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てっぽうのページ

てっぽうのことが載ってるよ。 サッカーとか液晶テレビとかの話題は他へ行ってくれよな。

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モシン・ナガンM1891

 

 

KTW製:エアーコッキング

まだ出ていない。が、ようやくKTWのホムペで写真が公開された。カッコいい。マジで。そして強い。マジで。ボルト引いて引き金引くと弾が出る。マジで感動した。・・・あまりのうれしさに、「GTO伝説」モードが入ってしまった。

12月発売予定だが、「木製ストックの遅れがあるかないかが微妙なところです。」という説明からも、遅れるであろうことは予想でできる。バカヤロウ!である。KTWは俺をバカにしてるのか!!と。「モシン・ナガンなどと言うマイナーで売れそうもない銃を出してくれるKTW様に、俺が文句を言うと思うのか?俺を舐めるな!!何ヶ月でも何年でも待つぞ、このヤロウ!」というわけである。M1903の時は、発売予定から半年待ったっけ?全然気にならなかったし、待った分だけ手にしたときの感動が大きかった。

さて、奇跡が起きれば12月、たぶん来年の春以降に発売されるであろうモシン・ナガンであるが、KTWのホムペに気になる記述があった。

  1. スリングは付属しませんので、今のうちにシカゴレジメンタルさんから実物(¥5250)を購入しておくことをお勧めします。
  2. 銃剣は、KTWとしては初めてのことですが別売で造る予定でいます。

1.についてであるが、KTWホムペの写真をよく見ると、モシン・ナガンって、こんなスリングの付け方だったっけ?と愕然とした。たぶんスリングに回せるお金にも困るであろうから、ストックしてある汎用スリングでお茶を濁そうと思っていたのに、こんな装着方法では汎用は役に立たない。この野郎、俺はシカゴレジメンタルズの販売戦略に勝てないのか?と悔しがったのが約6秒、その12時間後にこんな↓メールが来た。

お世話になっておりますシカゴレジメンタルスです。この度はモシン・ナガンM1891ライフル用スリングのお問い合わせを頂きまして、誠に有難うございました。 なお、本品はK.T.W.様ご紹介頂いてより、ご注文が集中しておりますので発送は早くとも明日以降となりますのでご了承下さい。 お支払い方法は銀行振り込みをご希望とございましたので下記の弊社指定口座までお振込み下さい。お振込確認後の発送となります。

と。明日振り込んでくる。

さて、スリングも手に入れたし、次の問題は2.である。銃剣である。ロシア・ソ連と言えばスパイク式銃剣である。あんな物騒な長いものをあんな長い物騒な銃に装着したら、かっこイイ!!ではないか!なんというものを発売してくれるのか!?KTWはネ申だ。いやマジで。

さて、と。モシン・ナガンを手にする日を夢見て、明日からもお仕事がんばろう!!

 

<2006年8月27日追記>

スリング来た。ソ連らしい安かろう丈夫かろう代物だ。通常のスリングとは違い、両端に小ベルトが装着されている。銃に装着できる日を夢見て、お仕事がんばる。

 

<2006年10月18日追記>

KTWのホムペより。

追記(10月6日)
銃剣付きで発売します。モシンナガンは着剣した姿でなければいけません。刃の部分はアルミ粉入りの樹脂を使用し、金属の雰囲気を出します。

もう、オマエは神か?と。 KTWは神か?と。 うれしさの余り半狂乱になった俺は、すり切れるほど観たスターリングラードのDVDを引っ張り出してきて泣きながら観て、こんなページを作った。早く来い来いモシンナガン、である。

 

<2006年11月22日追記>

発売延期。最速で2月。悲しい。ゴメン、今回はこれだけ。

 

<2007年2月28日追記>

もうじき来る。・・・詳細は日付が3月1日に変わる前まで待ってくれ。
で、午後6時30分に来た。詳細はやっぱ今度。今日はとりあえず写真で勘弁してくれ。

<2007年3月1日追記>

分解した。基本的にエアコキであるので、至って簡単。写真を参照してくれ。

それよりもオマエら、大変な欠点が見つかったぞ。トリガーガード(No.45)なんだが、樹脂一体成形なんだよな。まぁ、それはKTWのお約束だからいいとして、問題は材質故の剛性。この銃のトリガーハウジングは、九九式等に比べて薄い。弾がシングルカラムで入るので、薄い。薄いので、思わぬところで剛性不足が露呈している。

トリガーガードを横から見た図。赤矢印の2点で固定されている。

 

トリガーを引くと、トリガー後端がシアを押し上げ、ピストン後端の結合が外れ、発射となる。

 

シアは暴発防止のためもあり、けっこうなテンションでバネの力が下向きにかかっているし、ストロークもごく短い。一方トリガーは、シアを作動させる以上のストロークがあるため、結果としてトリガー取り付け部分(支点)に下向きの力がかかる。(青小矢印、見えにくくてゴメン)

 

ここへきて、樹脂製トリガーガードの剛性不足が露呈する。青矢印のように、トリガーガード全体が下へ向けてたわむのだ。

 

この写真では、たわみが良く分かるように白矢印の部分を選んだが、この部分は1mm程しか下へたわまない。本当は、マガジン中央部のたわみがすごいのだが(数mm)、目印がないため良く分からないのでこのポイントを選んだ。

これは、トリガーのストロークを制限する方法を考え、かつ、トリガーガード全体の剛性(上下方向の剛性)を高める工夫が必要だと思う。壊れないようにという意味ではない。たわみ量は、樹脂製トリガーガード全体の弾力許容量内だと思う。そうではなくて、「グニャグニャ」したトリガーの感覚と、トリガーを引くたびに下へ数mmたわむトリガーガードの動きが嫌だ。何とかしたい。つか、この部分、多少コストがかかってもいいから、金属製のオプション部品を出して欲しい。2万円までなら俺的にはOKだ。

さて、次に全体のインプレ。正直、ボロボロガタガタの表面仕上げである。特に樹脂製の部分。すぐ上のトリガーガードを見てもらっても分かるが、ガレキ(ガレージキット)を、ほとんど修正しないで組んだような状態だ。タナカのガスボルト式Kar98kと比べると、「値段は倍、表面仕上げは1/2」という状態である。ガタガタだ。・・・ん?何?「高いくせにクソ銃だ!」だって?誰がそんなこと言った?この銃、モシンナガンって、「ソ連」の銃だが?「あの」ソ連の銃だが?その表面仕上げが「独逸製のKar98k」と同等ってのは、オカシくない?表面仕上げがガタガタで正解なんだよ。ライフル足りないからって、「2人一組でペア組んで、一人はライフル、もう一人は予備弾薬。ライフル持った奴が倒れたら、予備弾薬持つ奴がその銃で戦う」って戦闘をマジで行う(行った)国だ。まぁ、あのシーンは映画の中だが、史実ではもっと過酷だよな。督戦隊とか懲罰大隊とか。だから、そんな「質より量!誰が何と言おうと、量が全て!質なんてクソ」がソ連。だからガタガタ表面仕上げで正解。

<2007年3月3日追記>

(写真は下の方)
フロントサイトについて、「フロントサイトは接着ではなくて可動式ですよ!!まったく!!」というお便りを2通いただいた。いや、あのね、「接着じゃないぞ!」と言われましても、俺のモシンナガンは接着してあるんですけどぉ。全然動かない。それ以前に、接着剤(瞬着)が少しはみ出てて、その部分に透明のマクが出来てるんですが。トドメは下の写真にあるように、瞬着独特の「白いもや(しも?)」があります。みんなのは「可動式」、俺のは「瞬着でいい加減に接着」って、みんなが「よい子」で俺が「わるい子」みたいじゃないか!!その通りだからその点はいいとして、勘弁してくれよぉ、KTW。・・・で、KTWに問い合わせてみることにした。

<2007年3月3日追記2>

KTWから返事が来た。問い合わせてから1時間未満だった(正確には、午前11時9分にこちらから質問発送、回答をこちらが受け取ったのが午前11時59分)。誤解されないよう、原文のまま載せる。

<以下、KTWからの返答開始>
ご愛用ありがとうございます。Fサイトの件、お答えします。出荷まえの試射でサイトをあわせましたが、そのとき、左右の調整で正照準時のFサイトをネジロックでガッチリ固定しています。動かす必要はないと思いますが、動かしたい場合は、マズル部を抜いて万力に固定し、ポンチを使ってFサイト基部を軽くたたいて下さい。衝撃ですぐに外れ、指で押すだけで動く可動式になります。しかし、命中精度を求めるならば、これはお薦めできません。他の方の可動式というのは、ロックのあまかったものがなにかの衝撃でフリーになってしまったのだと思います。よろしくどうぞ。KTW。
<以上、KTWからの返答終了>

この回答を得て、この件に対する俺の態度は決まった。「不問に付す」「上↑は言いすぎた。不適切な部分は削除する。」

まず、下の写真にある白いもやだが、ネジロックでも出来るのだろうか?「俺のはネジロックじゃなくて瞬着だったぞ!!」というツッコミもあるだろうが、それはどうでもいい。正直、お座敷の俺としては、外す必要はどこにもない。だったらネジロックでも瞬着でも、どちらでも構わない。動くのは本来ではないと分かった以上、どうでもいいこととなった。

それより今回のことで嬉しかったのが、回答の素早さ。たまたま回答をくれる余裕があっただけであり、常にこのような迅速さを得られるとは限らないだろうが、嬉しいものだ。誠意も感じられるし、こうした対応だと大抵のことは納得できてしまう。今後もKTWとは良好な関係が期待できる。

<2007年5月12日追記:陽光の下で撮影:ブルーバックの写真群>

<2009年1月6日追記>

YouTubeより。ボルトハンドルが前の方にある銃って、結構操作しづらそう。

 

<2009年3月14日追記>

 

2009年5月30日追記>

 

 

 

安かろう丈夫かろう

両端の小ベルト

小ベルト自体の造りも凝っている

早く銃に装着したい

遂に来た。
 

同年代の三八式がお出迎え。

おお!!

おお!!よかった、モシンナガンだ。

先端、細!!
 


子持ちシシャモ。
 

ボルトの位置がかなり前である。

ボルト後端のロッキングピース。少し造形が甘い。将来整形し直したい。

ここが惜しい。ロッキングラグはボルトについていて欲しかった。溶接するとエアシリンダが歪んだりして、難しいであろうが、
 

リアサイト。

BB弾の給弾部。

南部鉄器の銃床板。
 

フロントサイト基部に白いもやが。瞬着使ったな!?
(訂正)ネジロックによって最適位置で止めてある。

着剣方法。銃剣は樹脂なので、かなり軽い。ディスプレイ派としてはありがたい。

真っ直ぐ銃口にはめる。

この位置まで入れたら、ぶっと押し込む。

右へ90度回してロック。

長くて、広角レンズでも1ショットに納めるのが苦しかったので、処理でつないだ。時間無かったから、適当。つなぎ目は処理してないから、雑誌のポスターという想定で。
 

ガタは全くなく、カッチリと収まる。

スリング装着。

クリーニングロッドの装着状態。

長いクリーニングロッドを再現。

三八式と記念写真。
 

ボルトハンドルの位置が全然違う。

わずかに三八式の方が長い。
 
 
 

樹脂とは思えない質感。

銃剣先端。

マイナスドライバーのような形状。
 
 
 
 
 
 
   

 

 

< 分 解 編 >

スリングを外す。

フロントバンドを外す。

リアバンドも外す。

ハンドガードが外れる。

ハンドガード先端。
 

その裏側。樹脂製で上手く作ってある。

後端。

同じく樹脂製の折り返し加工。

ストックボルトの前側を外す。

ストックボルトの後ろ側を外す。
 

トリガーガードがアッシーで外れる。が、ひもが・・・

給弾用のひも先端が抜けない。

送弾ローラーを外すと、給弾ひもが外れ、トリガーガードが完全に外れる。

機関部もストックから外れる。

機関部とトリガーガード部。この間にストックが挟まる。
 

機関部から来るストックボルトの受け側。ちゃんと金属ナットが埋め込まれている。ナイス。

トリガーガードから来るストックボルトの機関部側の受け部。これまた金属ナット入り。ここが樹脂だと、正直泣ける。

機関部を下から見る。

給弾部。

丸穴が、BB弾の入り口。この状態は閉じた状態。
 

ひもを引っ張ると、このように口が開く。

バレル先端部。真鍮製の「見えない部分用アウターバレル」の先端に、「見える部分用樹脂製アウターバレル」が付く。

イモネジ外せば外れる。

給弾部の構造。

シア部分を外す。右の方に直立している板状のパーツがシアで、ここを(この状態では)下げれば撃発となる。
 

シア。

シアを外したシリンダー部とバネ。

シアを外すと、ボルトが外れる。

給弾部前側。

機関部とバレル基部の結合。

バレル基部とバレルの結合。

インナーバレル。真鍮製のしっかりしたインナーバレル。全体剛性の一部を担っている?

バレルとシリンダーのノズル。


同左。


バレル基部に、シリンダー先端部は入り込む。
 

こうやって入って、ノズルが飛び出、インなバレルに入り込む。

樹脂製の機関部。

機関部表面。

ソ連らしい表面仕上げ。

分解終了図。これ以上バラしても意味はないし、疲れてるから勘弁。
 

きれいな形の銃床だと思う。

子持ちシシャモの腹だと思う。

細い。20年前の俺くらい細い。今の俺は左の写真。
 
     
 
< フロントサイト問題 編 >

問題のフロントサイト部。瞬着の白いもやは既に拭き取ってある。

(訂正)瞬着じゃなくてネジロック。


俺のだけ可動じゃないって?
(訂正)動かないのがデフォ。