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てっぽうのページ

てっぽうのことが載ってるよ。 サッカーとか液晶テレビとかの話題は他へ行ってくれよな。

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L85A2(SA80)

 

 

STAR製:電動

STARの製品は素晴らしい。仕上げが美しい。

本来、銃器の美しさは機能美であるが、その点をすべて実銃に依存するTOYガンの世界では、TOYガンメーカーの活躍できる点は少ない・・・TOYガンは、どう頑張っても実銃を超えられない。悲しいが、それが現実だ。

すると、「リアルさ」という実銃にどこまで近づけるかという点が各社の勝負どころとなる。電動というカテゴリで限定すれば、メカ的な魅力は擬似ブローバック程度だろうか。かつては「シア形式の電動」に期待もしたが、「操作手順間違えると破損」という難解な一品となり、現在ではシア形式は廃れてしまった。もう電動にこれ以上の進化はないのか?

残るリアルさの追求は、材質と表面仕上げだけとなる。このSTAR製L85A2の材質は鉄。金属部分の大半は鉄。本物と同じ・・・リアルだ。すると残りは表面仕上げ。別稿でも書いているが、STAR製の銃は半つや消しの黒・・・むしろ、少々つやを抑えめにしたツヤありの黒。銃器というとつや消しと相場は決まっているのだが、その相場を守る気がないのがSTARだ。この「少々つやを消したツヤありの黒」というのは難しく、ちょっとつやが強くなると下品に、ちょっとつやが弱くなると、各社普通の仕上げになってしまう。その中間、非常に狭い帯域にあるのがSTARの「絶妙なつやの黒」である。

 

 
 
 
   
 

 

 

<ハンドガード編>

さて、先日、勢いに乗って「L86A2」「L85A2カービン」「L85A2AFV」と、憧れのSTAR製を手に入れた。ノーマルの(一般歩兵用の)L85は、アーミーアーマメント製のL85があるので、STAR製は手に入れる必要を感じなかった。いや、ぜいたく品だと諦めることにした。これは固い決心だった。そして、俺の決心が3日と保ったことはないw

ハンドガードだ。新型ハンドガードだ。これが俺の決心を打ち砕いた。今でもオクで出ている9200円のアレだ。

このハンドガード、けしからん。まず穴という穴が四角。旧型のような「英国風な上品さ」ではなく、「独逸風の大胆さ」だ。しかも、でかい。四角い穴がでかい。これは強い。上部前の穴も四角くてでかい。裏側(下側)の穴は楕円っぽいが、これまたでかい。なんか英国は、いけない目覚め方をしてしまったのか?

ハンドガード前端は、スラントしていて、しかも別パーツ。これには訳がある。旧型は左右張り合わせの2ピースだったが、新型はワンピース、一体型の造形。さすがに閉じている前端部は、別パーツにする必要が生じたわけだ。ワンピースになったメリットは大きい。剛性が高い。旧型の場合、左手の握り方次第で軋むのがデフォだったが、新型は一切軋まない、剛性のかたまり。

上部カバーの後端であるが、旧型は樹脂カバーが途中で終わっていて、その下の遮熱板が露出していた。新型はこの部分まで樹脂でカバーされている。その結果、ハンドガードと銃の一体感が前進している。よくわからん表現だが、要するに「かっこいいしw」ということだから勉強しておきなさい。

新型ハンドガードを装着したL85A2。最強にかっこいい銃だ。この惑星上で唯一、AKにタメ張れる銃だ。AKとL85、これさえあれば、この星の未来は明るい。

 

 

左が旧型、右が新型

生意気にも、前端がスラント。

生意気にも、上部カバー後端も樹脂でカバーしている。

生意気にも、上部前の穴も四角くてでかい。
 

旧型

新型

旧型

新型
 

 

 

<分解、ブローバックユニット編>

L86A2手に入れた時、あまりの嬉しさに「ブローバック・メカボックス・セット」を勢いで手に入れた。勢いばかりだが、勢い無しに買い物はできないし、俺が生きている事自体、勢いだw

で、そのブローバックユニットだが、純正メカボを完全に分解して、組み替えるタイプだった。メカボ上部、ピストン後方に溝があり、その溝に擬似ボルトの爪を引っ掛ける、正統派電動ブローバックだ。

まず、分解をしよう。

  1. ハンドガードの取り外し。ついでに、バットストックも外す。




  2. レシーバー前端の4本のネジ(マル1)、マグウェル前の太いピン(マル2)、レシーバー後端の太いピン(マル3)の3箇所を外す。




  3. →上部カバーが外れる。




  4. マグウェル後ろの太いネジ(左右)を外す。このネジは、メカボを直接ネジ止めしている。




  5. マル1がメカボネジ。マル2がセレクタレバーの軸の裏側。これもネジになっているので外すと、セレクタレバーを裏から止めている長いネジがある。




  6. 外したセレクタレバー。




  7. アウターバレルを止めている部品。当然外す。




  8. 中折式銃のようにアウターバレルが上に持ち上げられる。




  9. トリガー連動のバーがメカボにネジ止めされているので、外す。




  10. メカボ+インナーバレルのセットを後ろへ引き出す。




  11. STAR製のメカボは、チャンバーがメカボと一体型だ。チャンバーパーツを交換するには、メカボの分解が必要になる。L86では、ノーマルのメカボを分解し、ブローバック用メカボに組み替えた。




  12. ノーマルとブローバック用の比較。上部の溝だけが相違点だ。




  13. 擬似ボルト側の比較。ブローバック用は、溝に入れてピストン後部に引っ掛ける爪がある。ネジやスプリングの配置も違う。




L86A2に組み込んでいたブローバックメカボだが、なんとこのメカボ、今、世界的に品薄。もう手に入らない。STARの3丁に組み込む予定だったのだが、もうしばらくは入手不可能。仕方なく、L85&86の中で一番お気に入りの「標準ライフル」に組み込むことにした(だから今回、L86A2とL85A2の2丁を分解)。

L86A2に組み込んでいたとき、セミが効かなくなった。すべてフルになってしまった。今回ついでに修理した。「写真14」セミフルの切り替えレバーの取り付けネジ(写真中の赤矢印)が緩んでた、ただそれだけw このメカボは自分で組んだものだから、自分の責任。俺の腕前なんて、こんなもんだ。

ブローバックの様子は、いずれ動画で。

 

 

<2010年1月3日追記:ディマコ社製L85?>

L85はいじり甲斐がない。レイルハンドガードは高すぎるし、それ以外いじりようがない。架空改造は気持ち悪いから好きではないし・・・。で、正月に暇に任せていろいろやってみた。7パターンできた。そのうち5パターンは恥ずかしくて非公開でお蔵入り決定。1パターンは万死に値するので、自分の記憶からも消去。残り1パターンは気に入ったので公開する。

L119A1のアウターバレルをつけてみる → な、なんと安易なw

安易ではあるが、問題はあった。L119A1のアウターバレルは、接合具がメス。STAR本体の接合部もメス。間に「オス:オス」の何かが必要。L85のアウターバレル自体が「オス:オス」だから問題ないのだが、L85A2標準ライフルのアウターは長すぎ。だからカービンのアウターをつけてみた。ハンドガードから顔を出さない程度の長さだから、調度良かった。結局、↓こうなった。結構気に入っている。バレル先端が重いので、バランス的にもよくなった。SUSATをトリジコンかエルカンにして、刻印をディマコにすればおk? この姿のままだと、L119A1とL85A2カービンがバレル無しになったままなので、すぐにもとに戻した。予算に余裕が出たら、マジで「ディマコ製L85」を製作してみたいものだ。

 

 

アーミーのA1と
 


以前tanntann1さんからいただいたカバーをつけたA1と