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てっぽうのページ

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三八式騎兵銃

 

注:dp2 Quattroで撮った写真は一番下

タナカ製:ガスボルトアクション

三八式歩兵銃を短くして、馬上でも取り回しが容易になるようにして、騎兵銃できましたよ!的な。この世界ではよくあるパターンなのだが、 この三八式の短い奴は他の騎兵銃とは違う点がある。それは「かっこよさ」である。つか、俺はこの騎兵銃が大好きなんだ!!

これに先立ち、四四式騎兵銃を手に入れたが、アレはアレでかっこいいのは認める。マズル付近の厳つい感じが最高だ。バカ一家に銃剣付近を壊されなければもっとよかったのだがw だがこの四四式には致命的な欠点がある。・・・重いのだ。カッチョイイ銃剣付近であるが、その分、確実に重量が増えている。ボルトアクションの身上は「シンプル」「質素」。余計なギミックつけてしまった四四式は・・・。高橋ケイスケも「俺のFCはFRだ。前輪付近に余計なものごちゃごちゃついていネー!」と言っているが、その通りだ。何がその通りかよく分からなくなってきたが、「単純に歩兵銃を短くしたら、単純な騎兵銃ができましたよ!」という、ボルトアクションの王道的騎兵銃、それが三八式騎兵銃である。

以前、実物の三八式騎兵銃のページで「タナカのは、下腹がふくれて産卵期のメダカのようで不格好」と評したのだが、今回タナカ製を手にしてみたら、やっぱりその通りだった。orz リアバンド直後から一気にふくれる腹は、モシンナガンかお前は!的な太り具合。対照的にリアバンドより前の部分は細いので、余計に腹が出て見える。リアバンド直後には、段差さえある。今度時間があったら、この辺りを修正してみたい(削る)。

スリングは歩兵銃用しかないので、長すぎる。仕方なく、例のH&K格安革製をカット、装着した。金具が日本軍用とは違うので興ざめだが、無いものは仕方ない。どこかで創ってはくれないものか。

アクションはKar98kと同じで、軽い操作感と、総金属の快感操作である。Kar98kではボルトの後退量が規制されていた。ボルトストップにプラスアルファの突起があり、後退量が2cmほど短くなっている。だから、そのままではカートクリップが入れられない・・・ボルトストップの突起部分を回避させれば、フルストローク可能。これは、ボルト下面のガスルートパッキンが、後部のレシーバーの突起と干渉するためで、ボルトストップの余分な突起をなくして無理にフルストロークしようにすると、ガスパッキンを傷つけてしまう・・・ガスが漏れて、正常に弾が飛ばない。この三八騎の場合は、そのようなパッキンを傷つけるレシーバーの突起が無く、思う存分フルストローク仕様になっている。さすがにダイキャスト同士(ボルトとレシーバー)なので、クリアランスが大きくしてあり、ボルトをフルに引いたときには、ボルト後端が垂れ下がる。(注:オレンジ部分の追加説明は、下記追記参照)

まだ実射はしていないが、期待もしていない。気温に直に影響を受けるガス方式なので、KTWのエアコキには敵わないだろう。

金属製リアサイトは未だ亜鉛崩壊を起こしていず(当然!w)、しっかりした造りで感動だ。いずれパーツで取り寄せて、四四式の「KTWの樹脂製をぶった切ってプラリペアで無理矢理取り付けた」リアサイトを交換したい。

三十年式銃剣も同時に買ったので、着剣した。やっぱ銃剣装着すると迫力が違うね。こんなんこっちへ向けられたら、泣いて命乞いだよ、まったく。

今日は根性がないので、文も写真もここまで。分解と日本軍総出で記念撮影は次回。

 

<2009年2月17日追記:ブルーバックの写真群>

分解して記念撮影。分解の注意点として、「バレルへの傷の危険」がある。フロントバンドとリアバンドを外すのが、分解の第一歩となる。このふたつを外すとアッパーハンドガードを外せるのだが、この間、フロントバンドとリアバンドは銃身部分に留め置くしかない・・・Fサイトが邪魔して、完全には外せないからだ。するとこのふたつは、銃身に串刺しになった状態で、ブラブラすることになる。他の部分の分解に気を取られていると、FバンドとRバンドは、銃身をまたいで前後に移動する。金属同士の接触なので、下手をすると銃身は傷だらけになってしまう。傷が気になる人は、前もって銃身にマスキングテープ等を巻いておき、さらに外れたFバンドとRバンドもテープで固定しておいた方がいい。・・・オレはこの点に気づかず、かつて九九式と三八式の銃身を傷だらけにしてしまった。ま、気にしない方だから構わないがw

分解してみたら、案の定というか希望が叶ったというか、銃床は前後2分割だった。ちょうどリアバンド直後で2つに分かれる。ここが外せるのなら・・・!!おお!!「メダカのお腹」の修正作業が楽になるではないか!!

オレはタナカの三八騎銃でどうしても我慢ならないのが「ふくれたお腹」だ。リアバンド直後から急にふくれてしまい、「モシンナガンかお前は!」的な状況。お腹ぷっくりは俺一人で十分だ。だからこのお腹を削ってしまおう!!と考えていたわけだが、問題がひとつ。丸く膨れた部分を一直線に削るわけだが、ナイフでは難しい。可能ならば、カンナを使いたい。が、リアバンドより前の部分の銃床が邪魔になり、カンナは使用不能。ナイフで削るとがたがたになるし・・・。と躊躇していたが、リアサイトより前が外せる=なくなるのなら、思う存分カンナが使える!!よし!!明日、削るぞ!!

さて、別件だが、「タナカと言えば亜鉛崩壊事件で有名ですが、金属部分はいかがなものでしょうか?」というお便りを7通頂いた。ハハハ、みんな気になるんだ!金属部分の大半に磁石は「くっつかなかった」です、予想通り。一番怪しいリアバンドも、残念ながら亜鉛製だ。リアサイト部分も亜鉛製だ。自分はこの銃のモデルガンを持っていないが、多分「過去のモデルガンのパーツや金型使用」の可能性大。すると、将来亜鉛崩壊の可能性は・・・可能性はあると思う。

だからというわけではないが、昔オクで三八式用の実銃パーツ、「アッパー・タン」「ロワー・タン」を仕入れておいた。KTWでは使えなかったので、こちらで試してみる・・・ぴったり!!さすがタナカ!!少々削ったりの作業もあったが、問題なく装着可能。写真では、ロワー・タンは既に本物パーツで映っているし、アッパー・タンは「黒くない方」が実物だ。

 

<2009年2月18日追記:イエローバックの写真群>

で、さっき削った。ありさかさんの実物三八騎を参考に、デブ腹をガシガシと。コツは「何も考えないで、一気に削る」こと。「もし失敗したら、銃床のパーツとしての値段が3万2千円!!ヤヴァイ、失敗するわけにはいかない!!」とか考え出して、失敗しない削り方とか考え出すと、とたんにお蔵入り指数が上昇、お蔵入り決定。だから、気軽に何の気なしにカンナの刃を入れる。削ってみたらこうなりました!!(写真参照)。本当は、もっと後側、弾倉前端辺りから、一直線にリアバンドへ向かう線が正しいが、これは賭。これを失敗したら、弾倉部分が露出してしまう・・・修正不能、銃床パーツ請求32K円也w だから今回は大事を取って、削るのは弾倉前端から3cmまでにした。現在、塗装が無くなった部分を着色中。「けやき50+マホガニー50」のオイルステイン。ニスでもいいのだが、光沢が出すぎてしまうので、おとなしくオイルステインにした。今週中には完成できると思う。

 

<2009年2月21日追記:ピンクバックの写真群>

で、完成した。お腹の出っ張りは解消されて、かなりスマートになったと思う。・・・が、まだまだ。ありさかさんの実物に比べて、まだまだメタボリック。次回の課題として、もっと削り込みを要求する!!

色も失敗した。けやきとマホガニーの混合率を同比率と読んだが、読みが外れた。マホガニーの赤が強すぎた。銃の前部分の木部と比べると、赤みが強いのがよく分かる。さっき、前回使い切ったけやきのオイルステインを買ってきた。次回は2:1の割合にする。

 

<2009年2月21日追記:グリーンバックの写真群>

3人の方から「三十年式銃剣、三八式騎兵銃にしっかりと装着されていない!!」とご指摘を頂きました。まさにその通りで、現状では「着剣、無理!」です。照星が邪魔して、あれ以上銃剣を差し込めない、でも銃剣後部の取り付けラッチは、まだ「装着完了!」位置まで達していない、と。これはどういうことか!!・・・銃身が長すぎるんです、ハイ。ありさかさんの実銃と比べれば、一目瞭然。実物では、照星は、下部にあるさくじょうの頭の辺り。なのにタナカ製は、照星の下には何もない・・・さくじょうの頭は遙か後方・・・銃身長すぎw これからカットする計画にはいる。

 

<2009年2月21日追記:オレンジバックの写真群>

この銃のインプレ初日に書いた「Kar98のボルトがフルストロークしない件」について、4通質問が寄せられた。だからここで説明しておく。つか、写真と説明見てくれ。

 

<2009年2月22日追記:オレンジバックの次の写真群>

第2次デブ腹補正と銃身カット、完了。写真で確認して欲しい。デブ腹補正はまだ完了ではない。詳細は次回・・・疲れた眠いw

 

<2009年2月23日追記:↑の次のブルーバックの写真群w>

衝動的に集合写真撮った。四四式とほぼ同じ全長になって、なんかめでたい。

<2013年7月20日追記:下の方の写真群>

Sigmaのdp2 Quattroを衝動買いした。高解像度番長を買ったからには、今までの写真とはひと味もふた味も違う写真をUPせねばなるまい!!という使命感に駆られて撮った。マニュアルモード、絞りは基本的に8.0、シャッタースピードは1秒前後。高解像度番長である以上、等倍写真か拡大に堪えられないと、ということで、でかい写真になっている。サムネイルの先は「1枚10MB前後」のでかいデータなので、根性入れてポチってほしい。データはRAWで落として次のような設定で現像した。
 *露出:基本的にマイナス1~3
 *コントラスト:基本的にプラス1~2
 *シャドー:基本的にマイナス1~3
 *ハイライト:基本的にプラス1~2
 *シャープ:基本的にプラス1~2
是非、拡大して見てほしい。

というか、話がそれたというか。本来高解像度は「拡大してもくっきり」が目的ではなく、普通のサイズで見たときでも「立体感」の違いになって出てくる、と私は思う。そう感じられるようにRAW現像した。まだまだRAW現像素人なので、目的通りの現像ができたか自信が無いが、「立体感」が感じてもらえたなら私の勝ち。リスペクトしてもよいぞ!ということで。

今後、初期のレポの写真を撮り直してUPする予定。お楽しみにしてもらえたら光栄である。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Kar98k用と同じサイズの弾倉。後部の取り付け部分が違うだけ(だから互換性はなし)。
 

実物ロワトング

亜鉛製w いつか崩壊するしw
 

さくじょう取り付け構造
 

左タナカ、右実物

銃床は前後二分割

ここの段差が大きすぎるので、お腹デップリになる
 

銃身取り付け基部

ホップ用ねじ
 

一応菊の御紋

カンナでガシガシ、ペーパーでゴシゴシ


お腹すっきり?

 

塗装もした様子・・・でもまだお腹はすっきりしていない。

今回はAの位置から削ったが、本来はBから削るべき。次回の課題。

修正部分の色は、マホガニーとけやきのオイルステインを同比率で混合したが、マホガニー(赤)がきつすぎた。再修正必要。
 

この銃と並べるには、G33/40が最適
 
 
 
 

銃剣の取り付けラッチまで達していないw

KTWの三八式歩兵銃と比べる。照星の位置が前過ぎる?銃身が長すぎる?

三八式歩兵銃に着剣した様子。しっかりとラッチまで達している。
 

照星が邪魔して、銃剣をラッチまで差し込めない様子。本来照星は、赤で示した位置であるはず?


タナカのガスKar98kは、ここまでしかボルトが引けない


拡大。この位置でボルトがストップ

本来の最大後退位置
 

ボルトストップの二重構造。黄色矢印が本来のストッパ、赤矢印がこのモデル特有のストッパ。

ボルト下面。赤矢印がボルトのガス穴。機密保持のため、出っ張っている。


同左


機関部後部下面。赤矢印の部分が、ボルト下面のガス穴に干渉する。最悪、ガス穴のゴムパッキンが破損する。だから、この位置までボルトを下げないように、ボルトストッパが二重構造になっている・・・ボルトがフルストロークしない。

 

アウターバレルはアルミ製

銃口と照星は一体で、アウターバレルにはめ込み

カットする長さは2cm

カット終了&第2次デブ腹補正
 

デブ腹すっきり

まだ塗料半乾きの状態で記念撮影w

適正(?)な長さの銃身

しっかり着剣可能
 


 




 


 




 

     

 

注:ここから下のサムネイルの向こうにある画像は、1枚10MB前後の大きさがあります。