実は余りよく知らない鉄砲だ。自分の知っている分隊支援火器=軽機関銃は「BAR」「M60」しかなく、このM249どころか九六式もよく知らない。勉強不足だ。駄目だぞ俺。
で、BHDで俺的にはじめてこの銃をメディア上で見たわけだ。


.308使用のM60とちがい、.223使用のこのM249は、スクリーンで見る限り、小さくてコンパクト。弾薬の大きさが全然違うのだから当然だが、BHDでは上の写真のシーンでM60と共演しているため、サイクルの違いが良く分かった。反動の大きなM60は、意図的にサイクルが抑えてあるが、反動が比較的小さいM249ではサイクルが速い。
ずんぐりしたボディに細いバレルがにゅっ!と出ているM249。あまり興味はなかった。加えて、TOYGUNではTOPからしか出ていなくて、高くて買う気がしなかった・・・いや、高くて買えなかったのが本音だ。TOPは、他社が出さない銃を狙ってくるすきま産業なのだが、六四式のデフォルメに懲りていたので・・・。
G&Pから「TOPよりはちょい安め」のM249が出た。実売で10万を切っていた。ちょっと心が動いたが、10万円という金はがんばらなければならない金額なので、購入候補にならなかった。そんなある日、STARから出たM249が目に入った。実売6万円ちょい。おお!!これなら買える!!・・・これが9月初めごろ。で、皆さんに「ノーマルモデルか空挺モデル、どっちがいいと思いますか?」と投票をお願いしたのが9月24日。その翌日、在庫無しで次期入荷未定という連絡がショップから来て、待ちフェイズに入ったわけだ。ところが、短気な俺が悠長に待っていられるわけがない。せっかく不要物をオクで売り払って手にした金が、あら不思議、みるみる減っていくわけよw で、手元にデトニクスとかAppleの新型キーボードとかあるしw ・・・「このままではいかん!!このままではせっかくの実弾(M249購入資金)を撃ち尽くしてしまう!!」と危機感にかられたのが10月半ば。いつ来るのか分からないSTAR製、ショップではなくてオクを頼ろうとオクで探した。

オク上にはけっこうあった。新品もあり、購入予定のショップよりちょい高め程度で入手可能なようだ。色々物色した。すると、G&Pとかから出ているアフターパーツの大半が、「STAR製ではなくてTOP製対応」と言うことに気づいた。いろんなバリエーションがあるM249は、何丁も買うわけにはいかないので、可能な限り1丁で色々楽しみたい。アフターパーツが将来出るかわからないSTAR製に対して不満が生じ始めた。トドメは「TOP製はM16のマガジンが使えます」ということ。この点を甘く見ていたが、「緊急時にはM16マガジン使用可能」という点が気に入っているだけに、「マジ?STAR製はM16マグ使えないの?」と質問したら、「はい、使えません」と。この瞬間、STAR製の購入は無期限延期となった。
で、仕方なく、TOP製かG&P製の高い新品を買うしかなくなったわけだ。ヲイヲイ、6万ちょっとで買えるからという理由で買おうと決めたM249なのに、何10万以上出そうとしているわけ?と正気に戻り、「八九式折曲銃床買って、ハンドガードぶった切りのゲンブンカービン製作プロジェクト・・・問題はバッテリーの処理!?・・・単4乾電池7個がぶった切ったハンドガードに収まるか!?」というのをやろうかと思っていた。その矢先、「TOP製の中古」が目についた。M249は人気なので、6万以内で手に入る「優良中古」はない。外観はいいのだけど作動しないのや、その逆ならあるのだが、そんな使い古しは要らない。ところがこのとき目についた中古は違った。外観OK!!新品にさえ見える。こういった場合、内部メカの方が心配。出品者は「OK」と言っているが、「手元に来て撃ってみたら作動しなかった」という経験もあり、不安。出品者が信頼できるかどうかが問題。出品者をよく見ると「la-gunshop」と。la?・・・おお!LAか!!
俺はこのショップが気に入っていて、大抵の新品はここの通販で買っている。自分的には充分に信頼できるショップだ。そのLAが「作動大丈夫」と言っているのだから、不安がる必要はない。48,000円スタートで上限6万で入札。途中で1件入札があって51,000円になったが、そのまま終了。予算が余ったので、G&PのMK2ストックも落札した。こちらはFAL買ったショップだった。
落札したのは「前がMK2、ストックが空挺」モデルだった。LAの商品説明では「個人カスタム?」となっていたが、ネットで調べたらTOP純正で存在した(今は絶版)モデルだった。アフターパーツが豊富なTOP製だから、ノーマルストック手に入れたし、あとは空挺用の短いアウターバレル手に入れればウハウハだ。ちなみに、ボックスマガジンと.223の12連ダミカも付属していた。
ブツを手にして驚いた。状態は最高、つか、これ新品じゃないの?スチール多用がポリシーのTOP製には、錆はデフォ。六四式なんか、この前見たらマグ錆サビ!!(泣)。手にしたM249には錆もその兆候もなし。傷もなく、撃ってみたら快調そのもの。これだからLAは信頼できる!!
手にした第一印象。「重い」。取説では5.5kgだぞ!と。自分が今まで手にしたToyGunでは文句なしに一番重い。次に剛性。フィードカバー以外全金属製でしっかり組み上げられているので、フニャフニャ感は全然なし。
バッテリーを組み込む。この日のために社外品「TOPのMP40やM249に使えます!」というTOP型バッテリーをオクで買ったのだが、なぜかMP40には入らなかった。で、M249にも入らなかった。バッテリースペースきつ杉!!コネクタの処理を後日考えることにして、しかたなく今回はマルイ純正のミニバッテリーを使用。純正の9.6Vではなくて8.4Vになるので、サイクルがちょっと落ちた。
ボックスマグを組み込む。マグ作動のための四角い9.2Vバッテリーを「おお!なつかしい!!ギターにはまっていたとき、ボックスエフェクターで散々お世話になったなぁ」とか郷愁に浸りながら組み込む。M16マグ差し込み口にBOXマグ専用のアダプターを挿入し、BOXマグを本体に取り付ける。アダプターの装弾パイプ(スプリング)をBOXマグに取り付け(ネジ止め)、
ダミカを組み込む。結構簡単についた。でも、これって邪魔。BOXマグは邪魔。実銃で200連の弾幕を張るためには仕方ないのだが、もっと頭いい方法を誰か考えてほしい。
BOXマグを外し、M16用のマグを入れてみる。簡単に入った。左側面に斜め下へ向けて「生えた」M16マグ。イイ!!とんでもなくイイ!!これだ!おれがほしかったのは!!STAR製が在庫切れだったのは、こうして考えてみるとラッキーだった。もしSTAR製を手にしていたら、挿入できないM16マグを目の前にして、放心状態だったと思う。絶対にその翌日にはオクに出品してたと思う。
別落札で手に入れたMK2ストック。本体後部の2本のピンを外して付け替える。簡単だ。が、デザインが悪いな、これ。M249初期型(BHDで出ていたタイプ)のストックは、FNCやFALの空挺モデルと同じようなタイプのストック。使いづらさはないと思う。が、MK2のストックは、本体から出た部分がいきなり斜め下へ向かっていて、その部分に頬付けできない。肩付け部分の、上へ出っ張った部分に頬付けするのかも知れないが、自分的にはちょっと・・・。さらに、空挺ストックに比べて長い。ラージの9.6Vバッテリー入れるためのデフォルトであって実物とは長さが違うかも知れないが、それにしても長い。まぁ、FALほどは長すぎはしないが・・・。スタイル的にはいいと思う。こうなったら、初期型のストックも是非手に入れたい。これから毎日オクをチェックだ。

一応、ノーマルのMK2は手に入ったわけだ。次は空挺モデル。短い空挺バレルは、残念ながらオクでもショップでも見つからなかった。が、ネットで空挺モデルを見ていたら気づいた。フロントサイトからフラッシュハイダーが出てるだけじゃないか。この部分、ねじったら簡単に外れるし。しかもこのフラッシュハイダー、どこかで見たような気がする。・・・FNCだ!!FNCロングのとほぼ同じじゃないか!!FNCハイダーと1cm程度のパイプがあれば完成じゃないか!と。1cm程度のパイプは後日にして、FNCからハイダー外してつけてみた。どちらも14mm正ネジなので、そのまま装着可能。で、一応空挺モデルは完成。ついでに、前空挺でストックがMK2という姿もやってみた。これもTOP純正でかつて発売されていたモデルだ。
今回は、ここまで。写真撮った後で気づいたが、ヒートカバー外したところやBOXマグやバイポッドの詳細を撮影していない。次回、もう少し詳しくレポートする。
最後に一言。「おいオマエら、TOP製をジャバラはダメだ!とかすぐ錆びる!とか高杉!とか重杉!とか散々バカにするけど、それは事実だ。だけどな、基本的にはしっかり造ってあるし、値段相応の内容だぞ!!あまりTOPをバカにするな!!」と。「一番バカにしていたのは俺だしw」も、お約束として付け加えておくw TOP、ごめん。