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てっぽうのページ

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十四年式(後期型)

 

 

マルシン製:ガスブローバック・セミオート

この拳銃を初めて知ったのは中学生時代、ワイルドセブンだった。八百が持ってた。あれは南部式拳銃で十四年式ではないと知ったのは、近年だった(涙目)。

初めて手にしたのは高校生の時。ハドソンの金属モデルガンだった。世は紙火薬式ブローバックの全盛期で、自分はCMCのP38ブリーバックを買って作動させ、感動したものだった。が、この十四年式にはブローバックモデルがなかった。その点は残念だった。手にした感想は、「握りやすい!」。自分の手は非常に小さく、ピアノで言えば1オクターブが限度。だから、M29のオーバーサイズグリップなんかは手に余り、ブラックホークのサービスグリップ(グリップフレームと同じ大きさの純正グリップ)がやっとだった。だからこの十四年式のフィット感は最高だった。

大学時代にLSのプラモを買い、社会人になってからマルイのエアコキとマルシンの固定式ガスを買った。ハドソンの金属モデルガンとLSのプラモがコラボしたモデル(上がLS、下がハドソン)は、今も持っている。エアコキは貸したら帰ってこず、マルシンの固定ガスは売った。で、ようやくブローバックする十四年式が手に入ったわけだ。

パッケージ(箱)を目にして自分は思った、「マルシンは大人になった!」と。M712のように「内容がパッケージからもよくわかるのだが、センスのかけらもない大衆デザイン」や、M2カービンのような「おみやげだ〜〜〜!デザイン」ではなく、かっこいい。人によっては「演出しすぎ」「シンプルすぎ」と思うかもしれないが、自分はこのデザインが気に入った。なんか、とっても得した気分。

仕上げは驚異的によく、パーテイングラインが(トリガーガード内側を除き)全て処理してある。さすがにKSCのソードカトラス並みとは言わないが、M712のように「全然処理する気ないッス!!」というのとは違った。嬉しい誤算だ。各部の造りもしっかりしていて、バレルとその後部ボディが分離式なのに剛性に不安はない。この点、ブラックホークやM712では不安を感じたが、この十四年式はカシッ!としている。マルシン、ようやくコツをつかんできた!?

手にした第一感想が「軽い」。以前持ってた同社の固定ガスよりも軽く感じた。マガジンを外すと、もっと軽く感じる。元々、「あのスリムなボディに、外観を崩さずにブローバックメカを詰め込むのは不可能」と言われていたのに、それを実現したわけだ。分解して思ったが、翌これだけのメカを上手に詰め込んだモンだ!と。ぺらぺらの樹脂ボディに重い金属製のメカフレーム組んで、剛性確保と重量アップの一挙両得・・・は、ブローバックモデルじゃ無理。多少軽くても我慢しなきゃ・・・。それに、軽いボディはブローバックの衝撃がより強く感じられるので、悪いことばかりではないと思う。

ガスを入れ、作動させる。ボシャ!(ボフッ!+ガシャ!=ボシャ!)という作動音で、快調にブローバックした。ネット上の動画で見た「頼りない弱々しい感じ」ではなく、結構ショックが来る。ボルトの作動は速く、目にもとまらない。M712よりも軽いだけあって、反動とまではいかないが、必要十分なブローバック・ショックが来る。8mmBB弾を入れて実射。ホップは効かせないで(最小限で)撃つ。お外は寒いので、元気はない。だから弾は山なりで、10m先の的に当てるためには結構上を狙わなければならない。弾道は素直で、10m先の空き缶(大)には4発目で当てられた。修正弾がきちんと的に近づいていった。これでホップを効かせると、射程距離は伸びるが、上下左右のぶれ(特に左右)が大きくなることは、過去の8mm機種で体験済みだ。今回は、3マグしか撃てなかった。寒いからだ。ちなみに今は午前1時、外は雪で気温-3度。マグよりも自分自身がお外に耐えられなくなったw

ボルトの後退量は少なく、実銃と同等のフルストロークではない。この点は少し残念。でも、そうしたリアリティを求めるなら、ガスブロを選ぶのは不適切。ハドソンの金属モデルガンを買うべきだ。

なんにせよ、初の「ブローバックする十四年式」。めでたい。今回は時間(というか根性)がなかったが、また時間(と根性)を見つけてライフルや刀等と記念撮影をしたい。分解もまた今度。

<2008年3月2日追記>

旧帝国陸軍小火器-01」追加。

<2008年4月28日追記>

写真追加(ブルーバックの写真群)。