後に長い鉄砲である。元々全長が短いブルパップのL85を、もっともっと短くしようというのだから、英国も欲が深い。が、そんな無理が祟ってか、えらく不格好だ。不格好の代表格との声が高いP90と比べても、不格好さでは数ポイントこちらのL85Carbineの方が勝っている。
これが発売された当時金がなく(今もないがw)、標準ライフル型しか入手できず、L86は涙をのんで見送った。一方、こちらのL85Carbineは全然買う気がしなかった。
今回、「英国キャンペーン」の一貫として手に入れたわけであるが、手にした瞬間気に入った。マズルがすぐ目の前にあり、その下の「フォアグリップフレーム兼左手保護板」も格好いい。右手のすぐ前に左手の支持ポイントがあることことから来る違和感は、AUGやP90で慣れているので気にならない。
ゲンブンカービンと比べてみた。全長はL85Carbineの方が遙かに短い。.223使用の銃としては短い限界に属するゲンブンカービンより短いのだから、やはりこの銃はSMGの領域の銃だ。が、プルパップ故、ゲンブンカービンと銃身長は同じだ。だからナリはSMGでも、れっきとした.223ライフルのプライドは守っている。
これの電動化は難しい。バッテリースペースが難しい。STARのAFVは、アッパーフレーム上部に小さいのを入れるらしい。なるほど。確かにスペース自体は問題ない。問題は「バッテリーの脱着」である。通常分解の手順を踏まないとバッテリー交換できないのは、チトきつい。やはり電動化(R85A1への組み込み)は、L86の方が先だな。・・・最近オクでR85A1見かけないが、もう「終了」?世間はどこまで英国に冷たいのか!と、寂しい限りである。