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てっぽうのページ

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Guardia Civil M.1943 Mauser Short Rifle

 

 

DBoys製+スペイン製実物銃床:エアーコッキングボルトアクション改

Caw98bの件で、 下にスリングスイベルがあるリアバンドを手に入れるため、なんやらよく分からない実物ストックを手に入れることになってしまった。リアバンドはCaw98bへ無事装着に成功してKar98bが完成したわけだが、「実物ストック」の方が余ってしまった。これだけをまたオクで出品という手もないではなかったが、よく観ると珍しいカタチ。Kar98kと同じ形状なのだが、細部がいろいろと違う。以下に列記する。

  • アッパーハンドガードが、G33/40のようにリアサイトまで被さっている。
  • Gew98やKar98bのように、左手保持位置に指かけのくぼみがある。
  • バットプレートが、Gew98や三八式歩兵銃のように板形状。
  • 銃床の撃針分解用金具がない。
  • スイングが下にも横にも取り付け可能。
  • 銃床後部にある横用スリングスイベルが、金具を打ち込んだ形状。

Kar98kを見慣れた目には、なんか新鮮。そこで、DBoysのKar98k「樹脂ストック」モデルを、オクで安く手に入れた。樹脂製銃床なら、余っても惜しくはないからだ。が、その樹脂ストックの仕上げが絶品だったことは、DBoysのKar98kの項を参照して欲しい。

余らせるには惜しい樹脂ストの魅力を意志の力(微弱w)で断ち切り、なんやよくわからないKar98の実物木ストへDBoysのKar98k機関部を移植開始。正直、ポン付けを期待した。が、事実はそんなに慈悲深くなかった。

作業過程は・・・記録(写真)に残っていない。作業が始まって「もの作りモード」にスイッチが切り替わると、他ごとへの配慮が一切なくなり、猛進してしまうからだ。

「削る」、全てはこの一言に集約される。木スト、機関部、双方に「削り」作業が満載だった。彫刻刀、のみ、ナイフ、カッター、ヤスリ、紙ヤスリ、グラインダー、サンダーと、自分が持つありとあらゆる「削り」工具での作業が続いた。結果は写真を参照して欲しい。実物木ストに対して歴史的価値を見いだせる人が見たら卒倒しそうな作業だった。怪我は左人差し指付け根に一カ所のみ。少なくなったモノだw

分解状態は根性が無くて撮影できなかった。根性値が上昇したら、改めて掲載する。

ちなみに、このモーゼルは何てモーゼルなのか、以前買った「モーゼルの専門書」で調べているのだが、未だ特定できない。リアの横用スリングスイベルについては、一つだけ該当する銃があったが、他の特徴がまるで違う。「世界中に散らばるモーゼル小銃の専門書」のはずなのに・・・。また特定できたら報告する。

<2008年4月20日追記>

tanntann1さんからこの銃に関する有力情報を頂いた。それによると、この銃はスペイン製の「Guardia Civil M.1943 Mauser Short Rifle」とのことだった。

世界各地で雨上がりのタケノコのように量産されたモーゼル小銃。そのうちの「レアな」1丁。機関部がD-Boy製で、ボルトハンドルが曲がりタイプなのが残念だが、コレクションの中の1丁としてはレアで喜ばしい。

早速、スペインで項目立てて、これを加えた(ドイツから移動させた)。