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てっぽうのページ

てっぽうのことが載ってるよ。 サッカーとか液晶テレビとかの話題は他へ行ってくれよな。

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L85

 

 

Army Armament製:電動

この銃なんて駄銃?などと散々な評価のL85であるが、頑固さを売り物にする国の銃であるので、温かい目で見守ってやって欲しい。メシがまずいとか、酸っぱいだけで甘み皆無のアップルパイ喰わすな!とか、身がボロボロ崩れるローストビーフ出すな!とか、税金高杉で物価高杉とか、マルボロ一箱980円ってふざけるな!とか散々であるが、事実だから仕方がない。でもな、大英博物館の入場料が0円には感動した。「勉強したい人が貧乏だった場合、入場料は勉強を制限することになる」というポリシー。世界的に有名な学術的に一級品の価値のあるものばかりを集めた博物館が「勉強したい人たちのために」入場料タダ。・・・慢性的な財政不足の国なのに、採算度外視で「勉強したい人優先」政策。どっかの国のように、「美しい国」などとわけの分からない方針打ち出して、数ヶ月で政権投げ出すような(ry 日英同盟は、裏では主従関係のはっきりした「英国様と同盟できた!!」というものだったらしいが、「今や全ての面で英国を追い越した!」とかの国が曰うが、いかがなものか。片や、全てに財政とか金銭とかの属性を付加し忘れない・・・いわば「せこい」「がめつい」国。片や、破産しかけていても、財政とか金銭とかを「付加させる場面と付加させない場面」を頑なに守る国。・・・「人間として大切なものは何か」を見失って、金と欲望だけを優先させた国が「追い越した」などとは、「寝言は寝て言え!」

ただ、まぁ、大英博物館って別名「海賊の強奪品展示場」でもあるので、あまり誉められたものではないのは事実であるがw

かように、L85は英国の(日本にとっては)わけの分からない部分の一部である。ブルパップ・・・これはヨシとしよう。実際、コンパクトに仕上がっている。が、ここまでである、L85の優れているところは。デザインは、エンフィールドライフルやマチルダ、クルセイダー、クロコダイル、キングジョージ5世等、「英国得意の宇宙戦艦的ゴチャゴチャ感たっぷり」である。関係ないが、フッドやR級戦艦のような「優美な」造船をした英国が、なぜネルソン級やキングジョージ5世級のような「宇宙戦艦」を建造したのか?わけが分からない。戦後はType22フリゲートやType42駆逐艦のような「優美」なものが多いので、やはり「戦時建造」が原因か?話をL85に戻して、陸戦兵器に関しては、英国は「マニア受けする」ものが大半だ。とにかくごつい。同じブルパップでも、FA-MASやAUGは、「全体のシルエットが先にあって、そのシルエットを崩さない各部」がしっかりと守られている。L85は、「各部分の主張が先にあって、組み立ててみたらこう(このシルエット)になりましたよ」的な。やっつけ仕事的な。あるいは、英国は「直方体フェチ」なのかも知れない。「直角だけは譲れない!」的な。

日本ではMMCとLSが出していた。MMCは意外としっかりとした造りで、発売当時はそのしっかり感(剛性感を含む)に感動した。LSは、良くあんな安価であの内容で出せたものだと感動した。が、日本ではここまで。近年、マルイがボーイズで出すとか出さないとかの噂があった程度で、「かつて日英同盟結んでロシアとフランスと独逸に対抗した、恩のある英国に対して、オマエら冷たすぎないか?」と言いたくなるほど、英国の銃に関して各社、冷たい。英国の銃で、今も現役で発売されているのは、ハドソンのステンMK-IIとマルシンのエンフィールド拳銃だけだ。いくら英国のメシがまずいからと言って、あんまりだと思う。英国を敬えとは言わないが、せめて英国旅行の際には、塩・コショー・しょうゆの基本調味料は持参した方がイイ。話が急激に見えなくなってきたが、
 *もっと英国の銃を出してください各社様
 *英国のメシはまずい。まずすぎる。まずすぎるのにも限度がある。
ということだ。

このように、英国の銃が出てこない現状を憂慮していた俺にとって、STARがL85のフルメタルバージョンを出したときの感動は忘れられない。いつ頃出たのかとか細かいスペックとか何がウリなのかなどは忘れたがww 欲しかったのだが、予算の優先順位のより高いものが目白押しの頃だったので、買わないで時は過ぎてしまった。旬を過ぎたら、どこでも売ってないしw

そんな我々英国ファンの前に彗星のごとく現れたのが、Army Armament社。STARG&Gのフルコピーで、価格は半額以下。これはスゴイ!!これは画期的!!これは革命的!! ではあるのだが、中華。近年、梅雨時のカビのように急速に繁殖した他の中華製品のイメージは「安かろう悪かろう」から「安かろう悪かろうってオマエ、最悪通り越してるぞ!?」と変化してきていて、食品や玩具については「安全性という価値基準は中国には存在しない」ということが判明したばかりだ。現在では、中国製の食品を口にする者は「勇者」として讃えられ、「何ヶ月で死ぬか」の賭が行われるという。そんな怪しさ満載の中華製L85。「STARG&Gのフルコピーです!」って、中国にない価値基準は安全性だけに留まらず、「著作権」もそうだったなw 中華製の激安エアガンって、自分はまだ経験してないけど、 「俺のは100発を超えるまで撃てた」「自分のは弾は出なかった」「自分のはモーターが入っていなかった」というレベルらしい。その中国が出した価格破壊兵器、その名も「R85A1」。L85ではなくR85とすることで、「某STARG&Gのコピーではありませんよ!!まったく!!」という意味なんだろうな。その中途半端すぎる著作権対策が、ス・テ・キ。

箱のデザインは某KSC的。箱を開けるといきなり見たこともない漢字ばかりの注意書き。中華であることを意識させられる瞬間。本体を手にする。重い。本物のL85も「重杉」と各国からバカにされているが、中華製はその点もしっかりコピーしている。総金属性は、リアルな重さの点よりも、手触りや各部の作動音にこそ醍醐味がある。このL85はその点、合格。

バッテリーは製造元不明の怪しすぎる一品だが、マルイ製充電器で無事充電完了し、今使っている。作動に(現状は)問題なし。実射はまだしていないが、空撃ちした感じではしっかりしたものだ。

擬似ブローバックは、楽しい。ボルトハンドルの後退量は約4cm程度だが、頬付けした姿勢で、狙った視界内でボルトハンドルが動くのは、感動もの。これは、マジ楽しい。まぁ、誉められるべきはG&Gであって中華の会社じゃないんだけどね。

この銃でオープンサイトは初体験。 しっかりした金属製で、狙いやすい。MMCのSUSATつけてみたが、装着可能( 中華の方がちょっとレールが広いが)。SUSAT姿はL85の基本。残念ながらMMCのSUSATは樹脂製なので、せっかくの中華製L85には合わない。ここは是非、総金属製のSUSATを手に入れなければならない。

今夜はここまでで力尽きたので、次回、実射と分解のレポートをお届けする。ここまでの評価は「にじゅうまる」、大合格。この値段でこの内容。買わなきゃ損するぞ。

<2007年9月13日追記:イエローバックの写真群>

分解した。鉄板プレスで組み合わさっているレシーバー、接合部分から粉吹いていたw 溶接部には錆があったw 小さなバネが2箇所外れていたw なんか安っぽいグリス塗りたくりだったw こんなことぐらいでめげていては、中華は味わえない。メカボは・・・良く分からない。

平日に実射性能確認は無理なので、週末にやってインプレ書く。

<2007年9月15日追記>

昼間の空いた時間で実射を行った。

まず、マガジンから。付属するマガジンは、マルイの大容量(ゼンマイ仕掛け)のコピー品である。が、これは見るからに品質が悪い。まず表面塗装。マルイ純正は濃いつや消しのグレーで、FNC付属はセミグロスブラックの黒だったが、中華L85付属はセミグロスのグレー。問題はグレーの塗装が厚くて弱いこと。中華L85付属のくせに、中華L85に装着できない。塗装厚すぎ。かといって、力任せに装着しようとしたために、かんたんに剥がれてしまった。剥がれたのに、装着できない。あきらめて、マルイ純正のノマグを装着した。こちらは少々きついが、問題なくはいる。

2.0gのBB弾を装填し、実射。まずはセミから。ボシュッ!!とくぐもった音だ。FNCもそうだったが、ちょっとしたサイレンサーのような感じの音。BB弾が見えない。初速速すぎか?ボシュッ!!ボシュッ!!連射するが、弾が見えない。つか、弾がでてない。??

マグを外して確認。空撃ちすると、しっかりとノズルは前後する。マズル先端に手をかざすと、けっこうな勢いでエアが来る。でも弾が出ない。給弾口に1発入れて撃ってみる。出た!!弾は正常に発射される。ということは、給弾トラブルだ。各部確認数分、やっと原因が分かった。マグがマグキャッチの所まで入っていない。マグがきつめだったから、今まで気がつかなかったようだ。なぜマグが入らない?

給弾口の位置がおかしい。給弾口がマグの給弾口と噛み合わない。しかたなく、手持ちのマルイ用マグを片っ端から試してみた。すると、奇跡的に古い大容量マグの1本が、なんとか噛み合った。ふぅ。調整すればいいのだが、今はハコダシでの実射レポートなので・・・。

気を取り直して実射。セミ射撃を行う。普通に飛ぶ。まぁ、それくらいはクリアーしてもらわないと。でも、ハコダシでホップは利いてないようで、弾道は山なり。ホップを徐々に強めていく。普通にホップが利き出し、理想の弾道に近づいていく。が、後もう少しホップが欲しい!というところでホップ終了。ホップ最強で「もう少しホップが欲しい」状態に。2.0gでこれだから、2.5gだとホップ不足だろう。ホップをもうちょっときつくする工夫が必要だ。

次にフルオート。シュポポポポポッ!!と快調。指切りバーストも確実。弾道はちょっと左右に散るような気がしたが、セミの時と大差なし。調子いい。欠点は、フルからセミに切り替えたとき・・・必ず(フルからセミに切り替えたときの)最初の1発は、空撃ちになる。正確には、「フルオートによって途中で止まったピストンを、正常位置へ戻す」サイクルとなる。

精度。いつも狙っている杉の木のてっぺんまで約30m。これまでの実射精度は、次のような感じだ。
 M14(マルイ)>>>八九式(マルイ)>FNC>FAL
ここに中華L85を入れると・・・
 M14(マルイ)>>>八九式(マルイ)>FNC>FAL>中華L85
こんな感じだ。M14は別格として、八九式やFNC、FALとそれほど精度の差はない。

耐久性。とりあえず、大容量マグ満タンを空にしてみた。トラブルはなし。付属バッテリーは、大容量マグ1本撃ちきるギリギリ。久しぶりに沢山撃ってみたが、トラブル無しでめでたい。が、中華製は中華製。いつとんでもないトラブルが来るか、知れたものではない。自室の障子際レースのカーテンの裏に、即応体制(バッテリー満充電、BB弾満載)の銃を置いているが、その3段目にこの銃を加えた。

半年前までは上から「M14」「八九式」「AUG」だったのだが、
 「FNC」「M14」「八九式」
 「FNC」「FAL」「八九式」
と、海外フルメタル軍団が台頭し、今回遂に全て海外製となった。信頼性は、いまのところFALが一番である。FNCはたまにフルとバーストでフリーズするし(リセットスイッチで復帰)、中華L85に対して「信頼」という言葉を使う勇気はない。これでいつ敵が来ても大丈夫である。今のところ敵が来る予定(ry

 

<2009年2月15日:動画追加>

 

<2009年3月14日:動画追加>

 
マガジンはまらないって、ヤヴァくね?

 

<2009年11月14日追記:ブルーバックの写真群>

tanntann1さんから、もの凄いモノを頂いた。「L85用ハンドガード&SUSAT用カバー」だ。実銃用の実物だ。英国陸軍御用達だ。

ロイヤルガードとか儀仗兵とかって言葉がよく似合う装備。自分の中では、軍用銃にこのようなカバーつけるのは、見たことがない。SUSATが高価で精密で壊れやすい傷つきやすいからカバーするのか?ハンドガードが安っぽい樹脂製でロイヤルガードとしてちょっと恥ずかしいからカバーするのか?英国は湿度が高いので湿気による被害を防ぐためにカバーするのか?・・・違うと思う。ではなぜ?・・・だれかご存じの方、教えて下され。

材質はゴムっぽいビニール(?)。昔持ってたカッパの材質に近い。本革製の豪華仕様ではない。表と裏地の間にクッション材のようなものが入っていて、ある程度のクッション効果を持つ。ハンドガードカバーはトリガーガード前端をまたいでホックで留めるようになっている。SUSATは、本体下でベルクロで止めるようになっている。かなり使い込まれた一品で、Fサイトポストのところが切り抜かれていた。もしかして、オープンサイト仕様でこのカバーを使ってた?もしそうだとすると、かなり面倒なことになる。Fサイトがついた状態では、カバーの脱着は不可能。カバーをした後でFサイトを取り付けることになる。うーむ、英国人のやることは、イマイチよく分からない。

それぞれのタグには「これはSA80のハンドガードカバーだもきゅ」「これはSUSATのカバーでごわす」とあり、伝統ある英国の御用達だ!このやろう!!という感じだ。英国人は気が小さいくせに傲慢で、ツンデレ好きにはたまらない。

しばらくは、L85(SA80)系を集めることになりそう。カバーが手に入り、その前にはブレンが手に入り、もう今年の秋から冬にかけては英国祭だ!と。みんなも陰ながら望遠してほしい(意味不明)。

 

 

重い
 
 

金属製ハンドル

MMCのL85と
 

MMCのSUSAT装着可能


やっぱこの銃には、SUSATが似合う

 

ボルトオープン状態


マグウェル部
鉄板である


 

グリスべったり
嫌がらせではないかと疑ってしまう
 

メカボ
マルイ製のコピー?


セイフティOFF
イモネジなのが泣かせる

セイフティON