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てっぽうのページ

てっぽうのことが載ってるよ。 サッカーとか液晶テレビとかの話題は他へ行ってくれよな。

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スプリングフィールドM1903

 

 

KTW製:エアーコッキング:ボルトアクション

    

よく知らない鉄砲である。映画とかにも出てこないし、未だかつて国内で模造銃になったこともないし。第一次大戦には米国ちょこっとしか参戦しなかったし。とことんマイナーな銃である(for me)。歴史の檜舞台に立っていないマイナーな銃など、俺的には大好きである。とことん、可愛い奴である。

さすがKTWである。よりによってこの銃をモデル化するとは、ただ者ではない。ただ者ではないからKTWなのである。よく分からないが、俺のマイナー心を十分に満たしてくれる。

三八式、九九式、エンフィールドとは違い、これは全金属製である。重いしひんやりした感触だし操作音もいいしさすが金属製!!・・・なんだけど、1つ残念なことがある。ボルトを操作したとき、三八式や九九式のようなスムーズさに欠ける。左右のがたつき感がある。また、ボルトを上げたとき、リアサイトに小指が当たる。エアコッキング銃だから、ボルトの引きには力がいるので、できるだけボルトの根本に力を入れたい・・・右手の小指の位置である。が、リアサイトが邪魔で、引き初めには小指をボルトの根本まで持って行けない。すると、ボルトハンドルの先端近くを持つことになり。ボルトをまっすぐ引く力が分散され、ボルトが斜めに引かれることとなる。先ほどの「ボルトのがたつき感」がこれで増長され・・・。

仕方なく、ボルト表面の黒メッキを落とし、摺り合わせをした。多少動きはスムーズになった。悪いことばかり書いたので、良いところも書く。まず、細部まできちんと作り込まれていることである。きっちりと造形されている。各部のエッジもしっかり出ているし、造形的な美しさとしては、さすが最後発と言える。あと、KTW製品はいつもそうだが、木の部分がすばらしい。見えないところまできれい・・・某マヌシンBLKガーランドのように、機関部が収まる部分に「小刀ないんかい!おのれの工場には!!」とつっこみを入れたのは俺だけだろうか。そんな他社製品に比べて、中の方もきれい。丁寧な仕事。さすがである。

やっぱ、えぇわぁー・・・

追伸:某マヌシンの銃とKTWの銃では、値段が倍も違うのだから、こうした差異は当然。簡単な評価で決めつけないで欲しい。両方ともとっても好きなメーカーだし。じゃぁ、俺が悪口言うなって言うんですかそうですか。

<2006年6月30日追加:↓青の背景部分>

M1903A3をM1903A4にするパーツがKTWから発売された。要するに、普通の歩兵銃を狙撃銃にするためのパーツだ。もっと分かりやすく言うと「マウントベース」である。

上には書かなかったが、この銃が映画上でメジャーになったのが「ライアン二等兵」である。ジャクソンである。カッコいいと思う。最初に海岸の機銃座吹っ飛ばし塔の上の敵狙撃兵スコープ越しの一弾で葬り、近接市街戦ではオートマチックのような連射で多数の敵を倒すという、まさに「大暴れ!」「ご乱心!」である。しかも左利き。でっかいスコープには多くの疑問があるが、格好いいことは確かだ。

ガーランドが全兵士に支給された中で、この銃の生きる道はフィリピン(ガーランド不足)か狙撃銃かだけだったであろう。って、「全兵士にガーランド支給」って、むちゃくちゃすごいことなんだけどな。それをサラリとやってのけるのが米国の恐ろしいところだ。

さて、KTWから出た「A4化キット」であるが、イカす(死語)箱に入ってくる。何の印刷もない汎用的な段ボール箱にプリントした紙が貼ってあるだけ。こういったセンスを他社も見習ってほしい(特にマル○ンに言いたい。あのパッケージセンスは好きになれない。)。箱に入っているのは、「マウントベース」「ネジ2本と六角レンチ」「取説」。

取説をよく読むと、「3.3mmの穴を空けて、M4ピッチ0.7のネジを切る」とある。穴を空けるのは問題ない。ホームセンターで980円で買ってきた電動ドリルがあるからだ(5万円で買ってきたボール盤もあるのだが、チャックが無くなって以来使っていない)。問題はねじ切りである。関係ないが、有名なFlashサイトであるゴノレゴの中で「ねぎだく」が「ねじだく」と発音されるのはあまりにも有名だが、今回のねじ切りには関係はない。

さて、自分にとってのねじ切りは、厨房時代の技術科授業である。たしか、マイナスドライバーを作ったときだ。ダイスとかビットとか言う道具でネジを切った。「折れやすいから気をつけろ!」との先生の言葉を全然聞いていなかった俺は、見事にビットを折ってしまい、先生から雷を落とされながら最初から作り直したものだ。かように、俺にとっての「ねじ切り」という行為は、サルに核ミサイル発射ボタンを磨かせるようなものだ・・・無謀だ。しかし、こんなことで負けていては科学の発展はない。ホームセンターで道具一式買ってきて挑戦した。結果、何のトラブルもドラマもなく、無事作業は終了。作業で面倒だったのは、切りくずの除去と清掃だった。

で、無事マウントはついた。前もってフロントサイトは外していたので、まさに「狙撃銃、ここにあり!」という風格と品格が誇らしげにジャクソン状態となった。ただ惜しむらくは、スコープがまだ手に入っていないということだ。既に落札はしてあるので、到着次第報告する。

<2006年7月3日追加:↓黄の背景部分>

スコープが来た。大戦型と言えば細身でしょう。ということでこのタイプに決定。オクで2.5K円、安い!!ただ、マウントリング(?)が細くて、KTWマウントの本来の位置には合わなかった。仕方ないので、正規のマウント位置を避けて、内側に取り付けた。強く押したりするとぐらつくので、実用性はない。マウントリングのためにマウント位置が高めであることを除けば、雰囲気は出ていると思う。

<2006年10月19日追加:↓黄色の次の白の背景>

Sさんという方から質問を頂いた。この銃のためにM1907スリングを購入したが、後ろ側のスイベルの幅が狭くて通らないぞ!と。M1907の幅が32mmなのに、スイベルの内径が最大29mmだぞ!と。

実はそうなんだよね。ガーランドの方にはターナーのM1907をおごった。高かった。だから、M1903の方のスリングはケチった。オクで見かけたスリングで、ターナーの半額未満だった。で、その安物無名戦士スリングが「たまたま」細かったわけだ。サイズを並べてみる。

  • 幅32.0mm  :M1907
  • 幅25.7mm  :無名戦士
  • 幅29.0mm  :スイベル内
ということで、俺は偶然セーフだった。が、ターナーのサイトでも First used on the US Rifle Model of 1903 (Springfield), the M1907 was the standard sling for the Model of 1917 and the M1 Garand.  とあるように、M1907はM1903で正常に使われていたわけだ。すると、スリング幅とスイベル内径の差約3mmはどう解決したらよいのだろうか。
  1. 厚手の革とはいえ革は革、無理矢理ねじ込めばいいんジャマイカ。
  2. 愛情です。答えは愛情です。
  3. KTWさん、もしかしてサイズ間違ってませんか?
「1.」は、問題をとらえ違えている。スイベルを通らないのは革の部分ではなくて、金具の部分。俺もやってみたけど、無理。

「2.」は、どちらへの愛情かによる。銃への愛情が強いのなら、スリングの金具を削る。スリングへの愛情が強いのなら、スイベルの内側を削る。両方への愛情が同じなら、この方法は選ばない。

「3.」は、誰か問い合わせてくれ。つうか、俺が問い合わせてみる。結果はまた報告する。

Sさん、ヤケを起こさないように、KTWからの回答が来るまで、待っていておくれ。

<2006年12月16日追加:↓はぐれ小僧さんコーナー>

結局、未だにKTWからの回答は来ない。が、モシンナガンとか三十年式銃剣とか規制関係とかで忙しい時期だろうから、それらの邪魔になったりしないように、気長に待つことにする。

さて、リアスイベル関係だが、はぐれ小僧さんはご自分で解決されたようだ。そのご報告を頂いたので、「みんなにも知らせてくれ!!」と要望したら、快く掲載を許可してくださったので、はぐれ小僧さんコーナーに掲載する。みんなではぐれ小僧さんに感謝汁!!

<2007年8月16日追加>

mieさんに頂いた「マルシンガーランド用木箱」を利用した写真を、冒頭に入れた。

<2009年1月6日追加>

YouTubeより。リアサイトが機関部後端にピープであるモデルではなく、チャンバー上にタンジェントであるタイプ。ボルト操作が多少スムーズさに欠けるような・・・(射手の技能の問題?)

 

<2009年3月14日追加>

 

 

 

グリップ部分の下の方がストックから段差無し→古式銃のような部分

ボルトアクションって美しいと思う
 

ボルトアクションだなぁと実感するシーン

実銃での単発機能切り替え
あまりにも意味のない機能に思える
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実銃でのセイフティON

ゴチャゴチャしてメカメカしい

トリガーの上、銃床横に見えるクロスボルトが、KTW特製セイフティ
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マズル部分

フロントサイトにガードがない結構古い設計

狙いやすいリアサイト

銃床板は薄い金属
ちょっと残念だけど、もしかしてデフォ?

布とライトを買ってきて、ちょっとそれっぽい撮影環境にした
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環境がよくなっても撮影テクニックは変わらない

フロントサイトを外す

「これから狙うぞ!」という気迫が感じられるフロント周り

KTW謹製
箱がカッコイイ
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何やら固くて重い樹脂製

マニュアル通り揃えた工具類

取り付け加工完了
俺のようなド素人でも15分ほどで完了

M1903A4
・・・スコープまだだけど
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スコープがついた

大戦型としては、こんなスコープがお似合い

ボルトハンドルの邪魔になる

すっきりした朝の気分的なフロント周り

スコープは細くてGood!
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狙撃銃っぽい
いや、狙撃銃だけどな


ライバルと共に



メカメカしい機関部

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スリングに注目

M1903の方が細い気が

並べたらやっぱ細かった

M14につけてるコットンスリングも並べてみた

太い方がM1907
細い方が無名戦士
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M1903の後部スイベル

無名戦士の方は楽勝で通る

M1907は. . .全然無理
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はぐれ小僧さんコーナー
 

まずはスリングスイベル編です。 ※数字の単位はmmです。

 

 

 

左側上段
東京マルイ製電動ガンM16A2 純正フロント側スイベル
外径:42.5×16.5 内径:34×8.5 線径:4
切込加工部分巾:10〜6
※このスイベルを代替パーツとしてM1903に装着しました。

左側下段
KTW製スプリングフィールドM1903 純正バットプレート側スイベル
外径:38×17 内径:29×7 線径:4
切込部分巾:6

右側
参考品 マルシン製M1ガーランド 純正フロント側スイベル
M16A2のスイベルも本来は参考に添付したM1ガーランドのスイベルと同じ様にストックに固定する為に突起(赤丸で囲ってみましたが見えますか?)がついているのですが、この部分を金ノコで切断してヤスリで巾を調整しました。
切込部分の巾は最初は狭めに切断して、後はヤスリで調整した方が良いと思います。

 

 

左側
透明のビニールチューブですが、ライター等であぶると収縮するものです。
釣具店のルアーコーナーで発見しました。
ストックに装着した後にスイベルが動く事で木部分に傷が入るのが嫌だったので保護の為に付けました。

 

 

スイベル固定の座金を分解したところです。

 

スイベルのみ装着

 

M1907スリング装着

(Kによるコメント:「きれいな仕事ですね!!オリジナルを傷つけず、改変せず、不要品からの流用。Sさんの加工スタンスを俺も見習います。」)

 

 

続きましてスプリングフィールドM1903A4編です。

 

 

 

A3タイプ標準装備のフロント及びリアサイトを撤去し、A4スコープマウントを装着。

スコープはシカゴレジメンタルスさんから購入した旧ハッコー商事製の「B5Z-3154」です。
スコープ倍率:3-15倍
チューブ径:1インチ
対物レンズ径:40mm
スコープ長:本体365mm+サンシェード80mm

私もサバゲーはしないお座敷派です。
でも室内で空き缶を撃つ程度は楽しむので集弾性・狙いやすさでは手持ちのエアーガンの中では一番です。
Kさんも御指摘の様にボルトの操作性は???ですが・・・

 

 

スコープ以外はひとつ上の写真と同じです。

スコープは同じくシカゴレジメンタルスさんで購入した「CRMP-8325AS」です。
スコープ本体+バトラーキャップ+サンシェード+スコープマウントがセットになっていて、諭吉さん2枚ちょっと+送料でした。
スコープ倍率:8-32倍
チューブ径:30mm
対物レンズ径:50mm
スコープ長:本体446mm+サンシェード80mm

映画「プライベートライアン」のジャクソンに憧れて模造してみました。
ただスコープが長いのは満足なのですが、倍率が8倍からなので倍率が高すぎて室内狙撃には使いにくい(とほほっ)

はずかしくて言いにくいのですが平成18年の年始めに20数年ぶりにエアーガン収集に復帰した際は本当になにも知らなかったのでバカ長いユナートル製のスコープがどうしても欲しくなってあちこち探していた時にシカゴレジメンタルスさんの存在を知りました。
無知で怖い物知らずだったのでシカゴレジメンタルスさんに普通に「映画でジャクソンが使っていた長いスコープ置いてませんか?」と聞いたところ「米軍のかなり初期のスナイパー用で、過去に入荷した事例もなく将来入荷したとしてもかなりの高額になります」と言われました。
その時は仕方ないな〜程度に思っていたのですが、後々雑誌等で非常に希少な物と言う事を知りました(シカゴレジメンタルスさんごめんなさい)。

(Kによるコメント:「教会の塔の上にいる独逸の狙撃兵を仕留めたジャクソンの、あの有名な『ながーーーーーーーーーいスコープ』じゃないか!!格好良すぎ。つか欲しすぎ。つか、つか、つか. . . 絶対買う。俺も買う。)

 

 

 

なんとかスコープに干渉せずにボルト操作できます(汗)

 

残念
惜しむらくはスコープのチューブ径が30mmな事。
スコープは細い方がスマートで好きなのですが・・・

 

残念2
フロントサイト固定用のビスの傷が残ってしまいました。
黒マジックで塗ろうかな・・・

(Kによるコメント:「私も黒マジックで塗りました」)

 

 

おまけ編です。

 

 

 

Kさん風にKTW製品の集合写真を撮ってみました。
スペースの都合でウィンチェスターM1873カービンは省きました。

(Kによるコメント:「うおーーっ!!九九式狙撃銃!!すげーーーーっ!!」「次回詳細キボン!!」)

東京マルイ製電動ガン M16A2(上段) M4A1(下段)

社外パーツの豊富さで世の中、猫も杓子もM16・M4系みたいで、私も何となく買わなければいけない気持ちになりました。
とりあえずM4A1を手に入れましたが、欲しい物が手にはいると別の機種が欲しくなる狩猟本能?がうずきだしてM16A2の購入にいたりました。

気まぐれでM16A2のストックを社外品に替えたおかげでM1903のスリング問題は解決しました。

(Kによるコメント:「M16で外せないのがこの2丁ですよね。加えてハンドガードおむすび系の2丁...A1とベトナム. . .で最小構成のコンプリートですよね。)

 

おなじみのマルシン製M1ガーランドです。

銃口部分についているのは着脱式のフラッシュハイダーです。
Kさんも御存知のHP「武器庫」の中で紹介のあったM1ガーランドの狙撃銃バージョンのM1Dに装着してあったものとたぶん同型の物です。
最初は塩ビパイプで作ってみようかな〜と自分の工作能力の器も省みず考えていたところ、シカゴレジメンタルスさんのHPで発見してしまいました。
見た目は安っぽいんですけど結構高かったですよ(\29400)・・・

(Kによるコメント:「かっこよす!!以前よく単品でオクとかで見かけたが、装着してあるのを見るのははじめて。武器庫の中では、そういえばM1Dのページ、見たことなかった. . .orz。さて、金もないし、自作に挑戦か!? 問題はラッパ部分。テーパー加工は他の流用かヒートプレスで、他は積層が基本で。上手くつくって量産できて、1万円未満なら、売れるかな?」)