、ものすごくタッチが気持ちよいキーボードだった)。

DOS/V(Windows95〜98)時代には、さすがにキーボードは選ぶものということを知ったが、別にマシン付属の品で不自由は感じなかった。

初めて買ったMacintoshは、Performa2850とPowerMac8500だった。

 

どちらも付属していたキーボードは同じだったが、orzな一品だった。変に粘ったキータッチ、妙に背の高いキー。何よりファンクションキーがないのは致命傷だった。この時代のAppleが低迷したのは、こうした「メーカー側の勘違い」もあったのではないか?

そんなこんなで、中古のファンクションキー付きApple純正キーボードを使ってたりした。で、衝撃のiMac(ボンダイブルー)発表となった。当時買えなかった俺は、それらしきスケルトンキーボードを買ってみたりもした。これがメカニカルキーで、最高のタッチだった。

USB接続の時代になり、純正キーボードばかり使うようになった。別に替える必要も感じなかった。G5の時代になって、人生を変えるほどのキーボードに出会った。USキーボード。

昔から思ってた「ローマ字入力しか使わないのに、キー上のひらがなうざい」「command+スペースの日英切り替えが身に付いてるのに、かな/英字キー、邪魔」。で、USキーボードを買ってみた。

キー配列の違い(記号系)、リターンキーが小さいという違いに慣れるのには時間がかかったが、それ以上に利点が大きかった。「コマンドキーとオプションキーが、スペースの両側にある」これ最強。「スペースキーが巨大」「コントロール、オプション、コマンドが横一列」なども最強。

MacBookPro初号機ではUSキーボードが選べるようになり、以後、ノートもデスクトップも全てUSキーを選んでいる。今では、たまに昔のマシン(PowerBookG4、iBook等)でJISキーボード前にすると戸惑う。

と言いつつ、ノートのキーボードは昔から嫌いだった。キーストロークが浅すぎとかもあるが、必要なキーが無い!!「テンキー」「page up、page down」「home」「end」「右へ消すdelete」など。だからアルミキーボードの時代になっても、テンキーレスは選ばなかった。

職場の乱雑な机の上では、ワイヤレスが必須だったので、一つ前の「側がスケルトンのUSワイヤレス」を使ってた。が、もっと小さいのにする必要に駆られ、泣く泣く「ノート同じテンキーレス」のワイヤレスを買った。

たしかにコンパクトだが、やっぱり「テンキー」「page up、page down」「home」「end」「右へ消すdelete」がないのは痛かった。痛かったが、乱雑な机上ではこれがマックスサイズ(整頓しろ!)。

しばらく仕方なく使ってたら、あることに気づいた。マウスが近いのだ。「テンキー」「page up、page down」「home」「end」「右へ消すdelete」らがない分、マウスの右手が、キーボードに近いのだ。

これ、実は昔から思ってたこと。俺のタイピングは独特で、左手のタイピング領域が狭い(左手の守備範囲はE-D-Cラインまで)。右手がタイピングの主力という「わがままなクセ」だ。すると、マウスを放してからタイピングの位置までの距離は、マウスを操作するごとに往復する距離となる。これが結構きつくなってくる。これを解決するために、一時期マウスを左手で操作しようと訓練したこともある→すぐ挫折したが。サウスポーの人を何より羨ましく思った。

テンキーレスに慣れてきたら、この「キーボードに近いマウスの距離」が、爆発的に便利になった。もう病みつき。いつの間にか、「テンキー」「page up、page down」「home」「end」「右へ消すdelete」がない欠点よりも、マウスが近い利点の方が圧勝していた。

すると、今まで欠点だった「テンキー」「page up、page down」「home」「end」「右へ消すdelete」がない欠点が徐々に克服できて行った。

まず、「テンキー」がない件。外付けテンキーを買った。確かにテンキーの使用頻度は高いが、数値を連続して大量に入力するのでない限り、キボード上部の「横一列数字」で十分間に合う。数字の連続大量入力時には、外付けテンキーを取り出して使用。これで解決。

次に「page up、page down」がない点。マウスのスクロール機能で解決。「home」「end」がない点は、「高速スクロール」機能付きの新型ロジクールマウスの採用で解決(めっちゃスクロール速い!光速!)。最後の「右へ消すdelete」がない点は、「fn(ファンクション)+delete」で右へ消せると知った瞬間に解決。というか、元々Macintoshには右へ消す機能がないのがデフォで、それに慣れていた自分を取り戻すだけでもよかったわけだ。

テンキーレスの欠点がすべて消え、右手のマウスも劇的に近くなって、もうテンキーレスのワイヤレスUSキーボードを使わない理由はなくなった。

これが今の自宅の机上。手前のテンキーレスのワイヤレスUSキーボードとその右のマウスがメインマシンのMacPro用。その真向かい向こうのワイヤードUSテンキー付きとその手間のマウスがG5、G4サーバー、G3用(切替器使用)。右側に立ててあるワイヤードUSテンキー付きとその手間のマウスが富士通のWindowsXPマシン用。二つとも、かつては自宅と職場でメインで使ってきた歴戦の勇士。今は第一線を退き、サブマシン用。

コンパクトなテンキーレスワイヤレスUSキーボード。その向こうにある45ACPは大きさの目安(目安の基準が・・・w)。

ほら、やっぱりコンパクト!

このテンキーレスワイヤレスUSキーボード、もうひとつの利点がある。それは・・・

現行ノートと「キー配列、大きさ等がまったく同じ」点(白と黒の違いはあるが)。MacBookPro15inchは、職場でデスクトップ代わりに使っているので、通常はクラムシェルモード(画面閉じて、外付モニタと外付キーボード&マウスで使うモード)にしているので余り関係ないが、MacBookAirはオフィスを離れたところで使う。普段使っているテンキーレスワイヤレスUSキーボードとAirのキーがまったく同じなため、これは便利。

ここで今ちょっとやりたくなっているプロジェクト。テンキーレスワイヤレスUSキーボードの「白地に黒字」キーとMacBookAirの「黒地に白字」のキーを交換できないかな、と。


注:当然これ↑は画像処理

単にレアというだけのものだし、白のほうが似合っている・・・とは言い切れない。その割に、改造に伴うリスクは大きそうなので(改造を断念しても元に引き返せないリスク)、ちょっと躊躇している。iPadがAirの代わりをしてくれるようになれば、心置きなく着手できるのだが。年取って、最近弱気の自分。昔だったら、思いついた次の瞬間、既に対象物はバラバラになっていたものだがw 失敗した暁には、笑ってやって欲しいものであるw