|
![]() |
||
てっぽうのページ てっぽうのことが載ってるよ。 サッカーとか液晶テレビとかの話題は他へ行ってくれよな。 |
スオミM1931 |
フィンランド製:無可動実銃 本稿のレポート、写真は全て「つかさ」さんのご提供です。
|
正面からの写真です。後に作られたソ連製SMGのPPD34シリーズは良く似たスタイルをしており、何らかの影響を与えた事が伺えます。 | |
スリングスイベルはバレルジャケットに直接固定されています。ジャケットも含め全て削りだしです。 | |
スリングは大戦中の実物ですがボロボロになっています。また、ストックはざらざらしており独特の手触りです。昔の銃らしくバットプレートも金属製となっています。ネジが三つなのがチャームポイントです。 | |
この円筒形のレシーバーはエアバッファーの機能を持っており、レシーバー後端のチェッカリングがついたキャップを回すと空気を逃がす穴が調整できるため、発射速度が変更できるという変わった特徴があります。その下のレバーはというと… | |
このようにコッキングハンドルになっています。この銃はボルトオープンで固定されているためこのように引く事ができます。このハンドルはボルトから独立しており、射撃中も動きません。むしろこの位置で前後すると射手がエライことになります。 | |
リアサイトは100〜500メートルまで調整できるタンジェントタイプです。実際にこれを使って精密射撃が出来るほど命中精度が高かったそうです。 | |
バレルがやたらと茶色く写っていますが、光に当てると実際にこんな色に見えます | |
正面から。格好の的になりそうなマガジン。 | |
マズル部のアップ。全体が赤茶けていますがこれも元々の色で錆びているわけではありません。後期型はココにマズルブレーキがつきました。フロントサイトはドーブテイルになっています。口径に対してバレルの厚さがかなりあります。 | |
レシーバー側面です。トリガー前方のL型の部品がセレクター兼セイフティです。操作法はM1ガーランドなどと同様です。初期のM1931には、M1926同様側面にセレクターがついている物もありました。写真右上の突き出ている2つの部品は、長い方がマガジンキャッチで、短い方がキャッチに誤って触れないようにするガードです。 | |
マガジンハウジング付近です。トイガン化の際にはエジェクションポート付近が鬼門となるでしょうw 写真右の突き出しているレバーはバレルジャケットを固定するもので、写真の状態で解放状態になり、バレルジャケットが外せます。なんとその状態からさらにバレルも外す事ができます。機関銃のように簡単にバレルを交換できるこの機構があったおかげでより長い連続射撃能力持つ事ができました。さらに保守点検も容易になり、長い現役生活を送る事ができました。ロックする際はレバーをこの状態から時計回りに回します。 | |
左が71連ドラムマガジン、右が戦後開発された36連マガジンです。どちらも頑丈で信頼性がとても高かったそうです。スウェーディッシュKの愛称で有名なカールグスタフSMGもこの36連マガジンを使用します(初期型は後述の50連の物も使用できます)。手元にはありませんがオーソドックスな20連のマガジンや、50連の複複列式マガジンも存在し、この複複列方式は後にスペクターM4でも採用されます。 | |
ドラムマガジン反対側。銃に装着した場合はこちらがマズル側を向きます。 | |
ドラムマガジンを開けるには、まずマガジンの射手側の中央にある円形の部品を押しながら、写真のようにロック部品をずらします。 | |
するとこのように蓋が外れます。 | |
装填するには写真のように… | |
レバーを回していくとそのうちファーロアがロックされます。後はレーンに弾を詰め、蓋をセットし、マガジン分解の際に最初に押した部品を押すとファーロアのロックが外れ弾を押し上げます。ちなみに蓋をしないでロックを外すとエライ目に合いますw |
|
見えにくいですが、SUOMIの文字とTikkakoskiの文字が見えるでしょうか?(一応シリアルは伏せています) |
|
そんな華々しい歴史を持つ本銃ですが、最大の欠点は重すぎるという点です。殆ど削り出し部品だけの本体+ハドソングリースガンを超える重さを誇るwドラムマガジン+71発の9o弾の重さは7kg以上となります。軽機関銃並みに重い分、安定した射撃が出来るため一概に欠点とも言い切れないかもしれませんが兵士の負担は相当なものだったはずです。 次回予告も兼ねて兄貴分とツーショットw |
<Kのコメント>
|