M1ライフル第2弾は、マルイのM14とかマルシンのM1ガーランド、スモーキーのガーランドなどの助けを借りた、MIXジュースだぞ!と。ここで疑問は、冒頭の紹介で「フルスクラッチ」としているが、これでいいのか?と。
確かにフルスクラッチとは、製品の助けを借りないで、全てを素材から作り上げる最高技術。今回のMG2さんのM1ライフル2号機は、この「フルスクラッチ」の称号でいいのか?・・・俺はいいと思います。各社のパーツを「ただ組み合わせただけで」「多少の削りとか調整のみで」作ったような「素人カスタム」ではないことは、読んでもらえれば分かるだろう。いくら各社のパーツを多少取り入れたからといって、100の難易度が98に変わった程度(素人作品は難易度1〜5程度:当社比)。90以上がフルスクラッチなので、この作品は「立派なフルスクラッチだ!」と(当社比)。
前回の1号機よりも、構造が洗練されたように思えます。やはり、マガジンが「本来の弾倉部分にある」ことが大きいですよね。マルシンのガスブロガーランドはこの点、非常にリアル。カート無しとはいえ、上からクリップを装着・・・うむ、リアル。でもね、実はこの「クリップ装填」、コツがいるんですよ。本物よりも複雑に入り組んだ内部構造の「隙間を縫って」クリップを押し入れるんですが、これがまた一発ではいることなどない。どこかに引っかかって入れられなかったり、ちょっと位置がずれると、オペハンのストップが解除されて、クリップがまだ半ばしか入っていないのにオペハン戻っちゃったり、と。実質、使い物にならない。もしマルシンのガスブロをゲームで使うんなら(8mm議論は無視ね!)、激戦中のクリップ装填は不可能と考えた方がいい。リアルだけど、クリップ装填が極度に難しい、それがマルシンのガスブロガーランド。だから、背か曇ってるのに、滅多に撃たない、いや、撃つ気にならない、クリップ装填失敗しまくるから。
だから気楽に「いつでもすぐ撃てる」ガーランド、ほしいな。クリップ(マガジン)装填に気を使わないのがほしい。その点、MG42さんのM1ライフルはすごい。十分以上に実用レベル。さすがゲームに軸足を置いたお方。
ところで、鉄パイプ製のアウターバレルに浮かんだ錆・・・惚れました!!
MG42さん、いつもありがとうございます。手に入らない銃でも、こんな高レベルで自作できる人がいるだけじゃなく、現行品よりも実用的一品だ!という事実のみでも、この業界に希望が持てます。これからもよろしくお願いいたします。