加納である。誰が何と言おうとストレートに加納である。それ以外、この銃の説明はあり得ない。俺が工房時代だから「がきデカ」がライブでチャンピオンに連載されていたころになるが、その時代の最強実包が44マグナムだった。「トラックのエンジンを1発で破壊する」「屈強な大男でないとウデを骨折する」という情報に接し、「ライフル、いや、大砲よりも威力があるんだろうな」「俺は将来この銃を持って戦うんだろうな」と思っていた。ただの池沼である。今は馬鹿に昇格したから。ほっといてくれ。
そんな池沼な工房時代に、ハドソン製のこいつのモデルガンを買った。9,800円だった。日本の秘境に住む俺には、通販しか路はない。しかし親は俺の趣味を完全否定していたので、家に届いたら叱られる。仕方なく、友人に頼み込んで、その家に届くようにした。届いたはずなのに、友人からの連絡が来ない。しびれを切らして電話すると、「親戚の家へ家族で行っている(冬休み)」と留守番のおばあちゃん。友人宛に自分の荷物が来ることを告げ、受け取りに行く。「はい、これ。」とおばあちゃん。いぶかしげな顔で「これ何?重いねぇ」と言われ、俺は思わず「モデルガンです」と答えてしまった。「モデルガンって何?」とおばあちゃん。『おもちゃであっても鉄砲という言葉出したらややこしいことになるぞ』と直感し、あわてて「遊びの道具です」ととぼける。「遊びの道具とはトランプかね?」とおばあちゃん。面倒になった俺は「はい」。「今どきのトランプは重いんだね」とおばあちゃんが感心する。「はい、これは重いトランプです」と。そんな秘境に住んでいたわけだ。今も住んでるけど。
ハンマーとトリガーがスチール製で、重くて最強で格好良かった。今ここで写真デビューできないのが残念だ。いや、なに。うん、まぁ、いろいろとね・・・。メッキはがしてとかねぇ。まぁ、ほらぁ黒いとか?いろいろと?若気の至りとかw
で、われらがヒイロオのマルシンさんがやっちゃったわけだよね、8mmで。大口径だぞ!と。迫力だぞ!と。確かに8mmの反動はすごく、下手な姿勢で撃ったら危ない。俺は2回肩を脱臼した(・・・まぁいいじゃないか、俺の世界なんだし)。HWで重く、ノンフルートのシリンダーはシブくバレルは長い。
宮武も手に入れたし、コミック全刊そろえて工房時代へ戻るか。「ド外道がぁーーーっ!!!」と叫びつつ。
やっぱ、えぇわぁー・・・