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てっぽうのページ

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F2000

 

 

JLS製:電動

本稿のレポート、写真は全て「E-gu」さんのご提供です。

はじめましてのE-guで御座います。

早速ですが、最近になってとてつもなくF2000が欲しくなったのでいろいろと海外系のメーカーで出しているところはないかと探りを入れていましたのですよ。さほど多くはない情報量の中から浮かび上がったのはG&GとJLS。G&Gはまだ発売されていないようなので、結局、JLSのF2000の一択。

先人の知恵に頼るべく、さっそく調べてみるとどうやらメカボが特殊らしいことが判明。隅った。いや、困った。外装はいくらでも弄れるし、Ver2コピーのメカボならなんとかなるが、特殊なメカボとなると手が出ない。2つ購入して1個を徹底的にバラそうかとも思ったが、どうやらモーターも配線も取り替える必要がありそうな気配。いかん、配線は苦手だわ。敗戦処理班を呼んで来い。

ともあれ、購入ルートもいくつか判明し、2万円ちょいが相場でバッテリー付きらしいところや、日本国内向けはフルオートオンリーと謳っておきながらセミも全然OKらしいという情報を入手。ついでに外観写真も見つけてセレクターとセイフティが元銃よりも変態的なことも判明する。まぁ、そこはF2000らしきカタチをした唯一現状で入手可能な銃なのでよしとしましょうや。

ゲームで使うには内部の手直しは必須なのは間違いなさそうなので、まずは本体を売っている店にゲーム向けに手直しをしたい旨と方法、別料金でカスタムしてくれるのかを質問してみる。どうやっても店に頼んだ方が確実且つ安いのだ。『あー、ムリムリ。厄介なことぬかすなやヴォケ!』(※注 実際はもっと丁寧に対応して貰いました。勘違いしないようにお願いします。)とあっさり門前払いを喰らってしまいましたとさ。

で、調べることしきり。千葉の某所でカスタム済みのF2000を売る店を発見。なんと塗装とトリガーまでも改善してくれるという素晴らしさ。でも開業前orz 質問したところ、カスタムについてかなーりご丁寧に回答してもらい、ノーマルマガジンの使用のための具体的な加工手段も教えてもらうという有り難さ。料金的にも悪くないものの、調達までに時間が掛かることもあって前向きに検討する方針で次へ。非情であるが、その時まで待って資金がある保証はないのである。ここまでくると次の手に訴えるしかないわけで、本体を確保しての持ち込み加工を実行する方向で再検討。候補としては2つ。

  1. いつもお世話になってる秋葉原のECHIGOYAに持ち込む
  2. 海外製電動ガンの手直しでも実績があり、RK104の購入時にも非情に丁寧に対応してもらったBe-MaxJapanに持ち込む。(RK104はフィールドストリッピングできてウマー。)

ECHIGOYAの場合は大抵、現物を持っていって相談せにゃならんので、今回のケースはちょっと向かない。Be-MaxJapanは大抵のことは応えてくれるし、メールでの対応も非常に丁寧なのだ。忙しい中、申し訳ないと思いつつもまずはBe-MaxJapanに相談してみることに。返答は翌日にはもう来てました。GJ。手直し作業については対応可。ざっくりと値段も出た。想定内。2つ返事でお願いしますた。

早速、本体を調達。待つこと1日。本体到着。即座に開封。動作確認。装飾も何もない箱を開けてなんじゃこりゃ。金属部品はスリ傷だらけで発砲スチロールも痛み放題とはこれいかに。樹脂製の本体を取り出して、構えてみる。見た目まんまの構えた感触は悪くない。ちょっと長いP90。むしろP90が窮屈だったからこれくらいが丁度良い。マグチェンジもこっちのほうがやりやすい。マガジンをちょっと下から叩いてやらないときっちりした位置に固定されないのは難点だけどこんなもんでしょ。P90はマガジンからして扱い難いし。全体の質感もP90と比べてもさほど大きな違いはないかな。手触りは少しザラザラしている分、こっちのほうが好み。レイルはなんじゃこりゃ。ってくらい見た目はショボいけど一応、機能的には問題なし。可倒式のリアサイトはオマケだろうな。無くても良いような気がするが…。どう見たって合ってないよこのサイト。バッテリーは今にも劣化しそうなラバーパッドを外して挿入。予備のパッドが欲しいなコレ。

んでいよいよ撃ってみる。ギュワァッ!パンッッ!!うわぉなんともデンジャラス。明らかに何かが足りてない。オイルの線はないだろうからギアかスプリングだろうなぁ。俺の頭が足りないのはいつものことだし。でも一応、セミもフルもOK。一通り、通常のテイクダウンを試しても問題はなし。テイクダウンが鬼のように簡単だぞこれ。P90なんてメじゃないね。HOP調整もチャンバーカバーを上げるだけでOK。チャンバー丸見え。M4まんま。っても廃莢孔がないね。ちと残念。銃前方からムニムニと廃莢されるところがいいのに…。そもそも電動ガンじゃ薬莢自体ないけどさ。メカボへのアクセスはプラスねじ外すだけでほぼ完了するけど数が多いからメドいです…。バレル側面のチャージングハンドルの溝からインナーバレルが見えるところは興醒めだけれども中華にしては良いほうじゃなかろうか。

翌日、早速Be-MaxJapanへ送っておきましたよ。待つこと1ヶ月…。返ってきましたF2000。外面は何も変わってないけどなHAHAHA!どう変わったか細かいところはBe-MaxJapanさんでも取り上げられているのでそっちは任せるとして、内部パーツが国産化されましたと。撃ってみるとまだギュワッ!という音はあるものの、低減されている感じ。フルで撃っても安定感はある。弾道もOK。良いシゴトしますな。早速、お礼のメールを出しますた。ついでにマガジンキャッチについてもアドバイスを貰ったりして。感謝感激雨霰。

早速、手持ちのKA製のM16系のプラ製マガジンをしこしこと削るのでありました。リューターで。径の大きいサンドペーパーのヘッドを装着し、回転数を高くして摩擦熱で削り倒し、あっという間に完成。試着。マガジンチャッチクリア。給弾クリア。ってれれれ。削りすぎたのか、チャンバーに完全にマガジンが届いてない模様。パテで調整して無問題。あとは実際にゲームに持ち込むのを待つだけであります!

ちょっちレイルが寂しいので余っているM4用のフリップアップ・リアサイトを装着。あとはそのうちフリップアップ・フロントサイトも調達して、手持ちのブッシュネルのホロサイトでも乗っければ現状は完璧ですな。ウェハハハ。あとは完全にF2000に対応したグレネードやらFCSが出てくれば財布と相談…というところでしょうがJLS製では無理でしょうなぁ。G&G製に期待?樹脂製の銃ならマルイでもそこそこ良いクォリティで出てくるのでマルイでも可。マルイはいっそのことポリマーフレーム系に特化したほうが良いんじゃないんだろうか。

 

 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

<kのコメント>

「これなんてAUG?」というのがこの銃はじめてみたときの第1印象。ブルパップでガワが樹脂製となると、誰が作ってもこんな形になるという見本。2001年に巨匠FN社から満を持して発表されたのだが、もっとトラディショナルなSCARが2003年だから、2001年に発表は早すぎた?

AUGとP90を足して判別式をプラスにするようにaの値を調整したらこうなりましたよ!!的なスタイル。人間工学的という言葉について、FNを疑う気はない(FNの優秀さはP90で体験済み)。すごいのは排莢。真の意味でのアンビを実現するために、左右方向の排莢を廃止し、「前方排莢」としたこと。実戦で証明済みの「枯れた技術」が大好きなくせに、必要となれば大胆にとんでもないことをする、そんなFN社が大好きだ。

P90で評価が分かれたマガジンを、M16系というもっとも確実なものとし、セイフティはP90から持ってきた。新旧混然のこの銃、FNらしいと言えばFNらしい。

E-guさんも書いているように、この銃は安い。下手したら国産のハンドガンよりも安い。今までも、オクで落札寸前まで言ったことが何度もあるが、いつも「最後の一押し」が足りず、入手しないまま今にいたっている。中華銃の魅力は、その価格とラインナップ以外に、フルメタルであることが挙げられる。R85A1、SCAR、FNC、FAL(G1)、EBRなど、今まで自分が入手した中華銃は、どれもフルメタルだった。ところがF2000は元々が外見ほとんど樹脂。フルメタルのありがたみがない。

FNコンプリートを目指している今、F2000とM240で一応のコンプリートだ。が、M240はスッゲー高いし、F2000は入手後の改良に手間取りそう。仕事がもっと楽になってから、今回のE-guさんのレポ参考にして、入手-改良工事に挑戦したい。

E-guさん、ありがとうございました。またこれからもよろしくお願いいたします!!