ランボーでしょう、やっぱり。ベルト弾薬を左手で支え、腰だめでドドドドドドド！！と。アノ姿、あこがれたが、みんなはどうだったのだろうか。男子に生まれた以上、一度はアレをやってみたいとは思わないだろうか・・・。
ブラックホーク・ダウンでは、このベテランM60と新鋭M249のコラボが面白かった。長く重くパワー重視のM60、小さくサイクル速度が速くて弾幕重視のM249、そんなイメージだった。・・・ところが、実際にはM60とM249はそれほど長さ違わないのよね（M249がわずかに短い程度）。写真で見てほしい。
機関銃と言うことで、ぱっと見MG42に似ているが、MG42から譲り受けたのはベルト給弾部分のみ。作動方式はMG42とは違う。MG42はローラーロッキング使用のディレードブローバック。M60はFG42と同じ作動形式（ガス圧、回転式ボルト、オープンボルト等）。バレルの下や上にガスパイプがあるのがガス圧作動・・・MG42にはない部分。
昔、アサヒから出てたこれがほしくて、かなりあこがれたものだ。が、当時10万レベルの資金をつぎ込む余裕はなく（車に夢中の時期）、文字通り指をくわえてあこがれるだけだった。TOPから電動で出た頃には多少興味が薄れ、そのうち「ほしい」リストの下の方へ沈んでいった。M249を手に入れたら、TOP製の意外な面（しっかり感）に気づき、一気にほしいリスト上位へ。残念ながら、リストの一桁台へランクインはしなかったので、何となく先延ばししていた。そうこうするうちに、「TOP、電動銃全て終了宣言」が為され、危機感が高まる。ガリルの無理買いが祟っているのにもかかわらず、無理にオクで中古を見つけて手に入れた。
3万5千円。程度は上々。くたびれているが、極端な破損や傷もなく、丁寧に扱われていたようだ。電動部分もトラブル無しで、バッテリーも生きていた。これでこの値段は「大吉」。残念ながらベルト弾薬は付属していなかったので、これもオクでさがした。7.62×51NATOダミカの相場は1発200円〜300円。オクで詳細に調べたら、1発120円ちょっとで売っている出品者を見つけた。30発買って4000円でつりが来た。しかもとてもきれいなダミカ。これはお勧め。が、カートだけあっても仕方がない。機関銃には「ベルト」が必要・・・カートリングが必要。実はこれ、50発分ほど持っている。大学1年の時、名古屋の放出品の店で買った30-06の弾帯。カートが結構へこんでいたり、弾頭がつぶれていたりのジャンク品で、100発買ったけど使えたのは20発前後。残りはそのまま倉庫に眠っていた。今回、約30年の眠りから起こした。7.62mmNATOは元々30-06の短縮版なので、ベルトリンクも問題なく使える・・・はずだと思ったのだが、やっぱりその通りで問題なく使えた。ベルト弾薬がなきゃ機関銃じゃない！！
TOPのM60、前回手に入れたM249と比べてかなり大味。つか、造形技術ダメだしｗ ガスパイプが樹脂の一体式（左右モナカ）なのだが、「お前これ昭和初期のお子様向けプラモか？」というレベル。エッジはだるいし、貼り合わせも合ってない。変にツヤツヤで金属の質感ゼロ。早速写真撮り終えてから取り外し、現在修正作業中。ハンドガードもグリップパトもバットストックも同じで、とにかく質感が壊滅的。逆に、これが「ベトナム世代クオリティ」とも言えるかも知れない？とにかく各部の修正が必要。また、TOP製の弱点として、「金属マテリアルの違いによる質感の違い」が見えすぎ。亜鉛、アルミ、鉄等異なる金属がそれぞれバラバラの表面処理（ガンブルー処理、つや消し黒塗装等）がされているので、全体としての一体感に乏しい。特にこれは六四式のときに強く感じた。今回ちょっと根性ないのでお預けにするが、いずれ全部バラして、統一したつや消し黒に塗装したい。
これ手に入れたので、急に三脚もほしくなった。5万前後で、オクで出ている。そこまで行くと病気か？あるいは、M240の方へ行くのが常道？（九六式軽機は、予価が「30万円前後」という神をも恐れぬ数字なので、スルー）
