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G1 (FAL)

 

 

JAC製L1A1のパーツを移植して、G1をL1A1にする計画

俺は、英軍のL1A1が欲しかったのであって、独軍のG1が欲しかったのではないことは、既に先の国会で明らかになっている。正直、「王様武器謹製金属製FALは欲しかったが、独軍仕様なので購入を2回躊躇した。で、G1を仕方なく買った。」が真実である。前安倍総理に非はないが、L1A1が欲しかったのはガチである。

一方、俺の手元にはJACのL1A1がある。一世を風靡したJACの忘れ形見のこの銃、日本のメーカーとしてはじめてFALをモデルアップしたという意欲を、大いに評価したいものであるが、所詮は剛性皆無の樹脂製である。ただでさえ、剛性的に不利な長い銃なのに、バレル付け根がグラグラである。

さて、ここに、「剛性壊滅状態だが、各パーツは実にL1A1なジャンク銃」と「剛性や造りが完璧だが、所詮はG1な全金属銃」があるわけである。

 

 


上G1、下L1A1


上L1A1、下G1

 

「L1A1」のパーツを外して、G1に装備すれば、念願の「全金属製L1A1」の完成じゃないか!!と。こうターミねーチャンとMSWEINさんは言うわけだ。なるほど!!その手があったか!!

いやね、お二人には悪いが、俺もそう思った、G1を手にする前に。つか、L1A1へのスワップを前提にG1購入を決めた。そう、「L1A1のパーツ外してG1につけて、全金属製電動L1A1完成!!」計画は、既に発動済みだったのである。安倍政権の屋台骨が崩れる以前に、既に「L1A1化」計画は実施されていた!!

そして、失敗だった。

 

では、順を追って話そう。そもそもFALは、1815年6月18日のワーテルローの会戦終結・・・という話から始めると電波なので、G1の何を変更すればL1A1になるのかから話そう。

(1)ハンドガード
    これは、最初に目に付く違いだ。これを換えるだけで49%達
     成である。

(2)マズル
    これも大きな違いだ。これとハンドガードだけで98%達成で
     ある。

(3)キャリアハンドル
    これはかんたんに交換できそう。

(4)セレクタ
    力のかかる金属部分なので、交換は不可かも知れない。

(5)グリップ
    握ってしまえば見えないのだが、パテ盛りで角を出せばおk。

(6)ストック
    根本的に形状が違うが、気づく人は少ないから無視。

(7)ボルトハンドル
    力がかかる部分なので、根本的に自作不可能。しらを切り通
     すしかない。

(8)ボルトのごみ取り溝
    描くだけでもおk。

(9)左側面セレクタ後方のテイクダウンラッチ
    「特別仕様だから」としらを切り通す。

以上が、「英検5級程度で気づく」違いである。俺は英検4級だから、全部気づいた。英検3級以上の人は、あまり威張らないで欲しい。

さて、大きな問題は(1)ハンドガードと(2)マズルである。これらだけでも98%L1A1化は終了である。逆に言うと、この二つが達成できなければ、他の点を換えても意味はない。で、結論だが、この2点が「ポン付けレベルでは不可」と判明したわけだ。

 

 

 

上がJACのL1A1、下がKingArmsのG1。こうして並べてみると、何となく「ポン付け!!かんたん!!」と思っちゃいそうだが・・・。まず、ハンドガードを見てみよう。

 

 

orz 思いっきり長さ違うしw JACのハンドガードつけたければ、アウターバレルとその上のガスチューブぶった切って、約1cm縮めなきゃ無理。あるいは、ガスチューブだけを縮めて、フロントサイト部分を約1cm後退させるしかない。できないことではないが、G1は「部品が一切入手不能な外国製」。おいそれと「ぶった切って」を実行できるもんじゃない。

 

 

では次はマズル。

 

 

上がJACのL1A1、下がKingArmsのG1。

まず長さから。A1の左側の白線がL1A1の全長、A1の右側の線がG1の全長。G1をL1A1にするためには、A2の分だけG1のアウターバレルを延長しなければならない。後述するが、G1のアウターは約3mm細いため、アウターを覆うスリーブ状のパイプをつければ、A2分の延長は可能。スリーブならば、元々のG1のアウターバレルへの加工は不要。この点は楽観できる。

問題は太さ。上側にあるL1A1のサプレッサーだが、ピンクの影は内側の構造。バレルへの取り付け部分から3cmほどは15.2mmの太さだが、そこから先は径が11.3mmと細くなっている。一方のG1のアウターバレル先端は、サプレッサーの取り付けネジ(ちなみに、14mmの逆ネジ)より先にB2の長さだけアウターが続く。この部分の径が13.2mmであるため、L1A1のサプレッサーが挿入不可能。「旋盤でL1A1サプレッサーの内径を削れ!」とみんなは言うかも知れないが、俺個人で旋盤なんて持ってないってw ドリルで根性という選択肢もあるが、削られる側のL1A1サプレッサーは10年以上前製造の「亜鉛合金」。「タナカの悲劇」に代表される「すぐ崩壊する」「崩壊しだしたら止まらない」「崩壊せずにはいられない」「崩壊無しでは亜鉛合金とは呼べない」「むしろ崩壊するために亜鉛合金は存在する」「亜鉛合金崩壊は宇宙の根本真理」とまで言われる「あの」亜鉛合金である。削る勇気などない。では、G1のアウターの先端を切るか?インナーバレルはアウターバレルの先端ギリまで来ているが、インナーを着ることには抵抗はない。いや、インナーを「切る」だなw (変な趣味の話になりそうだった。危ない危ない。) アウターの方も、サプレッサーに隠れる部分だからぶった切っても問題はない。が、G1サプレッサーをつけたときにガタがでそうで、少々踏み切れない。

さて、サプレッサーは何とかなりそうだが、最大の問題は「アウターバレルの太さ」。G1は15.0mm、L1A1は18.0mm。その差3mm。G1のアウターにパイプをかぶせればいいわけだ。が、G1の方はスリングスイベル取り付け部やバイポッド取り付け部の部分が太くなっていて、17.4mm。すると、G1のアウターにかぶせるパイプは、「外径18.0mm、内径17.4mm。厚さが18.0ー17.4÷2=0.3mm。」・・・0.3mmってあんた・・・。アルミ箔ですな。アルミ箔寸前ですなw そんな華奢なパイプ、「頑丈さで有名なL1A1のブルバレル」にできますかいな!!チタンなら別だけどね。だれか、0.3mm厚外径18mmのチタン製パイプを俺にくれ!!

以上を総合する。

(1)ハンドガードの部

「バレルとガスパイプを1cm短縮」「ガスパイプを1cm短縮、フロントサイト部分ごと1cm後退」、何れかの加工ができない限り、L1A1ハンドガードの取り付けは不可能。ちなみに、「ハンドガードを1cm延長加工」は、L1A1のスペックを崩すことになるので、不採用(こちらなら樹脂加工だから得意なのだが)。

(2)マズルの部

「G1のアウター先端、サプレッサーネジ部分より先を、インナーごとぶった切る」「0.3mm厚外径18mmのチタン製パイプを手に入れる」、この両方の条件を満たせば可能。

総合結論。

「ポン付け」「ライト加工」レベルでは、JAC製L1A1のハンドガードとマズルをKingArms製のFALに移植することは、不可能。

将来、コレクションを手に入れていく速度を収入(おこづかい)が上回るような事態があれば、JAC製L1A1とKingArms製G1の2丁を別に手に入れ、両方ともジャンクにする覚悟で挑戦できる。つか、将来的にはKingArmsからL1A1でる予定なんでしょ?わざわざ加工せんでもいい罠。

みんなは俺のように「G1をL1A1に加工すればいいじゃん?」と軽い気持ちでG1を買わないように。結構ハードルは高い。しかも、G1に戻せなくなる可能性大。

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