「坂の上の雲」、ようやく放映されました。製作開始がアナウンスされたとき、ちょうど息子が中3。夏休みの一研究で「日露戦争を!」と二人で燃えました。私は1/700製作(橋立、三笠、出雲)に入り、息子は奉天会戦を徹底的に調べました。結局、脚本家の急死とかいろいろあったようで製作延期が決まり、同時に二人とも製作意欲・調査意欲を失い、今に至っています。
全8巻読みましたが、実に明治。どこもかしこも明治。思想も行動原理も常識も価値観も全て明治。人の心が荒み、未来に希望が持てず、ただ徒に日々を漫然と過ごす生ける屍の平成人には、まぶしすぎる明治。
NHKのドラマ化に当たって、司馬遼太郎の遺族から出された「戦争賛美にならないか心配」「ちゃっちい、安っぽいドラマにならないか心配」という二つのハードル。NHKは見事にクリアして、今回の放映となりました。
「日露戦争」というPCゲームを持っています。旧式のゲームなのですが、大好きで、今でもたまにプレーします。このゲームで日本海海戦を戦うと、敵の現れる方角によっては、非常に苦戦します。副砲等が大量に指向でき、主砲も全て指向できる「艦の横腹」を敵に向けることができた場合と、前または後ろしか敵に向けられない場合では、全然結果が違ってきます。当然、横腹向けた方が圧倒的に有利です。ところがこれが難しい。敵側は、とにかく北東方向にダッシュしてウラジオストックへ逃げ込めば勝ち。退路を塞がれない限り、とにかく進めばいいのです。ところが日本側は、それを阻止しなければならない。体当たりされる(ラム戦?)のを覚悟で退路を塞ごうとしても、横腹向けた状態では、艦尾をすり抜けられたら、もう追いつくことができません(速度差の優位はない)。結果、相手の現れる方角(毎回ランダムに異なる)とグループ分けによっては、全然戦えないで、みすみす逃がしてしまうこともあります。また、同航戦に持ち込めた場合でも、相手の足を止めない限り、逃げられてしまいます(耐久力の高い戦艦は、露西亜側の方が多い)。・・・よくこんな状況で、あれほどの結果(完勝)が得られたものだと、いつも感心してしまいます。
日清、日露戦争当時の銃は、残念ながらTOYガンでは出ていません。欲しい。正直TOYガンで出て欲しい!!村田式・チューブマガジン・三十年式、全部欲しい!!坂の上の雲の放映によって、一気に明治ブーム→マルシンが先陣を切って「村田式ガス銃・・・チューブマガジンによる実銃と同じ給弾機構!!13mmBB弾による迫力の撃ち味」とリリース、各社の嘲笑をよそに、予想外の売り切れ続出!!→マルゼンが続け!とばかりにエアコキ村田式発売、APS2譲りの高精度で予想外の売れ行き!→ハドソンが負けるか!!とCO2外部ソースの村田式発売、予想通り市場の冷たい反応w→満を持してマルイが「史上初!電動ボルトアクション村田式」を発売、作動原理も必然性も意味も不明の銃となりトンプソンを抜いての不ni(略)。失敗したっていいじゃないか(客はねw)。逼塞感とマンネリ感漂うTOYガン市場に、新しい風、新しい境地を!! ・・・w
温故知新。一度、日清・日露を平成の目で見直して、TOYガン市場だけではない逼塞感を打破してもらいたいと思います。
ありさか様。いつもありがとうございます。自分には無可動実銃は荷が重すぎて(お値段が高すぎてw)中々手を出せないジャンルですが、こうして情報を頂けますので、上に書いたような馬鹿馬鹿しい妄想にひたることができます。これからもよろしくお願いいたします。