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てっぽうのページ

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九九式狙撃銃

 

 

 

KTW製:エアーコッキング

本稿のレポート、写真は全て「はぐれ小僧」さんのご提供です。

性能は基本的に九九式短小銃と同じなのでスコープ廻りをメインに撮影しました。

 

 

左側面(スコープマウント側)

右側面(ボルトハンドル側)

M1ガーランドとの比較です。 九九式の方が若干スマートですね。

スコープ廻り。 マウント・スコープ本体は樹脂製です。

スコープをマウントから取外した状態です。 マウントレール部分にスコープ本体を差し込み板バネの様なパーツで固定します。 そして丸いツマミのついたハンドルを180度回転させて取付完了です。
 

上部から見たところです。

スコープはかなりオフセットされているのでボルト操作に支障はありません。

スコープとサイトの両方の使用が可能です。

スコープのレティクルです。 写真撮影には苦労しましたが目盛りは見えますでしょうか?

 

 

 

<Kによるコメント>

オフセットした狙撃眼鏡が素敵!!下へ曲がった槓桿が最高!!取り付け部分の漢字刻印に興奮!!
帝国陸軍が誇る最新式短小銃に、狙撃眼鏡をつけたぞ!と。さぁ、思う存分敵を狩るがイイ!と。こんなカッチョイイ狙撃銃は他にないだろうと思う、正直なところ。スコープのレティクルを調整するんじゃなくて、固定されたレティクル上で狙点をずらす。状況が刻々と変化する戦場では、その方が実用的なんだろうと思う。

俺も欲しいんだが、これ、高ス。エンフィールド並みに高ス。「俺もいつかは九九式狙撃銃!」と夢見ていたが、無理っぽい。そんなところへはぐれ小僧さん、情報を提供してくださった。感謝!感謝!である。狙撃銃って、普通の小銃と雰囲気つーかオーラつーか、なんか迫力が違うよね。KTWに限らず、各社ガンガンと出して欲しいものである。

「スコープとサイトの両方が使用可能」って、よく考えるとすごいな。こうして写真で見せてもらうと、納得。

はぐれ小僧さん、ありがとうございます。また情報がありましたら、是非お願いいたします。

 

 
 

 

 

<2009年6月27日追記>

やっと手に入れた。絶版だったので苦労したが、ある偉大なるお方(人生の恩人)のご協力を得られ、今手元にある。

昔の軍用狙撃銃の特徴として、汎用ではない狙撃眼鏡ということがある。今では銃にスコープ等のアタッチメントを取り付けるための規格が存在し、スコープは「選べる」汎用品という扱いだ。が、昔はそういった雑多な需要もなく、必然的に専用品になる。ワンオフである。貴重である。レアである。取り付け部分は狙撃眼鏡胴体に作り付けで、「組み付ける」「取り外す」という概念すらない。破損時には、胴体と取り付け部分、共に交換だ。狙撃眼鏡には基本的に調整機能がない。だからレティクルは上下左右に目盛り付きとなっていて、その銃の着弾点を狙撃眼鏡で事前に実射で把握しておき、実戦時には適宜狙撃眼鏡越しに着弾点を想定して狙点を決める。よくアニメやドラマであるように、クロスヘアの中心が狙点とは限らないわけだ。苦労したんですね、昔の兵隊さん。

狙撃眼鏡を避けて下へ折り曲げられたボルトハンドル。操作してみると、右手人差し指のすぐ真上にボルトハンドルが位置するので、すごく操作がやりやすい。しかも、頬付けしたままでボルト操作したとき、普通の九九式のようにボルト操作している右手が狙点を邪魔せず、標的から目を離さなくていい。これ、日本は全ての銃でこうすべきだったのではないだろうか。Kar98k、エンフィールド、M1903等、同世代のボルトアクションたちは、ボルトハンドルが「下へ折れ曲がって」いたのにね。日本のボルトアクションとロシアのM1891は頑固に「まっすぐ!」「水平(射撃時)と垂直(装填時)!」という一徹さだったわけだ。まぁ、大勢に影響するほどのことではないが・・・。逆に、全てを折れ曲がりボルトハンドルにしても大勢に影響はなかったと思われるが・・・。どなたか「日本のボルトアクションは、狙撃銃を除いて水平(射撃時)と垂直(装填時)」だったわけをご存じでしたら、是非その理由をご教授下さい。

さて、ドラグノフ以降狙撃銃にご執心な俺だが、マルイのL96は当然買う。M70Pre64も検討中だ。モシンナガン狙も検討中だ。でもね、その後が続かないのよね。九七式は昔のモデルガンしかないし、M1Dも出てないし、エンフィールドは元銃すら(事実上)出てないし。全国27人ほどの狙撃銃マニアのために、各社はもっと奮闘努力してほしいものである。