自作
旧日本軍と言えば銃剣である。吶喊である。銃剣突撃である。実際に上官の命令で突撃させられた兵隊さん達には気の毒な戦法だったのだろうが。
百式機関短銃買ったときに二式銃剣が付属してたし、M1897(トレンチガン)買ったときにも一緒に専用銃剣を買った。そういえば、昔作ったLSのAK用プラモ銃剣も持ってた。だから俺は、三八式歩兵銃や九九式短小銃に三十年式銃剣が欲しくなった。
欲しくなったけど、売ってない。ホンモノも手には入るが、銃刀法によって刀身はない。そんな銃剣いらない。俺は歴史的検証のためにこの趣味やっているワケじゃなくて、自分が楽しむためにやっている。いくらホンモノでも刀身のない刀なんていらない。希望としては、M1897用の銃剣のように、亜鉛合金の「脆い」、でもLSプラモのゴム刃のようにふにゃふにゃじゃない模造刀が欲しい。でもない。存在しない。
じゃぁ、と言うんで作ってみた。塩ビ板の積層。昔取った杵柄?昔盗った貝塚?よくわからないが、プラモ全開時代のテクを総動員して作った。
今回はまず、前編と言うことで、ある程度形になるまで紹介する。
<2006年11月26日追記:写真はバックが水色>
中編である。
とりあえず組み立てた。塗装はマットブラックの上から、ガンメタリックをほんのわずか。が、やはりマットブラック一色の方がよい。
柄は、その辺に落ちてた木片。ムラになるように塗装した。塗料はオイルステインのマホガニー。
改善点は2点。「柄が角張りすぎ。もっと丸みを持たせる。」「刀身、幅広すぎw 」「刀身の先端上側を少し削り込み」「鍔の形をJ字に」
柄の方はヤスリの出番で解決だが、刀身は面倒だ。どうやら採寸を間違えたらしい。2mmほど刀身を狭くし、 上を少し削る。刀身の上は直線ではなく、先端が少し下がるようだ。
実はこの銃剣、作成開始は1年以上前。この中編の段階で力尽き、そのまま放置していたものだ。さっき引っ張り出してきたら、寝かしておいた銃剣の上に雑誌が乗っていて、刀身が曲がっていた、現在直線に戻す作業中である。なんとか、KTWの銃剣発売前に何とかしたい。だって、発売されてしまったら、作成の苦労は意味がなくなる。
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