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てっぽうのページ

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SUSAT

 

 

ARES(STAR)製:パチスコープ

現用英軍を語る時に外せないのがSUSAT。Sight Unit Small Arms Triluxの略で、トリチウムが使われていて、夜間はレティクルが光るらしい(本物)。無骨さが売りの英国兵器部品の名に恥じぬ無骨さ。何故こんなにごつごつしたデザインにするのだろうか。もっと、シンプルというか、上品というか、洗練されたデザインにはならないのか!!・・・いやいや、洗練されたらイタリアやフランスやアメリカになってしまう。英国に洗練という言葉は似合わない。

と英国のイメージを勝手に決めつけて、届いたARES製SUSATを手に取る。G&G製もそうらしいのだが、何故かケースに入ってくる。中身はお約束のスポンジサンドイッチで、耐衝撃性に優れる。優れるが、中身を取り出した後には役に立たない。毎回、使うごとにケースにしまうものならいざ知らず、一度装着したら滅多にかたづけることはないSUSAT、ケースが無駄だぞ。ケースの分、値段下げてくれ。

手にすると、やっぱ重い。600gくらいありそう(面倒なので計ってない)。表面仕上げはSTARの標準・・・半つや消しの黒。マウントレールへの取り付け部分は頑丈そうで、こんな重いスコープでも、しっかりと支えられそう。覗いてみる。アイレリーフが短く、アイピースに顔を押しつけるような感じで、ようやくまともに視界が得られる。視界の許容範囲が狭く、ちょっと目がずれるととたんに視界が奪われる。素早くサイティングして・・は、このスコープじゃ無理。

倍率は4倍で標準的な感じ。ただ、エアガンでは倍率が大きく感じられる。2〜3倍で十分ではないだろうか。

レティクルはポストタイプで、先端の三角形部分は細い線が頂点へ収束している。狙いやすいレティクルだと思う。

日本で手に入る「パチSUSAT」は、現状で4種。LSのプラモ用、MMC用、STAR製、G&G製。今回、G&G製が見つからなかったので、STAR製にした。オープンサイトのL85&L86も捨てがたい魅力がある。が、やはりSUSATの姿が最高。こんなマニア好みのデザインにするなんて、英国未だ健在!!

 

<2009年11月23日追記:ブルーバックの写真群>

L85AFV(L22A2)を買ったら、このSUSATが標準でついてきた。L85A2Carbineの方に移植したのだが、問題があった。中のレティクルがずれていたのだ。レティクルを20度ほど左に回したような状態になっていた。これ、気持ち悪いので、直ちに修正。まず、分解する。スコープ本体をマントから外す(裏から2本のねじで固定されている)。次にスコープ本体の下の蓋を外す(4本のねじで固定)。すると、中に円筒形のスコープがあるので、その固定ねじを緩めて直す。簡単に直った。

しかしこのSUSAT、中身はあんなに簡単になってたんだ。発光機能もないし、狙点調整はマウントベースの方でやるし、倍率調整もピント調整もない。こんな単純なスコープが単品価格1万6千円。ガワだけの値段としても高いぞ。3千円台にしてくれればね・・・色々他の銃にもつけたいな。こんな↓例もあるし。

↓拡大

SUSATといいトリジコンといいELCANといい、軍用スコープって個性的で大好き。

 

 
 
 
 
 

ARES製


MMC製
 

LS製

ARES製


MMC製


LS製

ARES製
 

MMC製

LS製


スコープ本体を固定しているねじを2本外す


スコープ本体の裏蓋を外す(ねじ4本)


内部のスコープ固定ねじ