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てっぽうのページ

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M-14

 

 

WE製:ガスブローバック

マルシンのガス風呂ガーランドは、当時の自分には相当のショックだった。まず、木スト+全金属製のガーランドが、実質5万円台で手に入るようになったということ。次に、ガス風呂ということ。それまでのガス風呂は、フルストロークしないことが定番だった。フルストロークしない、不完全燃焼系のガス風呂だった。でも、残念なことに,スローバックだった。スローでフルストロークなので,余計にストロークが遅く見えた。「グアッッッッシャ〜〜〜〜〜〜ンッ!!」と、非常に長いブローバック。通常のストロークスピードだったら,ストローク長は3m位あるんじゃないかとw 同時期に発売されたマルイのM14は電動だったし。フルストロークのダミーボルトを引くと、「シャキーン!!」と気持ちはよかった。ブローバックなしで残念。

ということで、自分は「ストロークの短いブローバック」「スローバック」しか知らなかったわけで。満を持して手に入れたGHKのクリンコフも、残念ながらフルストロークじゃなかったしw

夏前頃から、各社ガス風呂を出し始める中、このWE製M14は気になっていた。が、M14は、マルイ製を決定版として既に持っているので、あまり購入には乗り気でなかった。それを覆したのが動画サイトで見た動画。

ショートストローク?  いやいや、完全にフルストローク。

スローバック?  いやいや、ものすごくストロークが速い。目にも止まらぬ速さ。

フルストロークで速いブローバックだ!! お、俺は何をしてたんだ?なぜ気がつかなかった?ウサビッチグッズ買い漁って「ウサビッチかわいい〜〜〜い!!」とか言ってる場合じゃなかった!!

どうやらWE製M14には「刻印なし廉価タイプ」と「刻印あり高額タイプ」があるらしい。いろんな情報見てると、刻印なし廉価版を買った後から、刻印のあるレシーバーを買い直す例も見受けられた。それは無駄だろう・・・ということで、刻印ありタイプにすることにした。ストックも樹脂製パチ木製ストック。あいにく、手に入れた時には木製ストックを装備した個体は見当たらなかったので、純正の樹脂製のままにした。これには深い事情がありというか大した事情じゃないんだが、とにかく木製ストックは手に入れなかった。HP常連のmieさんに「RA-TECHのパーツ、必須ですぞ!!」と教えていただいたので、素直に導入した。結論からいうと、mieさんの言葉に間違いはなし!!だった。

さて、各ショップとオクの中から、一番安いものを選んだ。4万8千円だった。刻印なしは1万円以上安かったので、一瞬心が揺れたが、初志貫徹して刻印ありにした。RA-TECHの「Steel Tappet(Full Auto Connector Rod)」が3千円、「 PDW N.P.A.Sキット」が千5百円だった。

箱から出したM14、第一印象は「重いしw」。マルイのM14がおもちゃに思えるほど(おもちゃだけどw)重い。ガス注入して死者、いや試射(Google日本語変換もアホだw)。確かにフルストロークの速いブローバックだ!!10月半ば、猛暑の名残はあれど、さすがにエアコンは不要になった時期。それでもブローバックは元気いっぱい。

すかさず分解。本物と同じ分解手順。ああ、わかったよ。重い理由がわかったよ。ストックだ。樹脂ストックが重いんだ。普通、樹脂製ストックは、モノコック構造の貼りあわせ。だから芸術的に軽いくせに、実用十分な強度が得られる。WEはそんな常識に挑戦し、「ワンピース構造」のストックを採用した!!・・・ムク。基本的に、ムク材。モノコックのような現代科学をあざ笑うかのように、どこもかしこもムク。ストック内の空洞は、「本物も空洞あるから仕方ないか」とムクの刑を免れただけで、気を抜いていたらストックも空洞なしのムクだっただろう、と思えるほどのムクぶり。こりゃあ重いわ。樹脂って比重軽いけど、ムク材は見た目よりも結構な重さがある。さすがに樹脂の切削ではないと思うが、重いわこりゃ。

機関部を分解。ピン留めが多く、抜く方向を間違えると地獄絵図。それ以外は特に難しい部分もなく、完了。RA-TECHの2つのパーツを装着。Full Auto Connector Rodの方は、純正品が明らかに湾曲していて、うまく修正ができなかった。力入れ過ぎたらポキッとなと逝きそうで。外部に出ているパーツなので、湾曲したままでは嫌なものだ。パーツ注文しててよかった。

さて、真打はストックのモデファイ。以前マルイ製M14を買ったとき、すぐに木ストに替えたのだが、外した樹脂ストを見てるうちに、悪い虫がムクムクと。当時タイムリーにヒットしてた映画「ブラックホーク・ダウン」に出てきたM14を真似したくなった。学生時代に使ってたエアブラシはどこにしまってあるのか分からず、しかたなく市販のスプレーだけで挑戦した。下地のデザートイエローは、タミヤのスプレーそのままでOKだった。問題はマルーン(ブラウン)色の迷彩部分。市販スプレーは「強すぎ」「出過ぎ」なので、それを弱めようと、ステンシル風のマスキング(空中浮揚マスキング)でやってみた。結果はorz。迷彩が迷彩になっていなかった。やはり市販のスプエーでは限界がある・・・といういきさつがあった。今回は、基本に戻り、エアブラシを再購入して挑戦した。

ハンドピースは、0.3の模型用。結構精密。ダブルアクション。問題はソース。学生時代はフロンガス缶でやっていたが、あれ連続で使うと、とたんに圧力下がるのよね。できるだけ一定の圧力で使いたいから、コンプレッサーを導入した。VB時代に購入した「シャーマン」8リットルエアタンクも久々の登場だ。オクで格安のコンプレッサー購入・・・自動車電源使う奴で最大圧力15気圧、千円で釣りが来た。コンプレッション開始。ガガガガガガ、けっこう五月蝿い。圧力が5気圧を超えると、コンプレッサーから煙が出始めた。「最大圧力15気圧」だよね?あれ?・・・煙が恐ろしくなり、5気圧で充填終了。これでやってみる。

カラーはエナメル系のタミヤカラー。以前デザートイエロー塗ったときは、けっこう黄色が強く、砂漠仕様というより紫外線で焼けた昔のパソコンみたいな色で、嫌だった。今回はエアブラシ、色は調合できる。基本色を「タン」とし、そのままでは白すぎるので、デザートイエローを混ぜた。4:1位の比率(下の写真では黄色が強いが、実際はもっと白っぽく見える)。エアブラシ用に薄めにして、塗装開始。おお!!けっこう調子よく吹けてるし!・・・とやっていたら、全体の10分の1も塗らないうちにエアが尽きた。しかたなく、再度コンプレッサー接続、ガガガガガガ、(煙が)モワ〜〜ン。5気圧で止めて、再度塗装。いい感じで塗れてくると、エアが尽きる。ガガガガガガ、(煙が)モワ〜〜ン。・・・さすがに嫌気がさして、そのままホームセンターへ。25リットルタンク付きの「ホーム用コンプレッサー」を1万4千円で買ってきた。これでもう、エアタンク空→最重点の悪夢のサイクルから開放された。

迷彩部分は、以前はマルーンを使ったが、今回はレッドブラウンと黒の混合にしてみた。

いきなり塗装編から入ってしまったので、下処理についてとばしてしまった。下処理は、さすが「ムク抜き」だけあって、各部デコボコ。丁寧にペーパーで研ぎ、パテ大活躍で平面を平面にした。その上から「ストーンペイント」をして、ザラザラ感を出す。その上に、上記塗装を行った。

この樹脂ストは、「木ストのパチもん」なので、木ストならではのパーツが付いている。トリガーとマガジンの間辺りにある丸い金属パーツだ。こえは、木ストだと強度が心配になるマガジン装着口を補強する金具の、取り付けネジだ。樹脂ストは強度の心配がないので、この補強金具はない(のか?実は俺は知らん!)。だからこの金具があるストックは木ストとなるわけだ。さらに、本物の樹脂ストだと、右手と左手の握るところが、チェッカー加工となっている・・・当然、WEのストックはパチ木ストなので、チェッカーなどない。以上を総合すると、WEのストックを樹脂製として想定することは不可能なので、「木ストです。木ストに塗装しました。」と開き直ることにした。

こうして出来上がった「現代戦現役」「砂漠仕様」のM14だが、まだ重要なポイントがある。光学サイトだ。現代戦、しかもM4ではなく敢えてM14を使う理由・・・アウトレンジからの射撃・・・ということを考えると、光学サイトは必須。木ストの「ベトナム時代M14」は純正のアイアンサイトがよく似合うが、現代は違う。ということで、お気に入りのローマウントタイプのマウントを取り付けた。スコープでも似あうが、ここはやはり「落ちた黒鷹」仕様の塗装に免じてパチコンプを載せるのを許して欲しい。じゃぁってんで、ここまで来たらついでだ!!スリングは革にする!!

落ちた黒鷹仕様のM14、どうでっしゃろか?・・・正直、昔からエアブラシは不得意だった。「あれ?薄いぞ?」と、いうノリで、ついつい吹きすぎてしまう・・・エアブラシ特有の微妙なぼけ味が表現できず、ベッタリとw 今回は、テンプレートの作成など論外で(時間無いしw)、下絵の鉛筆も入れず、いきなり吹いた。出来上がりを見ると・・・やっぱ吹きすぎだw べったりだw まだまだ修行が足りないkです。今度、このWE用木スト買います、素直にw →これで勘弁して下さい(涙)。