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P08砲兵タイプ

マルシン製：モデルガン

本稿のレポート、写真は全て「404」さんのご提供です。
＜2007年2月19日：リニューアル＞

　金属製（亜鉛ダイキャスト）モデルガン完成品　
　全長319mm
　重量979g
　ダミーカートリッジ　７発

マルシンのP08-8inです。本体の紹介は飽きるほど出回っておりますので、ここは趣向を変えていきたいと思います。

写真を御覧のとおり「スネルマガジン」と「ホルスターストック」のセットアップです。現在（H19．1月）木製ホルスターストックは、CAWさんで購入できるので困りはしませんが、モデルガン用の「スネルマガジン」
が手に入りません、やはりこのストックには、スネルマガジンが装備されて然りだと思います。で、「無いものは作っちゃえ」で作りました。単純にマルシンとタナカをくっつけただけです。

サイズはぴったりで問題無しで接合できます。後は固定用ピンを取り付けるだけです。そのピン穴はマルシンとタナカで位置が違いますから、タナカを基準にしてマルシンの方に新しく穴をあけます。この方法ですと、どちらも破壊する部分が無いので、元の状態に戻すことが出来ます。ただしタナカのピンは若干長いので、これを少し短くする必要があります。あとは、ぽっかり開いた穴にパテを盛って、着色しておしまいです。これで念願の「砲兵タイプ」の出来上がりです。カッコよいです。

「マルシン」さん、この「モデルガン用スネルマガジン」出してください。私買います。

 

＜Ｋによるコメント＞

俺がはじめて作ったLSの1/1てっぽうプラモは、この銃だった。8インチ砲兵タイプだった。長い銃身が格好良かった。残念ながら、トリガーを引いても何も起こらなかったし、トグルも完全には作動しなかった。数年後、この銃のメカニズムをMGCのモデルガンで完全に把握してから、再度挑戦したら（今度は4インチの方）、トリガー引くとストライカーが解放されるようにできた。ルガーって、高級将校のイメージがあって、どちらかというとアクセサリー的に思えてしまう。が、この8インチは文字通り「砲兵の自衛用」であり、「戦うルガー」だ。俺もかつてはMGCのモデルガン（4インチ）とスネイルマガジンとストック（ホルスターじゃない板のヤツ）を持っていたが、友人に貸し出してそのまま20年以上経つ。返してもらいたいが、その友人は10年前に他界している（冥福を祈る）。

さて、今回404氏から頂いた情報であるが、当局（意味不明）では波紋を招いた。エアガン、ガスガン、電動ガン全盛のこの時期、何故敢えてモデルガンを選ぶのか？何故タナカのガスブロを楽しまないのか？侃々諤々の議論を止めたのは、一局員の指摘であった・・・「１枚目と２枚目と３枚目の写真を見ろ！これを見て、何も感じないのか？」と。ダミーカートである。9mmパラベラムである。この銃のために開発されて以来半世紀以上、未だに世界のスタンダードな実包として、驚異的なシェアを誇る9mm弾である。元々銃とは、弾を撃ち出すインターフェイスに過ぎず、仕事は全て「弾」が行う。その主役たる「弾」を、最近のオマエらはおろそかにしていないか？と。モデルガンに回帰せよ、とまでは言わないが、モデルガンの魅力を見直すことも必要ではないか？と。

最近、俺もそう思っていたのだ。ガスブロは楽しいが、同時に、ダミーカートを装填でき、排莢できるモデルガンも同時にあれば、最高だ。タナカのP08ガスブロは楽しいが、「マガジンにカート装填」「トグル操作でチャンバーにカート装填」「再度トグルを操作してカートを排莢」、というオートの一連の操作の楽しさには、また、格別なものがある。

タナカ製のガスブロ用スネイルマガジンを、わざわざモデルガン用に改造した404氏の心意気に、敬意を表したい。モデルガンを電動とかガスブロに改造することばかり考えていた俺は、今では反省している。で、俺もモデルガンのP08が欲しくなった。単純か？・・・いや、俺は元々単純だから。

404さん、ありがとうございました。また、情報をお願いいたします。