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てっぽうのページ

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M712

 

 

マルシン製:金属製(亜鉛ダイキャスト)モデルガン完成品

本稿のレポート、写真は全て「404」さんのご提供です。

マルシン製 金属モデルガンM712です。 

 *Mauser社公認モデル
 *プラグファイアーカートリッジ使用、セミ/フルオート
 *全長296mm・重量1140g
重厚な大人のてっぽと言った雰囲気です。

それと付属品の紹介です。特に木ホルスター・ストックがお気に入りです。このマルシン製は安いのに出来は非常に良いです。この種の品物にありがちな「買い損」は無いです。

マルシン製モーゼル拳銃、木ストックホルスターとも大変落ち着きがあり優雅です。良いですよ。

 

 

左から順にご覧ください。

セミ/フル切り替えのモーゼルです。

ストック装着時の構えた感じはシックリきません。

でも、反動を伴う実弾射撃であれば、これくらいが良いのでしょう。

ぐっと肩に押し付けられるのが良いですね。
 

今回のダミーカートはハドソン製PPSh/トカレフ用です。

その実弾は互いに寸法が近いそうです。

大型拳銃なのですが握りやすいグリップです。

絵になりますね。
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木スト無いほうがバランスの良い写真になります。

ここから分解です。

ドライバーで指しているストッパーを解除します。指で動かせます。
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無理な力を入れずに「するっ」と抜き出せます。

これでレシーバーとフレームの分解が終わり。

ドライバーで指しているファイヤリングピンを外してスライドを抜き出します。
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スライドストッパーを前方に押しながら手前に抜き出します。

スライド内のスプリングが勢い良く飛び出さないように左手でピン穴を押さえると良いでしょう。

簡素な部品点数です。

メカ部分は華奢なパーツやカシメ留めのピンがあり下手にいじれません。

部品交換したいときはどうするのでしょう・・・
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組立ては分解の逆手順で行いますが、ここでも無理な力は要りません。

レシーバーとの噛合わせが知恵の輪的で組立て時上手はまらないことがあります。でも慎重に。

よく紹介される刻印です。

下地処理も綺麗でとても映える刻印です。
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レシーバーの裏側もキチっとメッキされています。もちろんフレーム内も綺麗に加工されてます。

バレルの上にちょこんと座った感じの照星です。

10連20連ともに裏には刻印があります。

ハドソンのトカレフ弾、形が良いです。

左から
38sp
26式拳銃用
トカレフ弾(ハドソン)
8mm南部弾(タナカ)
8mm南部弾(ハドソン)
7mm南部弾(マルシン)
ハドソンの8mm南部弾はサイズが変です。
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ハーネス付です、木製ストックホルスターにはこれです。

良い雰囲気です。

マルシンの木ストックは良く出来てると思います。

1.3万円でこの出来は大満足です。

丁寧に作られています。
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キチッと作られています。

銃止めのバネが無いとか言われていますが、たいした問題じゃありません。

少しすり合わせのために削りました。ガタなしでカチッととまります。
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丁寧です。

ここも丁寧。

銃+10連マガジンで1,128g

銃+10連マガジン+ダミーカート10発で1,264g

銃+20連マガジン+ダミーカート20発で1,452g
 

 

 

<Kによるコメント>

オスカーさんから頂いた十四年式のとこでも書いたが、最近のモデルガンって、めがっさきれいだよね。20年以上前のMGC、ハドソンあたりだと、よくて「ヘアライン」仕上げ、ハズレを引くと「東南アジアの密造銃」仕上げだった。ただ、このころからマルシンとコクサイはきれいな表面仕上げだった。特に感動したのが、マルシンの「マスターピース6インチ」だった。今回情報を頂いたM712のレベルまでは届かないが、鏡面加工「っぽい」きれいさだった。悪友に貸したら、悪友がその弟に貸し出し、その弟は友人に貸し出してしまい、30年以上経った今だに行方不明だ(涙)。

さて、マルシンの8mmガスブロM712でもその出来に感動したが、このM712も「さすがマルシン」である。寡黙で淡々といい仕事をする、渋い職人である。P08でもM712でも、拳銃のくせにストックをつけると、まったく別の表情になる・・・さらに格好良くなる。しかも、そのストックのほとんどはホルスターになるってんだから、ドイツ人ってのは本当に油断ならない。放っておくと、どんどんと先へ進んでしまい、合理的なものを創作してしまう。合理的だけなら英米もそうなんだけど、ドイツの場合は「芸術的に格好良くまとめてしまう」から始末に負えない。根っから真面目で頭がよくて勤勉なんだな。

それにしても、404氏の写真はいつ見てもきれいだ。きれいなだけじゃなくて、臨場感がある。実は俺が使っている機材は、キヤノンのEOS10Dだ。二世代前だけど、一応600万画素クラスの一眼レフだ。レンズはEF58mm1.4がメインだ。一時期凝ってフルマニュアルで色々操作して楽しんだが、途中で飽きてしまい、今はフルオートで適当に使うだけ。ちなみに、こんな高い(本体とバッテリー、カード、レンズ4本の総計で60万円)買い物が出来たのは、息子が中学校へ入って剣道部に所属したからだ。「息子の試合を、きれいな写真で残したい!!」という理由で我が家の財務省に申告したら、即日で許可が出た(国家予算執行許可)。俺のための個人的なものは、50円ですら申告から許可まで半年はかかるのに・・・。
閑話休題。去年の秋に友人が「家内の父親から、俺が買ったばかりなのとまったく同じデジカメをプレゼントされた。二つあっても仕方ないから、2万でいいから買い取ってくれ。」と、キヤノンのIXY-Digitalの1000新品を譲ってもらった。これ、フルオートでもきれいなのな。俺のような「知識と技術が中途半端な奴」の場合、「フルオートで撮りなさい!!オマエは下手になにもいじるな!!」と、カメラに怒られながら、何も考えずにシャッター押すだけ。なのに、一眼レフよりきれいな写真が撮れてしまう・・・。だから余計に「撮影技術」「撮影環境」に無頓着になってしまったようだ。いや、カメラが悪いんじゃないよ?俺の怠け心が悪いんだけどな。で、404氏の写真に触発され、最近写真をマジメに考え出した。光と影。全部にきれいに光が当たっていればいいわけじゃない。影があっての光。影が沈みすぎても(階調のない黒になっても)駄目だし、光で潰れても(階調のない白になっても)駄目だ。上手な人の写真は、Photoshopで処理すると分かるんだが、真っ黒や真っ白に見える部分にも階調がある。・・・404氏に負けないよう、写真の分野を頑張る。いや、「負けないよう」は無理なので、せめて足下には到達したい。

404さん、情報のご提供、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。