ブラジルか?タイか?どちらの国に分類するか、少々迷った。Black Lagoonの設定では、「タウルス(ブラジル)製のM92Fコピー銃を、タイのガンスミスがカスタムした」となっているようだ。オリジナル製造がブラジルなのでブラジルにするのもアリかもしれないが、「オリジナル国籍」を追求し出すと、結局はイタリアになってしまう。だから、ガンスミスがカスタムしたとされる「タイ」をこの銃の国分類とした。異論のある方はお便り下さい。
さて、改めましてBlack Lagoonである。レヴィである。乱射である。勢いである。最初目にしたときの印象は、「バレルが長いな」。バレル先端近くに線があるが、その部分が俺的にはSOCOM-MK23とイメージが重なって、サイレンサーのねじ込み部に見えた。
だから、スライド延長に気づかなかった。不覚である。タイ語の刻印を目にしても、元々刻印には無頓着で興味のない俺は、スルーしてしまった。不覚である。結局、ステンレスモデルのM92Fだとしか思っていなかった。不覚である。不覚の三翻ザンクである。・・・久しくやってないなぁ。ヅガーン!とハコかぶりたいなぁ。
我らがKSCは、M911に続くコラボシリーズで出してしまったぞ、と。この世界では異端扱いされる架空銃を出してしまったぞ、と。さすが平成のMGCである。選択が渋い。2chで関連スレ見てると「アニヲタどもの・・・」とか「アニヲタうゼェー」とか散々書かれてるが、世間的にはアニヲタもガンヲタも等しく「うゼェー」扱いだから「目くそ鼻くそを藁う」である。
こだわりのKSCの称号に相応しく、パーティングラインは完璧に消してある。トリガーガード内部まで消してあるのには、頭が下がった。なのに、一番重要なバレルには、真横に・・・。まぁ、気にしなければいいというレベルではあるが、メッキモデルだとどうしようもない。次回ロットでは、「完璧に」消して欲しいものである。メッキはクローム系ではなく、マットなステンレス系。ヘアラインがきれいに入っていて、好ましい。2chで散々既出の「スライド側面先端近くの整形ヒケ」は、気になるレベルではない。グリップは象牙を模している。「こんなん象牙じゃなくてまんまプラじゃん」という意見もあるようだが、俺は象牙の本物を見たことがないので、「なんか象牙っぽくてイイ」と思う。赤みがかった落ち着いたアイボリーで、俺は気に入っている。グリップ中央のどくろと曲剣(カトラス)のメダリオン(?)は、まぁこんなものかな?と。いいじゃないか、どうせ架空銃だし。
ノーマルのM92Fより1.65インチ(42mm)長いバレルを装備したこの銃、持った印象は「長ぁー」。M29の4インチから6.5インチに持ち替えた感覚に近い。バレルが長い銃は、目標に向けたとき、バレルが短い銃よりもよく当たる気がするから不思議だ。ノーマル銃に対して、短い(小さい)モデルはよく存在するが、「ノーマルよりも長い」銃は、特にオートの世界では珍しい・・・つか、架空だったな。でもな、USPに対してコンパクト、M92Fに対してセンチュリオンのような方向ばかりじゃなくて、ガバに対してハードボーラー(長い奴)、そしてこのソードカトラスのような方向もイイじゃないか。ということで次回は「6.5インチバレル」タイプのM8000(クーガー)とかM84を希望する次第であります。よほどの優良アニメ作品にでなきゃ売れないだろうけどw
持ったときのもう一つの感想。軽い。何か俺勘違いしてて、「HWのシルバー塗装」と思いこんでた。だから持ったとたんに「あれ?軽ぅっ!!」。延長されたバレルやスライドの重みは感じられず、重量の大半はマガジン。だから金属モデルのM29で4インチから6.5インチに持ち替えたときの「先っちょ重っ!!」という感覚がない。これは残念だ。ロングモデルの醍醐味である、「ノーマルと持ち替えたときに感じる先端の重さ」が味わえないのはねぇ・・・。
さて、ガスを入れる。スライドが長くなっていても、HWではない樹脂(ABS)だから、スライド重量は軽めのはず。これは迫力の撃ち応えが期待できる。トリガーを引くと「バン!!」と大きな音。スライドの動きは見えない・・・スライドの動きが速い!!ガスでピストンを「ウニュゥゥ〜〜」と押して、スライドが「ヨッコラショ」と動き出す、あのKSC
SOCOM MK23のような感覚とは違う。同じくKSCのUSPコンパクトに近い。いや、USPコンパクトよりも速く感じる。しかも手首に衝撃が来る。
ガスがピストンを「押す」のではなく、「爆発!!」という感覚である。なんかKSCのサイトの情報では、今までのM92Fとは設計が違う(新しい)ブローバックシステムだそうだ。従来のM92F製品とはマグの互換性がないほど、徹底した設計変更らしい。残念ながら俺はKSCのM92F系は、このソードカトラスがはじめてなので、正確な比較ではないが、マルイのM92Fと比べても迫力が違う。USPコンパクトやM8000、Cz75らと比べても迫力が違う。こればっかりは、比重のかるいABSに軍配が上がる。実射は・・・いつも通りまだだ。今度晴れたときにやってみる。
2丁がデフォのこの銃なのだが、今回は予算がキツかったので、1丁で我慢だ。2丁拳銃でいつも不思議に思うことなのだが、マグチェンジはどうしてるんだろうか。作品中でもちらっとチェンジ中のシーンはあったが、左手がフリーではないので当然1丁の時よりもタイムは落ちるだろう。左のマグチェンジは当然右手でするんだよな?・・・難しいな。右手にマルイ製M92F、左手にソードカトラス持ってマグチェンジやってみたが、銃を持ったままでも何とかチェンジは可能だ。問題は、マグをポーチ等から取り出すときだ。手にしている銃が邪魔だ。よほど取り出しやすいポーチ類じゃないと、銃を手にしたままでは無理。ポケットなどは論外だ。特にソードカトラス持ってる方は、銃が長い分、心理的にもマグを取り出しにくい。このあたりはどうなっているのか、是非とも作品中で見てみたいものである。GSGでヘンリエッタはP90の、マグチェンジ見せてくれたことだし、BLもがんばって欲しい。
残念なことに俺はM911を持っていないので、いっしょの記念撮影ができない。ここはひとつ、両方持っている人たちに記念写真を期待したい。M911とソードカトラス1丁ずつでもおkだし、2丁ずつだと尚良い。オマエら、お願いいたします、これこの通りm(_
_)m
注:コノトコロ暑くてバテているわけだが、その状態で写真撮って処理したら・・・orz。今度また撮り直すよ。