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てっぽうのページ

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AKM

 

 

CYMA製:電動

大学時代(30年近く前だ!!)、LS製のこいつのプラモを作った。さすがLSで、内部構造はフルコピーに近いものだったと思う。ロータリーロッキングのボルトは、しっかりとロックされていて、ボルトハンドルの動きに従って回転し、ロックが外れた。セミオートの機能も完璧で、こいつで近代ライフル(アサルトライフル)の構造を勉強した。バイト先の小学生が、俺のアパートで勉強したときにこれをほしがったので、渋々くれてやった。しばらく経って、その子の部屋からこの銃が消えたのでどうしたのか聞いたら、友人に売ってその金でプラモを買ったそうだ。その日は、「こんな問題もわからんのか!」といつもの数倍厳しく、ガキが泣くまでしぼったことは言うまでもないw

削りだしという前時代的な贅沢な工法で作られていたAK47を、主に生産性改善のために改良したのがAKM。プレスを多用するようにしたわけだ。プレスなので、AK47のボディ両側面にあった軽めのための四角いくりぬきが不要になり、飾りっ気のない無骨な見た目になった。ハイダーもマズルに取り付けられた。斜めに切り落としただけの簡単なものだが、右上に開口しているのが面白い。この竹槍形状を見た大学時代の友人が、「さすがソ連、竹槍形状か!!」と勘違いして感心していた。「Fサイトで止まっちゃうでしょう。殺傷力ないしw」とツッコミたかったが、そのまま放置した。彼は30年近く経った今でも「ソ連のライフルの銃口は竹槍になっている」と思いこんでいることであろう。哀れなヤツだ。

地味だけど重要な点として、銃床が直銃床に近くなった。AK47の場合は、銃床は下に垂れ下がる前時代の曲銃床形式で、アサルトライフルとしては王大人(ワンターレン)から合格点がもらえるものではなかった。AKMになって、銃床の上部が上まで張り出し、とりあえず銃身の延長線上をカバーするようになった。これがAK74になると八九式のように逆に上に張り出す(飛び出す?)ようになっている。

今回入手したこのCYMA製、オクで2万2千円だった。全金属、全木製でこのお値段は「買い」だろう。まぁ、中華製だから、品質はそれなりだ。だからこそ、リアルなAKなわけだ。

詳細は写真を見てもらうとして、写真で見えない部分を語ろう。まず構造。マルイのAK47そのままの造り。特にFサイト周りはそのままコピーで、ハンドガードのアッパー側を外すためには、ガス流入部分を前へずらさなければならない。さらにアッパーハンドガード内には、マルイと同じ金属棒がデーンと鎮座している。Fサイトもマルイと同じく下側をアウターバレルへねじ込みだ。

表面仕上げは良くも悪くも「AKらしい」。表面の黒は塗装だが、所々剥がれているあたり、旧共産圏の実質重視の賜か?(手抜きでしょうw) 木部はニス仕上げでつやアリ。AKらしい「赤系」塗装。良くも悪くもなく75点程度・・・まさにAKだ。

問題点はバッテリーの入り口。マニュアルではマルイのAK47と同じくバットプレートを下へずらして外すようになっているのだが、どれだけずらそうとしてもずらせなかった。「もしや?」と思いネジを外してみたら・・・ネジ止めでしたw 「バットプレートをずらして下に外して」は嘘。ネジ止めだ。こんな程度でビビっていたら、中華は買えない。

実射。撃った感覚はAK47@マルイと全く同じ。可もなく不可もなく、とにかく弾が出る、と。スリングは革製をつけたが、これは臨時。AK用の安いスリングをオクで買ったら、「お盆休みだから発送は月曜日以降ね?」とw ショップなんて大嫌いだ!! しかたなく、数本買っておいたH&K製の革をつけた。このH&K製、安くていいと思う。中古で1,500円、新品で2,000円。オクで「H&K スリング」で検索かければでてくる。お勧めだ。