俺にとってこの銃は、人生2番目の長ものであったことは別のページに書いたので、ここでは割愛する。今回は、 この懐かしい銃の細部について考察したい。
まず、一番最後の写真のエジェクターについて。このパーツ、ボルトが前後にガシャンガシャンと激しく動くすぐ脇にあり、しかも本来の仕事が「カートの尻がぶつかってくるので、負けずにはじき返す」ことにあるため、非常にねじが弛みやすかった。俺はカートを20発しか持っていなかったが、20発フルに撃った後は、このねじはつもゆるゆるになっていた。ねじ頭がマイナスであるためと、ねじ込み先が亜鉛であるために、ゆるみ防止で力一杯ねじ込むことができなかった。まだネジタイトのようなケミカル製品はなかった時代だ。瞬着使っても弛んでしまったものだ。
次にヴァーチカルフォアグリップとドラムマガジン。これ、必須ですよね、この銃では。で、ノーマル状態で遊んでいると「シカゴスタイルもいいかな?」という気になり、そそくさとフォアグリップとマグを取り替えて「シカゴ!!」。でもしばらくすると、「サンダースも捨てがたいよね?」という気になり、再度フォアグリップとマグを取り替えて「サンダース!!」・・・優柔不断で移り気なバカだw 2丁買えば最高だったんだが、当時の自分にそんな経済的余裕はなかった(実は今もないw)。
もう一つがリアサイト。たしか上下左右とも調整の利かない「1モールド」だったと思う。サイト立てたときのピープの周囲がチェッカー状になってて、なんかすごく萌えた記憶がある。
バレルのヒダヒダが、前へ向かって緩やかにテーパー状になっている部分や、銃右側面のセイフティレバーやセレクタレバーを止めている板形状のバネ部品の見事な造形、脇に抱えて良し肩付けしても良しの、最高の形状のストックとか・・・やっぱ、M1921はいいよ!!いいよ!! 今はマルイのM1A1しか持ってないけど、絶対将来このM1921またはM1928を手に入れて、ヴァーチカルフォアグリップとドラムマグも手に入れて、「シカゴ!!」「サンダース!!」と再び叫んでみたい。15の頃だったから約45年ぶり?
れみりゃさん、ありがとうございました。久々にMGCパワーを堪能しました。昔の「鉄と木」の銃の魅力、再確認しました。又これからもよろしくお願いします。