20年ほど前だろうか。世の中の長ものはエアコキ全盛で（ポンプ式のKG9とか）、ハンドガンではMGC方式のガスセミオートが全盛だった。MGC方式のガスセミオートは非常によい方式で、命中精度は高く、コストも安かった。何故この方式を取り入れた長ものが出ないのか、不満だった。つか、キャリコがあったが、あれは例外中の例外で、とても「長距離を狙って撃つ長もの」の範疇には入れたくないものだった（買ったけどw）。そんなときに出たのがこれ。
円筒形のグリップや、きつくカーブして半分透明なマガジンや、貧弱なエジェクションポートなどに萎えたが、この時代、外部ソース不要で、手軽に気楽にいつでも撃てる長ものガス銃は、これしかなかったので、買った。
定評のあるMGCハンドガン形式のガス機能は長ものでも有効で、手軽に気軽にプリンキングで遊べた。ただ威力が無くて飛距離が出ない。当時はHOP技術はなく、飛距離イコール威力だった。ガスバルブ分解してポートを削って広げたり、ガス流路をなめらかにしたりしたが、あまり効果はない。仕方なく、社外品のロングバレルを組んだ。でも、余り変わらない・・・この辺であきらめた。
しばらくして、この銃の曲銃床タイプが出た。ちょっとむかついた・・・曲銃床を先に出せよ！と。が、今更そっち買うほどこの銃に惚れてはいなかったので、ショートマガジンを買っただけだった。
先日、倉庫でこの銃が発見された。懐かしかった。20年前の情景が思い出されて、しみじみと昔に浸った。年取ったものだ。浸り終わってから、オクで売り払った。
