実は自分も持ってました!!これ。地元にまだ、18歳以上対象のエアガンを扱う店があった頃で、店頭に飾られたこの銃を見た瞬間、一目惚れで買いました。当時の樹脂製のエアガンの中で、この銃のような「ABSの黒ではなく、パーカライズっぽいつや消しの仕上げ」「渋いスムースの木グリ」は他にはなく、当時ではまだ珍しかった「ハンドガンなのに1万円オーバー」の高額だったのに、即買いしました。・・・そう言えば、昨今では3万円以上のハンドガンも珍しくないが、高くなったものだね、ハンドガン。D-BoysやらCYMAのAKが、全金属に木ストで2万円台という時代・・・ハンドガンガやたらと高額に感じたりします。そう言えば、最近ハンドガン買ってないな。
構造と操作方法は蝦夷男爵さんが書かれているとおりで、当時店で売ってた「予備ガスタンク」と「予備マグ」も一緒に買いました。トリガーの二段引きに戸惑ったのも全く同じで、ガスを使い切ったタンクを外すのが大変だったのも同じです(ガスが残っていると、「バシュッ!」とある程度飛び出してくるので、抜きやすかった)。
実射性能は「相手に優しく、自分の期待に厳しい」もので、ブローバックも今の水準からすればマイルドな撃ち味でした。スライドがフルストロークせず、スライドを引き切っても標準より前で止まってしまうのが、一番悲しかったです。また、ガスの燃費が悪く、マグの全弾を発射できないこともありました。そこで、予備ガスタンクの一つを改造、外部パワーソース仕様にしました。手持ちのガスプラグがきっちりとはまらず、半田付けした。タンクは真鍮製なので、半田がうまくのりました。が、この方法だとマグの底板がガスプラグに干渉して装着不能になるんです。そこで、マグの底板の後側を切り取りました(!)。エアタンク仕様となって、ちょっとパワフルなブローバックが楽しめました。
かなり気に入っていたのですが、やがてWAのマグナガバを手に入れたとたん、この銃の興味が失せ・・・オクに出してしまいました。今思えば、惜しいことをしたモノです。惜しいと言えば、このとき手に入れたWAのガバは、マグが初期型だったためにすぐにガス漏れに見舞われました。同様にWAのM92Fセンチュリオン、マルゼンのP99もガス漏れし、3丁まとめて「ガス漏れ三兄妹」としてオクで安く(3丁で7千円!!)売ってしまったのです。この4丁の身売りの件は、若気の至りだったとしてかなり反省しています。
話変わってタナカの件ですが、「カシオペアって、ハンマーはカートのプライマーを打撃しない」のじゃなかったんですか?カート全面の「BB弾保持部の周り」を打撃したはずで、実銃で言うファイヤリングピン周りは、今回のガバと同じく「無貫通」だったと思うんですが。当局はこんな部分まで手を加えたんでしょうか。・・・そうだとすると、タナカ社長のがんばりもうなずけます。「水中で使ったら感電した!!なんて危険なドライヤーなんだ!!」のような状況ですから。でもまぁ、「ソース(ガス)を金属カートにつめる」のは、この業界ではタブーなのは暗黙の了解のようなモノで、このタブーへの挑戦は無謀だったんでしょうね。蝦夷男爵さんも書かれているとおり、タナカには別の方面でハッスルしてほしかったものです。また、「12月中旬発売予定」だった三八騎も、予定通り発売してほしかったですw
蝦夷男爵さん、ありがとうございました。今逆境のタナカ、ファンみんなで支えていきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。