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てっぽうのページ

てっぽうのことが載ってるよ。 サッカーとか液晶テレビとかの話題は他へ行ってくれよな。

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AKS-105

 

 

CYMA製:電動

AKシリーズは、AK47系列とAK74系列しか知らない。が、世の中には102、103、104、105があるようで、良く分からない。昔GUN誌でレポされたらしいのだが、ここ10年ほど雑誌買ってないし。ググっても「AKS-104とは何ぞや」という情報が見あたらない。仕方なく断片情報を集めて総合すると「最新のAK」らしい。

銃が短くなるのは歴史の必然である。AKも然りで、74系列で言えば長い(標準)74に対して、短いクリンコフがある。・・・でもここで、ちょっと待て? 74はM16A3に該当なんだが、クリンコフはM4A1に対応ではないと思うが?クリンコフが対応するのはM733だと思う。すると、M16A4とM733の中間、カービンであるM4A1に相当するAKは何か?・・・ないんだよね、意外に。元々AKは列強軍用銃の中でも短めだったからか、「カービン」に相当する銃がない。つか、自分は知らない。だからAKS-104系列(100番系列?)がそれに該当するのか?サイズ的にもそんな気がする。

今回、AK祭開始当初は、オクで104をけっこうな数見かけたのだが、日を経るに従って少なくなってゆき、最後に完全に消えてしまった(売れてしまった)。同様の現象はAK74とAKMでも見られ、自分がこの夏手に入れたKalash(D-Boys)製とCYMA製は、もう見かけない。AKS-104、AK74、AKM全て高額な(4万円を越える)イノカツとかのはまだまだいっぱいあるのだが、もう自分的に病みつきになってしまったKalash(D-Boys)製とCYMA製は、もう見あたらない。この夏限定だったのだろうか。そんな中で、104に興味を持った俺は、高額な4万円以上の74を買って、104フロント部分約2万円ちょい、合計6万円以上でしかもうAKS-104は手に入らない!という状況に追い込まれ、窮鼠臍をかむ(ツッこみ禁止)しかなかったわけだ。そんな中、CYMA製のAKS-104・・・しかもスケルトンストックモデルの方が、なんと2万円未満で出品されているのを発見した。出品者様は、ノズルのみならずチャンバーにまで穴あけをされたファンタスティックwな海外製デチューンを何とかしようとされた方で、購入後にここまで内部チューンにこだわり、なおかつ外観に一切の手を加えていない・・・理想の方であることが分かった。関係ないが、自分が車にはまっていたときは、外観ドノーマル:内部カリカリチューンというポリシーだった(今もそうだが)。少しでも内部を分解したり弄ったりした出品物を敬遠する人は多いが、自分は海外製に関しては逆だ。外観新品同様で、内部のギアがほとんどすり切れてしまったようなマルイのブツを、つかまされた経験がある。「数回発射しただけです」という謳い文句にクレーム付けたら、「自分、分解とかしたことがないので分からない」と天然でかわされた。だから、内部構造とか全然分からなくて、外観だけ(売りに出すときのことを考えて)きれいに使う人なんかよりも、この出品者様のように内部構造について語れる人の方が遙かに好ましい。ただでさえタマ不足な104に加え、内部を自分で確認し、その結果を出品説明に入れられる出品者様の出品物だ、・・・当然金策がついた瞬間に入札した。落札価格は2万円をほんの少し越えたあたりだった。ラッキーだった。

で、届いた104は、出品者様の説明(「中古」)から受ける印象を大幅に越え、きれいなものだった。AKMと同じCYMA製なのだが、表面仕上げはこの104の方がきれい。きめの細かいつや消し黒の塗装で、インディのブラックパーカー塗装と同等。これだけきめ細かい塗料だと、傷が目立ったりするが、軍用銃の傷は勲章。傷が嫌なら床の間に飾っとけ!!的に考える俺は、STARのような半つや消し黒(しかもツヤあり寄り)・・・傷に強い・・・よりも、傷がついてもいいからつや消しの方が好きだ。

AK74と比べると、Fサイト基部後端からハイダー先端までの長さ分、AKS-104は短い。ちょうどAK74とクリンコフの中間の長さだ。「フルサイズ」「タクティカル」の中間の「カービン」だ。フルサイズを短縮したい場合、ガスパイプより前を切りつめると考えるのが普通で、そうするとガス導入部とFサイトがくっつくまで切りつめるわけであるが、Fサイト基部がガス導入部にくっついたところで、それ以上は切り詰め不可能だ。実際、こうしたショートバージョンは加工も容易(切ってからFサイト固定用のねじ穴加工のみ)で、オクでもよく見かける。が、もう少し切りつめる場合は、Fサイト部自体を取り去るしかなく、Fサイト無し狙撃モデルになってしまう。これでは困るので、「あっ!そうだ!!ガス導入部にFサイトつけたれ!!」「バレル短くなったから、マズルフラッシュ対策でクリンコフハイダーつけとけ!!」・・・と。安易だ。非常に安易だ。安易なのだが、結果としてむちゃくちゃ格好いい銃のできあがり。結果オーライの国、ロシアらしい。

ラッパ形状の銃口は格好いい、これは真実だ(当社比)。フリントロック時代のラッパ形状のことを言っているのではなく、大戦当時の対空砲のイメージだ。独逸の誇る20mm対空砲(機銃)、37mm対空砲、ボフォース40mm対空砲なんかがこのラッパ形状だ。もう過去の遺物で現代では見かけられないのが寂しいのだが、AKはちゃっかりとラッパだ。つか、AKの場合は基本設計自体が60年前というロートルぶりだ。何度も書いているが、「いいモノはいつまで経ってもイイ!!」。3D技術駆使したモノコック的なデザインより、直方体とか円筒とかの単純な基本部品を組み合わせた「無骨な」デザインが自分は好きだ。AKやL85、オマエらだーー!!

さて、手に入れた104であるが、気に入らない点がある。ハンドガードだ。樹脂だよこれ。・・・実物もそうらしいので文句は言えないが、自分にとってのAKは鉄と木だ。樹脂は含まれない(プラム色のグリップは許す)。さてどうするか・・・おお!!知らないうちに「UFC製合板木製ハンドガード&ストックセット」を落札しているではないか!! 1万円近くが相場なのに、これは5千円で手に入ったぞ!!的な。まだ来てないので装着の可否は分からないが、つけばラッキー。

・・・もう一つ、無意識の潜在意識状態で落札してしまった物件が・・・。「D-Boy製AKS-74Uクリンコフ用スチールレシーバー スケルトンストックつき」。さてどうするか・・・。最近、買ってしまってから使い道考える癖がついてしまった。破滅まっしぐらだぞ俺。

 

<2008年8月30日追記>

6名の方から「これはAKS-104ではない!」というご指摘をいただいた。皆さんの情報は交錯していて、「これはAKS-104ではない」という点だけ全員一致だった。4名の方が「これはAKS-105」と主張されている。で、色々調べてみたら、どうやら次の内容でFAと言えると確信した。

 7.62mm×39仕様がAKS-104
 5.45mm×39仕様がAKS-105   と。

今回俺が買った銃は、マグがどう見ても5.45mm×39用なので、この銃はAK105と言う結論になった。

マケドニアさん、Veryさん、派遣軍さん、PMCさん、赤の市場さん、AK大好きさん、ありがとうございました。

 

<2008年9月10日追記:ブルーバックの写真群>

サイドスコープマウントを買った。「C.36」と印刷された、製造販売元不明の怪しい一品。クリンコフかAKS-104(今日のは、104でいいの!!写真見れば分かるの!!)に装着したい。いつも通り、オクで安く手に入れた。CYMA製のAKS-104とAKM、マルイ製のAK-74MNに装着できた。D-Boysのクリンコフには、残念ながら装着は困難かと(銃側レイルの上下幅が小さい)。無骨なデザインで、頑丈で壊れなければいいという、ロシアの工業哲学そのものの造形。宇宙戦艦的かつ泥縄的に銃のサイドに「後付け」されたマウントベース、そこに装着する無骨なマウント、これが格好悪いわけがない。ヲタク心をくすぐらないわけがない。AKにスコープやダットサイトは似合わないが、このマウントは似合う。

<2008年11月1日追記:ピンクバックの写真群>

フラッシュハイダーを交換した。104or105とクリンコフは同じハイダーだと思っていたのだが、調べてみたら違ってた。クリンコフのよりも短くて、前側(ラッパのすぐ後)が丸い。オクで出てたので、早速購入。自分的にはクリンコフの方が好きなのだが、「違ってる」ことが分かった以上、そのままにはしておけない。

さらに、ハンドガードも木製に交換した。やっぱAKは「木」でしょう。

 

<2009年1月5日追記>

YouTubeで「AKの説明」的動画を発見したので、ここに載せておく。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 

右方向へスライドして取り外し中

 

マルイ製AK-74MN

CYMA製AKM
 
 



AKS-105としてAK-74Sと一緒に


AKS-104としてAKMと一緒に